せいぜいスイープした程度?【対DSE訴訟】

ハンガリーでK-1人気、地元のカラチに注目だ(K-1公式)

K-1 Grand Prix 2008が2月9日、ブダペストでスタートします。ハンガリーではK-1が広くテレビ放送されており、視聴率、イベント観客数などは順調に拡大中なのだそうです。

グランプリのエリミネーション・マッチが6試合組まれており、メインイベントはビヨン・ブレギー(スイス) vs Poula Mataele(ニュージーランド)。

全く日本向けのカード構成ではなく、日本でのテレビ中継についても、K-1公式にもフジテレビのサイトにも情報の掲載されていません。

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How former PRIDE fighters have fared (Dave Meltzer, Yahoo! Sports)

デイブ・メルツァーの集計によると、この2年間でPRIDEからUFCないしWECに移籍した15名の選手の戦績はトータルで20勝13敗、勝率.606なのだそうです。また、この15名のPRIDE時代の戦績はトータルで129勝45敗2分け、勝率.741だったということです。

我々の目には、PRIDEファイターが無惨に負け続けている、という感覚がありますが、実際には完全に勝ち越しているようです。それでもやはり、PRIDE時代よりは勝率が落ちているのも事実だし、とくに、殆ど負けないような人が負けるシーンがいくつもあると、印象に強く残ってしまうものですね。

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見逃すな!2月と3月にハッスル特番放映決定!!(ハッスル公式)

ああ、ちゃんとやってくれるんですね。よかった。

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昨日の記事には大変多数のアクセスをいただきました。ひとつ認識しないといけないのは、これはあくまで、訴える側の言い分だけであるということですね。

その上で僕の感想ですが、なるほど、ファティッタ側は週刊現代について知らなかったわけではなかった、ただそのことは、買収前によく調べると言うよりは、買収後の調査によく協力しなさいという約束で買収した、ということのようです。その結果次第で、本業のカジノの営業免許が危機にさらされうるというのに、ファティッタ側は随分のんびりしているなあ、とは思います。まあむしろ、知ってしまったらとても買えなかった、ということなのかもしれません。そもそも、買収しておいて協力してもらえなかったというけど、それって、ちゃんと自分でマネジメントしろよ、っていうだけのことでは?

榊原氏がファティッタ側から「コンサルタント」として雇われていた、というのも今回新たに判明した事実ではないでしょうか。ファティッタ側には、榊原氏と相談しながら、日本でのPRIDE再生をめざす意図があったことが伺われます。ただ、その榊原氏自身が週刊現代などでヤクザスキャンダルとの関わりを指摘されていた以上、そのような人物をコンサルタントに雇うというファティッタ側の姿勢もよくわかりません。それに、想像ですが、日本でのテレビ展開などを考えるなら、別の人をコンサルタントに雇う方が良かったのではないかと思われてなりません。裏社会とのつながりのせいなのか、能力のせいなのか、いずれにせよ、フジテレビに切られたばかりの人を雇っても仕方ありません。そりゃあ、邪魔をされるでしょう。

一般的な企業買収として考えたときに、ファティッタ側がいかにも脇が甘かったという印象は免れません。エド・フィッシュマンは、デュー・ディリジェンスがうまくできないという理由で、買収から手を引いていましたが、それが普通だろうと思います。

僕だっておかしなスキャンダルで大好きな格闘技を見れなくなるのはイヤなので、この際、いろんなことがクリーンになってくれればいいなあとは思いますが(やや棒読みで)、今回の話はそういう話にはなっていない気がします。裁判の論点は、アンダーグラウンド勢力であるか否か、ではなく、榊原氏が協力をしたかしなかったか、という点に絞られているように見えます。もっとも、いろんなことが明らかになったとしても、それは一アメリカ企業であるファティッタ側に特段メリットがあるわけではないのかもしれません(むしろ、望ましくないことなのかもしれません)。協力をしたかどうか、という議論だけが進んでいっても、ご当人には重大事項でも、ファンや野次馬にとってはいまさら、わりにつまらないことのようにも思えます。

この中で、旧オーナーが競業避止(ライバル企業に転職したり手を貸すことを禁ずる取り決め)に違反、というのはちょっと興味深い。何を指しているのでしょう。表面上、榊原氏は格闘技に関わっているように見えないが、背景で何かあったのかもしれません。あるいは、オーナーというのは榊原氏だけではないでしょう。ちなみに競業避止の場合はしばしば、その範囲が問題になります。つまり、「格闘技に関わる」ということが具体的にはどこまでの活動を指すのか。他方で人には職業選択の自由がある以上、余り厳しい縛りは有効とならない場合があります。

なおUbonというのは、僕の知る範囲では、榊原氏が管理する製作会社ではなかったかと思います。ノブを逆さにしたとも言われています。

また、テーマ曲については、このような訴えが成立するのかどうか、よくわかりません。通常原盤権については、著作権とは別に、日本ではレコード会社やレーベルが所有するのが通常だろうと思います。じっさい、マスターディスクをDSEが持っていても、CDを製作することも流通させることも出来ませんね。このあたり、アメリカでは事情が違うのかもしれません、著作権について言えば、これは原則、ミュージシャンが持つものです。だから、Rage Against the Machine の曲は、Rage Against the Machine の持ち物なのであって、ほかの誰の者でもないし、JASDAQに許諾を求め著作権料を支払えば、誰でもこの曲を、放送やイベントで使うことが出来るはずです。「PRIDE」「VICTORY」も高梨康治というミュージシャンのクレジットで普通にCDも発売されていますので、事情は同じではないのかと思いますが、もしかするとDSEが著作権を買い取っていたのかもしれません。それならそれはファティッタ側に移転すべきですが、原盤権は別、というのが日本の習慣であるはずです。


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