三崎は戦うべきなのか?

執行猶予判決を受けた三崎和雄がすぐに試合に出場するなんて、反省が足りないのではないかと厳しく指摘するいくつかの意見を読んだ。

そんな気分はわからなくもないが、じゃあどうすればいいんだよと、どうも腑に落ちない面もある。

「執行猶予」制度はそもそも何のためにあるの?(R25)

これによると執行猶予制度とは、自力更生と再犯防止を趣旨とする制度であり、執行猶予期間中にはパスポート取得など、いくつかの点で一定の制限が課せられるということである。法的に言えば、そういう判決が出たのであるから、それに従って生活すればよいのであって、仕事を休みなさいとは誰も言っていない。

とはいえ、たしかにじゃあ、一般のサラリーマンが執行猶予判決を受けてもシャアシャアと出社できるのだろうか。

痴漢、暴行・傷害、飲酒運転、交通事故……社員の「私生活上の非行」に妥当な懲戒処分とは?(日本の人事部)

なかなかに難解な文章ではあるが、僕の理解が正しければ、執行猶予判決を受けた社員に対する懲戒処分は、判例でもこれを有効とする場合と無効にする場合があるようだ。おもに、会社に風評被害などの実態的な損害をあたえたかどうかがポイントらしい。さらに、就業規則上にあらかじめ根拠規定が必要であるということだ。

三崎は戦極の社員ではないのだろうから、この資料は直接は適用しにくいとは思うが、しかし当の戦極の取締役が、風評被害を受けたにもかかわらず、「戦うことで反省を示せ」というのであれば、三崎の立場ではその注文を受けるということになるのではないかと思う。戦極は犯罪者の自力更生施設か、という議論も見たが、それは言い方が単にいじわるだと思うし、じゃあ三崎は事実上どこで働いて更正すればいいのかな。

その風評被害についても、幸か不幸か三崎はPRIDEの選手と報じられていたりする(笑)。

あとは社会的な受容度の問題なのであろう。許せないという人もたくさんいるし、こういう人たちを無視するときょうびは結構厄介なことにもなりうるので難しいところだ。「謝れ」とか言うんだろう。そういわれている時点で、たしかに戦極だかグラバカだかのリスクマネジメントのお粗末さは指摘できると思う。早く発表していれば、今頃は誰も覚えていないくらいだったろう。ただまあ、三崎出場については個人的には、そもそもやんちゃな人たちのやんちゃな仕事を楽しんでいるわけだから、まあ、大目に見てもいいんじゃないかというボンヤリした感想を持つ。論理的な根拠はあまりないけれど。

それよりも、三崎個人がどんな心情で過ごしているのかな、ということが気になる。菊田早苗のブログでは、今年前半、三崎が心身ともに冴えない状態であったことが明かされている。考えてみれば去年の三崎は五味と同じ立場に置かれながら、文句の一つも言わずに過ごしていたわけだ。そして今回、逮捕・拘留という経験を経た。これについては Kamipro最新号で三宅綾が、自身の逮捕・拘留経験を語っており、まさに生まれ変わるような経験であったとしている。そんな経験を経た三崎の姿を見てみたいという気はする。ただ体調が悪くて練習も不十分で、プロの試合が出来ないというのであれば、無理に出てこないほうがいいと思う。これでヘンな試合をしたらまたいろいろ言われるし、僕だってクソ高いPPVを買ってヘンな試合を見せられたらいろいろ言う。

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ミズーリ州ミシシッピでUltimate Chaos という大会が開催された。ネット映像で観戦。

トム・アテンシオ def ランディ・ヘデリック

ヘデリック(25歳)はMMAデビュー戦。1R早々、猛攻でアテンシオ(42、プロモーター)からフラッシュダウンを奪うも、アテンシオは強いハートで回復、前蹴りで蹴り倒したり、裏拳を放ったりしている。様になってるどころか、結構おもしろい乱打戦で会場は沸いてる。2Rはアテンシオがほぼコントロール、ゴング直前にはパウンドでストップ直前。結局ヘデリックが3Rに出てくることが出来ず、アテンシオTKO勝ち!!

勝利者インタビューでアテンシオはまたもやダナ・ホワイトを挑発!名前は出さないものの、このケージに上がってくるタマのない奴には何も言う権利はないと。ちなみにMMA Planet はこれを「非常に礼儀正しい挨拶」と報じていた。

ボビー・ラシュリーはボブ・サップを3分強で下す(パウンドにタップ!)。見なくても誰でも想像がつくようなサップの試合ぶり。ギルバート・アイブルはペドロ・ヒーゾをパウンドKO。ちょっとストップが遅くて危ないよ!レスリング・オブザーバによればアイブルは勝利者インタビューで、「8月1日のアフリクションで、(ティム・シルビアに代わって)ポール・ブエンテロと対戦する。そこでも勝ったらUFCを目指す」と発言。あんまりこうしてまとめてPRする人はいないだろう。いろんなプロモーターにひどく失礼な発言ではある。

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レスリング・オブザーバより。キンボ・スライス登場の TUF10 に出場する選手名が判明しつつある。戦極出場経験のあるジム・ヨークも参加。「当然にキンボが勝ち抜く」とは言い難いメンツとなっている。

●ロイ・ネルソン(元IFL王者。本命)
●ウエス・シムズ(元UFC)
●ジム・ヨーク(MMA戦績10勝2敗の戦極ファイター、ジェームス・トンプソンに勝利)
●Marcus Jones
●Matt Mitrione (NFLのフットボール選手、300パウンド以上の巨体、MMAでは新人)
●Brendan Schaub(MMA戦績4勝0敗、元NFLバッファロー・ビルズのフットボール選手)
●Wes Shivers(MMA戦績0勝1敗、アトランタ・ファルコンズのラインマン)
●Justin Wren (MMA戦績10勝1敗、2005年全米10歳代グレコローマン王者)
●Mike Wessel(元UFC、MMA戦績6勝1敗)
●Scott Junk(MMA戦績6勝2敗1分け、元UFC、元K-1)
●Zak Jensen (MMA戦績7勝3敗)
●Darrill Schoonover (MMA戦績10勝0敗、対抗馬)
●Jon Madsen (MMA戦績2勝0敗)
●James McSweeney (キックボクサー)
●Abe Wagner (MMA戦績6勝2敗)

第一回放送は米Spikeで9月16日。

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“カリスマブロガー”高瀬はどうなった!? 弘中vs永田の行方は!? 6.27 ケージフォース結果アップ(Kamipro)

もひとつ興味ないんだよなあ、高瀬・・・ブログも、そんなにおもしろいかなあ・・・


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