UFCに「成長の限界」説浮上


ブロック・レスナーのヒールターンを台風の目として、UFC100を振り返る記事が米 MMA Blogsphere にあふれかえっている。中には秀逸な記事もあるので紹介したいのだが、なかなか手につかないので、あくまで僕の読みだけれども、どんな傾向の記事が出回っているかを要約しておきたい。

●一つには、レスナーの悪態三昧に対する批判記事だ。こんなものは三文芝居であって、メインストリームのスポーツからはほど遠いという、まあ普通の反応というか、見たまんまの話である。賛成する人は多いんだろうなあと思うけど。

●その反対勢力として、これが興行論としていかに素晴らしいか、正しいかを称える記事もある。プロレス関係者による興味深い発言も少なくない。今回はこちらの勢力の記事に、ものの道理をうまく説いた、優れたものが予想以上に多い。それと同時に、どうもレスナー批判組の記者には年寄りの「ナウリーダー」が多いようで、もはや年寄りは出て行けと言う「ニューリーダー」記者からの攻撃も目立つ。記者の世代闘争が勃発しているのだ。

●レスナーの言動をきっかけに、「煽りとは何か」「煽り論」に深入りしていく記事も少なくない。その視点を延長して、ついにはGSPのつまらなさを批判する記事も出てきたのは新現象だし、個人的には同慶の至りだ(あくまでも試合は凄いよ)。

●ところで、批判派からも支持派からも、コンテキストはやや違えども同様に聞かれる意見として、UFC100はこのスポーツの人気のひとつのピークだったのではないか、という振り返りがある。そう思うほどに、現地では高揚感と燃え尽き感があったのだろう。日本人の格闘技ファンにとっても、国立競技場に7万人集まったときとか、大晦日に3局で格闘技中継をしていたときなど、ああ、これはピークだ、これ以上の展開はもうあり得ないよなあという感覚を多くの人が持ったのではないだろうか。それは長い目で見れば、結果的に割に当たっている感覚ではなかったかと思うのだ。ちなみに、これからのUFCの展開方法としてダナがチラッと述べた、無料放送で露出を増やす、ということが、賛否両論ありつつも真実味を持って議論されはじめている。


と、こういう大枠を掴んでおいて、記事のおいしいところを並べて訳して、記事に語らせるというのが当ブログのやり口なのだが、ちょっと大変そうで、そこまで届くかどうか解らないので、今回は先に種明かしだけしておいた。

僕個人はレスナーのヒールターンは天晴れなものだと思っているんだけど、一つだけケチを付けるとするなら、なんだか古くささが否めないということがある。70年代のアメプロみたいだ。ホースシュー(馬のシューズ、馬蹄)をミアのケツにぶち込んでやる、とかって、アメリカ人でも都会の人にはピンと来ないんじゃないか(ちなみに僕は「くさび」と訳しておいた)。嫁さんに乗っかるとか、クアーズを飲むとかっていうのも、別に悪事じゃないというか、あまりに庶民的というか。

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前半は無料放送=ヒョードル、五味ら出場「アフリクション」放映要綱(スポーツナビ)

「アフリクション:トリロジー」の前座試合がサムライで無料生中継されるそうだ。これはずいぶん手厚い体制となった。
前座試合を含む全カードはこちらに載せている。

アフリクションの1度目、2度目の大会もサムライで順次放送とのことだ。

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UFCでの秋山の判定勝利が議論を呼んでいるが、Fightmetric CompuStrike といった統計会社が数えたデータでは、秋山の攻撃が優勢であったというトレンドが表れている。CompuStrike によると、パンチについては秋山が217発放ち99発が命中、一方のベルチャーは179発中78発の命中だ。テイクダウンは秋山が3度試みすべて成功、ベルチャーはやってみようともしなかった。FightMetric の総合評価では 72点対55点で秋山が優勢、など。

こんな統計の会社、せっせと数えて、どうやって儲けているのだろう?確か日本の野球にもこんな統計分析会社があって、作戦立案などのデータを球団に売ったりしていたと思うが、そんな事業をやっているのだろうか?

