グレッグ・ジャクソンのメタ技術論

UFCが100回記念大会前日のファン・エキスポで、二人の殿堂入りを発表するらしい。その二人とは誰なのか、米MMAサイトでは推測記事が出回っているが、おおむねの意見は、一人はチャック・リデルで堅いだろうというものだ。もう一人は、故チャールズ・マスク・ルイス氏(マスクの死は非常に大きく報じられていたのだが、ボクはちょっとよくわからん。たぶん、 TAPOUT というTシャツ屋のイメージキャラ兼MMA応援団のような人ではないかと思う)、故エバン・タナー氏、マット・ヒューズ、ティト・オーティスらがありえるのではないかとの記事を読んだ。

これまで殿堂入りしているのは、ケンシャム、ホイス、ダン・スバーン、クートゥアそしてコールマンである。

日本のMMAもかなり歴史が出来たことだし、殿堂入りのようなセレモニーがあってもいいのかなあと思う。やっぱり見ていて、温かい気持ちになるし、年のせいか、このごろセレモニーっていいんだよなあ。ぐっときちゃう。

で、日本でやるなら殿堂入りしてもよさそうな、懐かしいイゴール・ボブチャンチンのインタビューがあった。抄訳する。ボブチャンチンは2005年に引退しており、生涯戦績は47勝9敗であった。


Q あなたの引退の原因は複数の怪我のためであったと聞いています。

A 右手の怪我が酷くてね。ふつうに曲げることが出来ないんで、手術を受けないと行けないんだ。

Q レストランを経営なさっているとか。調子はどうですか。まだ自分でクッキーを焼いているんですか

A もちろんさ。ケータリングはいつも需要があるし、儲かるね。

Q PRIDE時代のご自身の試合で好きなのは?

A 一方的に勝ったような試合はあまり好きじゃないんだ。対戦相手がやり返してきたような試合が印象深い。戦いが好きだし、対戦相手を実感したいしね。そういう意味では、全盛期のマーク・ケアはアニマルそのものだったね。それと、負け試合ではあるけど、マーク・コールマン戦も厳しい試合だった。あのときは準備不足で、後で映像を見ると、間違いをたくさんやらかしたよ。ヒース・ヒーリング戦も接戦だったなあ。

Q 見ていて一番楽しい選手は誰ですか

A 桜庭のことはいつも尊敬している。彼はユニークだ。

Q ヒョードルがあなたのスタイルを模倣しているとおっしゃっているとか。

A そうだよ。全部じゃないけどね。日本人を含めて、多くの選手が模倣しようとしている。「イゴール・ボブチャンチン・パンチング」と呼ばれているらしい。前にどこかのジムに入っていくと、みながボクのスタイルの打撃をトレーニングしていたんだ。

>ボブチャンチンはロシアンフックのことを言っているのだろうか。


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GSP、ラシャド・エバンスとUFC王者を輩出し続けるトレイナー、グレッグ・ジャクソンが「ラシャド vs リョート」戦を語っている。難しいけど、興味深い。技術の話ってわかりにくいんだけど、これくらいメタレベルになると、他の分野にあてはめながら読めば結構理解できたりするんじゃないかと思う。もっともこのインタビューでは短すぎて食い足りないが。

Quote
すべては物理特性と技術の構造に拘束されている。その構造の範囲内で戦うしかない。そこで相手と違うことをして、有利に運ぶわけだ。

すべての卵をひとつの心理バスケットに入れてしまうと、これぐらいの高いレベルの試合で勝つことは非常に難しい。もし思ったとおりにいかなかった場合に、代替案がないからだ。じつは、ほんの小さなことに注目することがより大切なことなんだ。もちろん、詳しく明かすわけにはいかないけれど。

マチダはまるごと、とてもユニークなスタイルだ。空手の要素は入っているものの、彼独自のスタイルと言うべきだろう。ボクは好きなタイプだ。オードソックスでないタイプが好きなんだ。

彼は本当にアンチ・オーソドックスなので、どう攻略するかを考えるのは楽しい。いつもとは少し、違うやり方をしないと行けない。ほんの小さなこと、ステップだったり、タイミングだったり、距離の取り方、リズムなんかを巡って戦うというのは、普通のファンにはあんまり楽しくないかもしれないけど、非常に様式的でタクティカルな試合になるだろう。

>別の記事にもグレッグ・ジャクソンのインタビューがあって、そこでは先日のアンデウソン・シウバの試合を高く評価していた。ボクが見た範囲で、あのアンデウソンのパフォーマンスを高評価するほとんど唯一の人である。そのほか、ゴーストタウン巡りを趣味にしているとも言っていた。複雑そうな人である。吉田善行選手がいま、ジャクソンのところで練習していると言うことだったと思う。

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ケイト・マルティネス 日本滞在記 Part.1(橋本欽也の自堕落な日常)
ヴァルキリー大会はサムライの中継で見た。マルティネス選手、ガイジンひとり、しかも辻と対戦と言うことで、なんだか不安げにも見えたし、実際ぐちゃぐちゃにやられてしまった。パウンドは凄くイヤそうだった。でも今回来日を利用して旦那さんといろいろ楽しんだみたいだ。

本人たちが楽しんだのならそれで良いのだが・・・なんだかとてもささやかで、あまりにも等身大で、いい子なんだろうなあ。

大会の方では、高林恭子選手が印象的だった。辻さんのコメントはややわかりにくかった。お面は被らないで、持って入場したようだ。

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