【ザ・レスラー】今となっては事実は小説よりも・・・

MMA Fanhouse がアフリクションに確認したところ、8月1日大会の五味隆典出場はなくなったとのことだ。ここ数週間交渉してきたがまとまらなかったとのこと。最終的にはRafael Rivera という選手との対戦をオファーされていたそうだ。

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シュウ・ヒラタ氏のブログによると、UFC日本語サイトで TUF9 フィナーレ大会が有料ライブストリーミングされるとのことだ。実際に日本語サイトを見てみたが、僕が見た時点では、どのようにすれば申し込めるのか、わかるようにはなっていなかった。WEC41での水垣の試合のビデオも近日公開だそうだ。

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ベラトールの結果はこちら。ライト級はエディ・アルバレス、ミドル級はヘクター・ロンバードが王者に。ストライクフォースの人材育成大会の結果はこちら。「Gurgel vs Heun」という試合は年間最優秀試合候補クラスの好試合だったとの評価もある。

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 映画「ザ・レスラー」を鑑賞してきたので簡単に感想を書く。ストーリーを説明する気はないが、これから見ようという人は、スキップした方がいいかもしれない。

僕はもう、この映画にはものすごく期待していたのであるが、ハッキリ言って、あくまで小さくてキュートで愛すべき映画であり、想像していたスケール感とはすっかり違うものだった。期待しすぎた。何気なくふらっと見に行けば、ああ、ちょっといい映画を見たなあともっと感動に浸れたのかもしれない。ステーキを食べに行ったのに、手作りのドーナツでもてなされてしまった感じだ。

それから、三沢のことがあったので、見るのが辛くなったり痛くなったりするかとも思ったが、逆であった。この映画よりも、三沢のことの方がうんとリアルで大きいのである。まあ、ぶっちゃければ三沢と言うより、「ビヨンド・ザ・マット」のジェイク・ロバーツはこれのリアル版だよなあなどと思ってしまう。やはり、事実は小説よりも奇なり、ということだろうか。とにかく、たぶん三沢前ならもっとズッシリ来たのだろうとは思う。

全体のトーンや色合い、肌触りは愛すべきもので、プロレスファンなら気分良く映画の世界に浸ることができる。ミッキー・ロークのやつれ具合もよかった。もともとの配役はニコラス・ケージだったらしいが、そんなことは信じられないくらいのはまり役だった。

「80年代のロックは最高だぜ。なのにニルバーナが全部台無しにしやがった」という台詞は、冷静に考えれば個人的には必ずしも賛成しないけど、気分はとてもよくわかる。なんなら、ホントにそうだ、ニルバーナ、パールジャム、ファック!と一緒に盛り上がってもいいと思った。そういえば宇野薫のテーマ曲はニルバーナである。お洒落な野郎だ。

一番沁みたシーンは、最後のリングに上がらんとするランディ・ザ・ラムのもとに、ストリッパーのお姉さんがはせ参じ、「行かないで」と引き留めるその刹那に、ランディの入場テーマ曲、ガンズ&ローゼズのスイート・チャイルド・オブ・マインのイントロが流れてしまう瞬間だ。ああ、ランディが死んじゃうよ。だって、あのイントロに引き下がる男はいないだろう。美しくて、魅惑的で、抗しがたく、80年代で、カネの匂いがして、そして残酷だ。あのイントロが食い気味のタイミングで流れ始めてしまった、そのほんのわずかのくだらないタイミングのせいで、ランディが命を賭けてしまう結果になってしまった、という風にも見えた。

とはいえ僕なら、屁たれなのでまちがいなく引き下がったと思う。あるいは、一応出て行って、セーブしながら中途半端に仕事をまとめると思う。でもランディや三沢は引き下がらない。

この映画を見ると、今年のレッスルマニアでミッキーロークが必殺技「ランディ・ジャム」を出さなかったことが誠に不思議である。ブレードやスポットを話し合うシーン、薬の売買のシーンあり。いまどき何とも思わないよ。それと、スプリングスティーンのエンディング・テーマの歌詞の和訳が字幕で出るが、これは刺さる。