また、秋山が5分を5秒と勘違いしたことなども英訳されて伝わっており、Sergio Non 記者は、これでは Sexyama というより Toughyama タフヤマだと感心している。
ソースSexyama proves to be a Toughyama

病室にて(秋山成勲オフィシャルブログ)
上半期新人ランキング。秋山の評価は!?(UFC公式)

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Jake Shields to Fight for Interim Strikeforce Middleweight Title (MMA Fanhouse)

ストライクフォースのスコット・コーカーが明かしたところによると、ジェイク・シールズは10月大会で、ストライクフォースのミドル級暫定王座決定戦に出場する予定になっているという。対戦相手はTBA。同タイトルは現在カン・リーが保持しているが、昨年3月にフランク・シャムロックを下して戴冠して以来、俳優業が多忙となり試合の予定が立っていない。

シールズはもともと、エリートXCのウエルター級王者なのだが、ストライクフォースの次回8月大会では、「ニック・ディアズ vs ジョー・リグス」が新設のストライクフォース・ウエルター級王者決定戦としてマッチメイクされていた。シールズ抜きでウエルターの王者を決めるのは妙だなと思ってはいたが、今後はミドル級に本格転向するということなのだろうか。

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BloodyElbow は、10月のUFC104で「吉田善行 vs アンソニー・ジョンソン」が実現、と報じている。

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ダナ・ホワイトが「ヒョードルはそのうちUFCに来ることになる」と語ったりしていることについて、アフリクションのトム・アテンシオが FightLine に答えて、「何を言っても自由だし、一ファンとしては見てみたい気もするけど、そうはならない。ヒョードルとわれわれとの契約はまもなく完了する。まだ紙にしていないだけのことだ。」「パートナーのM-1 Global とともに前進する。ヒョードルとは2012年までの契約になる。」と発言。2012年までとは・・・

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Gina Carano
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ジナ・カラーノとクリス・サイボーグがニューヨークのMSGで記者会見を実施、そのあと屋外に出て公開練習を行い、道行く人の注目を浴びていたという。ソースMMA Fanhouse

けして練習熱心とは言えないジナ・カラーノは先週から Xtreme Couture で8月大会への準備を始めているが、MMA・ムエタイの選手 Kit Cope はジナが苦戦するのではないかと警鐘を鳴らしている。

「今のような練習のやり方では、ひどくやられてしまうだろうね。あそこは別名 Xtreme Fashion というんだ。必要な練習が出来ていない」
「お高いところから少し降りてきて、ファッションでやってる人とではなく、本当に必要な人と一緒に練習すべきだ。」
「Xtreme Couture は子供向けのクールなクラブだ。何も生み出してはいない。あそこは過大評価されすぎ。ランディは関わっていないと思う。ショーン・トンプキンズもダイエットの指導はしてるけど、テクニックは何も教えていない。」

最近で言えば、クートゥアのジムに行った石井慧も失望感を表明していたことが記憶に新しい。出所 Cage Writer

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切ないほどに「正しい」結末。~魔裟斗、川尻達也に完勝~(gooスポーツ/ Number Web)
川尻の敗戦が切ない・・・?全然そうは思わないなあ。むしろ、いい仕事を成し遂げた男の物語に見える。さぞおいしいビールを飲んだんだろうな、と思うけどなあ。クアーズなのかバドライトなのかは知らないけど。切なさを書くならそれはKIDであり、青木であり、あるいは山田コーチであり、テレビに映りもしない佐藤や城戸だろう。

朝青 一撃!!気迫の左エルボー(スポナビ)
相撲のルール的にはOKなのかな?もしそうなら、怖い競技だ。

360 Makes History
しつこくて申し訳ないが、Buffer 360 がドキュメンタリー風の映像にまとめ上げられている。素晴らしい。

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