リョート戴冠: Karate is Back! 【UFC98】


05/23/09 UFC 98: Evans vs. Machida
○LYOTO(2R 3分57秒 TKO)ラシャド・エヴァンス×

米MMAサイトでは、カウントダウンショーに登場したマチダの父親が大きなインパクトを与えているようだ。そして、小便飲用、瞑想訓練などのギミックもあいまって、まるで日本におけるヒクソン・グレイシー幻想にも似たマチダ幻想が、米国で広がっている感じがする。オブザーバのラジオショーも、マチダこそが正しいMMAファイターであるように見える錯覚症状が起きて仕方ないとしている。これからは父親もセコンドに呼び寄せてキャラの浸透に励んで欲しいし、できれば猪木も呼んで、勝ってもビンタを浴び礼をするなど、さらに無駄な東洋幻想を高めていって欲しい。

ディフェンス一辺倒な印象のあったリョートの戦いぶりは、すっかり攻撃的に変貌し、その過程でどんどん空手家に見えてきた。空手の蹴りや突きにラシャドが為す術もなく怯えているようにも見えたのはやっぱり間合いが不可解なのだろうか。解説のTKは、リョートはこれまでの打撃のセオリーの正反対をやっている!ラシャドにしてもこれではどうしようもない!と述べていた。たしかに、何か凄いモノを見ている気はするのだが、何がどう凄いのかはよくわからなかった。相手から頭部を遠ざけて、反っくり返っているような立ち姿は高田延彦そっくりだったりするのだが、そんな遠いところから電気のようなスピードで攻め込んでくる。とにかく、瞬きをしている間に戦局が一変するし、ここまで無敗のラシャドがほとんど何も出来ないままスパゲテッィのようにたたきのめされ、リョートの顔には傷一つ無いのであった。

UFCのこの階級の王座戦はいつみても息が詰まりそうな緊迫感で無茶苦茶レベルが高い。しかしリョート時代はしばらく続くような印象を持った。レスナーのヘビー、GSPのウエルター、シウバのミドル、BJのライトと、敵無しの強い王者がそろい踏みしている。リョートはヒョードル戦をアピっていたが、鉄板王者揃いだと、階級を超えた戦いを目玉商品にしていかざるを得なくなるかもしれない。

大会後記者会見でダナ・ホワイトは、リョートの最初の防衛戦の相手はランページだと明言。あわせて、ランページとリョートはTUF10のコーチ役を務めるとも見られている。シーズン終了後にコーチ同士が対戦することが恒例とされているので、両者の激突は年末ということになりそうだ。

○マット・ヒューズ(3R 判定 3-0)マット・セラ×

見るからにコンディションの良さそうなセラと、悪そうなヒューズ。開始早々出会い頭のような打撃でヒューズが早くもダウン。片足タックルでしがみつき、ダメージ回復を待つ姿はどうしても桜庭を想起させる。VTRでみると、ダメージはバッティングのせいであった。でも桜庭もバッティングでKOされたことがあった。

ヒューズが粘ってトップキープして判定勝ちを取ったのではあるが、ヒューズの限界ばかりが目立つような試合だった。勝ったことでかえって辞められなくて困るんじゃないかとも見えた。とくに打撃が弱々しく、セラはいつでも大虐殺できたはずだったのではないかという風に見えた。UFCの試合でこういうことを感じるのは珍しいけれど、ちょっとフィックスの香りすらした。それほどに不自然なまでのヒューズのガッツだった、ということになるのだろう。


メインの2試合を除くと、動きの少ない消耗戦が多くて、なんだかやたらにフロント・チョークばかり出る退屈な大会だった。レフリーのイブ・ラビーンにはいちいち、島田ばりのブーイングが浴びせられていた。ラビーンのレフリングにはかねてから賛否があるが、この日のノーテレビの前座試合でも、ほとんど空振りだったカイル・ブラッドリーのパウンドで試合を止め、フィリップ・ノーバーを敗者としたという経緯があったようだ。

吉田善行はまるで TAJIRI のようなテーマ曲でグレッグ・ジャクソンを引き連れて入場、乳首は捻ってなかったと思う。敗戦に衝撃を受けたショーン・シャークは、グローブとトランクスを着用のまま、夜の街に消えたそうだ。これではまるで中西学だ。試合前には青木を含むトップ10選手には全部勝てると大口を叩いていた男である。

(出所)
UFC 98 round by round live coverage from Las Vegas - Controversies, WWE signing -- Alvarez vs. Peach (F4W Online)
Ongoing UFC commentary with Ben Miller (F4W Online)
MACHIDA & RAMPAGE TO COACH TUF 10? (MMA Weekly)
QUINTON JACKSON IS 1ST CHALLENGER TO MACHIDA (MMA Weekly)

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