ところで、映画のラストシーンのリングにはROHのロゴが書かれていた。レスリング・オブザーバによると、三沢のアメリカでの最後の試合は2007年11月3日、ROHでKENTAとシングルマッチだったそうだ。観客は何にでも大きく反応し、ビデオだけで見ていたレジェンドを満喫したようだったという。そしてこの大会に、監督のダーレン・アロノフスキーと、当初主役予定だったニコラス・ケイジが観戦に来ていたという。

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MMA Fanhouse に、UFC中継のコメンテーター、ジョー・ローガンのインタビューがあった。試合後に勝者にインタビューしているおじさんだ。本業はスタンドアップ・コメディアンである。

Q 先日のUFC99「宇野 vs フィッシャー」戦では、「わかっている人にはとても面白い試合だ。酔っぱらいの脳タリンにはちょっと無理だろう」とコメントしていたが、「酔っぱらいの脳タリン」を「わかっている人」に育ててやろうという積もりはありますか

A もちろんそれが自分の仕事だ。試合で何が起きているのかを説明するのが自分の仕事。特にグラウンドは初心者にわかりにくいからね。殴り合いならわかりやすいだろうが、グラウンドは複雑だし、戦術的に手つまりになるとすぐブーイングが出る。でも、「宇野 vs フィッシャー」の一番退屈な部分さえ、最高の野球の試合よりもずっとおもしろいよ

Q UFCの放送で他団体のことに触れるのは許されているのですか。宇野の入場時には、宇野の他団体での戦績を詳しく紹介していましたが。

A 他団体の選手のことを話すな、とは言われていないよ。PRIDE買収の交渉中には、PRIDEの名前は出すなと言われたけど、それでも、ノゲイラだ、ヒョードルだという名前を出すことは問題なかった。

Q UFC以外のMMAを見ることもあるんですか

A 全部見てるよ。人間に可能な範囲でできる限りたくさんのMMAを見る。WECとストライクフォースは全部見てるし、HDNetに入っているからK-1もDREAMも戦極も見ている。要はMMAジャンキーなんだよ。大きな大会も小さな大会も好きだ。プロのファンでいれることを幸運に思っている。

>この人はたしか、UFCとランディ・クートゥアの裁判中にも、ファンとしては「ランディ vs ヒョードル」を見たいと思っていると、UFC放送内で堂々と発言したりもしていた。関根勤さん同様、UFC放送では面白いことは言わない。

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主要テレビ局銘柄の期末決算をグラフ化してみる(Garbagenews)

NHBNews Pro さん経由で。ふむ、TBS はいまや、テレビ局と言うより映画会社であり不動産のような収益構造になっているのだな。「うまく多角化できている」という風にも言えるのかもしれないが、なんだか博打的な事業ばかりになっている。

同局の視聴率低下はやはり著しいようで、これまで何度も各所で報じられてきたし、このところまた報じられている。

TBS緊急改編…水戸黄門(再)が小林麻耶を救う!?(夕刊フジ)
「ひるおび!」不振で再改編(読売新聞)

格闘技番組を中心に、TBSの番組を見ていると、やっぱりマーケットインにもほどがあるというか、もうちょっとプロダクトアウト的に発信型で製作すべきではないかと普通に思うのだが、報道を見る限りそんな感じは全然伝わってこない。今回も水戸黄門とか韓流ドラマの再放送でしのぐらしい。

ユニクロが売れているからと言って、「あんな感じの服」ばかりを作っているみたいな話だ。歯磨きや清涼飲料水といった大量消費財ならまだそれでもいいかもしれないが、コンテンツのような情報財は違うだろう。経済学を間違っていないか?そんな「後追いポリシー」で、DREAMをどかんと世の中に広げることって出来るのだろうか。スーパーハルク以外の企画が通らないんじゃないか?

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DREAMフェザー級GPで健闘してくれたエイブル・カラムが、本拠地 King of the Cage にもどって大会を背負うようだ。8月1日、KOTC フライ級王座防衛戦を Richard Montano 選手を相手に行う。リンク先に大会ポスター、ど真ん中ですっかりポスターボーイである。


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