ジナ・カラーノ・悪性エンタメのマイノリティスター


女子頂上決戦「ジナ・カラーノ vs クリス・サイボーグ」が迫っている。UFC100とは違った意味で、UFC100を超える事前のメディア露出や、女性ファン向けのプロモーションなどが盛り上がるかとも思われたが、残念ながら思ったほど行き届いていない、という分析がいくつかの米MMAサイトで見られる。

それでもジナのインタビューや記事がいくつか見られているので、ごく大雑把に目を通してみた。
Gina Carano
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ニューヨークタイムス

ジナ・カラーノは、画一的な住宅が建ち並ぶ裏通りに、二匹のブルドッグと住んでいる。ナイトクラブには近寄らず、友達はほとんどおらず、生臭い匂いのするシボレーに乗っている。大学は卒業していない。チャック・ベリーなんか聞いたこともない。そして、話し相手は自分のことなんか知っているわけがない、という風なしゃべり方をする。

厳格な育ちがしばしば若いファイターを生み出すものだ。カラーノもすでに、下品な雑誌の見開きに載ったり、ネットの人気投票で優勝したり、ひどいセックスビデオの噂を流されたりしてきた。27歳にして彼女は、女子MMAの顔になり、メインストリーム・メディアに確固たる地位を築くに至っていない男性優位のスポーツの中で、しかるべきリスペクトを求めて苦闘している。

カラーノを格闘技へと導いた友人、Kevin Ross は語る。「スポットライトを浴びるのが好きでもない人なら普通は、とっくにぶち切れていると思うよ。まして彼女は引きこもりだし。」

・・・最初の頃、ショータイムは私の試合を「ペット・プロジェクト」と呼んでいたわ。ほら、キミをテレビに出してあげよう、ってね。他のみんなと同じようにトレーニングしているのに。彼らは私が何でないかを話すのが好きだった。彼らは私を落ち込ませるのが好きだったし、少しでもたくさん儲けようとしていた。でもファンは裏切らない。ジナ・コールはファンの支持の現れ。そしてペット・プロジェクトはメインイベンターに昇格した。

カラーノは、宗教的に厳格に育てられた思い出を楽しそうに語る。ラスベガスのストリップにほど近いプライベート・スクールに入学。ハロウィーンのお祝いは禁止。家族で見に行った「フォレスト・ガンプ」は途中で退席(罪深い言葉が使われていたから)。お姉さんは何の努力もなく痩せていて美人だったこと。

ネバダ大学で心理学を学んでいた頃には、いまより30パウンドも太っていたこと。酔っぱらって友達のボーイフレンドとあてのない話をつづけていたこと。やがてムエタイのコーチと出会ってようやく混沌から抜け出せたこと。

「私は神としか話をしなかった。家族とは話したり話さなかったり。でも格闘技とは話をした。意味のある友達もいない。ボーイフレンドもガールフレンドもいない。これだけが自分をつなぎ止めてくれた」

・・・多くの女性がもっと気軽にジムに入ってきてくれると良いと思う。私の人生はそれで変わったから。ラスベガスでは、女性のことをストリッパーか単なる肉片とは思わない紳士と出会うのは難しい。でも私はトレーニングや、このライフスタイルが好き。朝目が覚めると自分に集中して強くなろうと思う。誰かに殴られることを考えているときには、自分のいろんなドラマは全部アタマから消え去るの

MMA Fanhouse のインタビュー

Q ストライクフォースやショータイム、ひいてはMMAに対しての、この試合の重要性についてはどう考えている?

プレッシャーをコントロールするようにしているので、これがどれほど大きなことなのか、あまり考えないようにしているわ。終わった後で振り返ってみれば、ビックリするかもしれないわね。でもいまは、単なる一つの試合だと思って集中している。サイボーグもきっとそう思いながら水着を着るのだと思う。この試合が扉を開けてバリアを壊してくれると良いけど、今のところはジャスト・アナザー・ファイトだと言い聞かせてる。

Q 3年前にネバダで初の女子戦を戦って以来、思えば遠くまできたものだ、なんて感慨は持たない?

自分がその一翼を担っている、ということについては驚くわね。私自身がこんなに関わることになるとは思っても見なかった。ここ数年、ジムには女性選手もたくさんいるし、みんながチャンスを待っている。そんな状態だから、女子格闘技の現状については驚くことではないけれど、自分がやっているということには驚いているわ。

Q あなたの試合を見る女性ファンにどう思って欲しい?

インスピレーショナルな経験になると思う。私とサイボーグが、これまでのトレーニングの成果と、これからのキャリアをすべて賭けて戦う。二人の女性の気持ちがどう表現されるかを見て欲しい。


Five Ounces of Pain より。

最近の RawVegasTVのインタビューで、カラーノは宣伝活動について語っている。「この試合に関してやるべきことはとても多いわ。ときには、「これが私の最も厳しい試合になるということに気がついていないのかしら」と思うことがある。セックスやデートの質問なんかをされて、「いま私が何をしようとしているのか、わかっているの?」と思うこともある。試合以外のことなんか、考える余裕はないわよ」

試合を数日後に控え、カラーノは本来あるべき盛り上がりに欠けていることにフラストレーションを感じている。そして、それは女子選手に対するリスペクトの欠如に一因があると考えている。「ばかげた話なんだけど、先日こんな風に言われたの。「ジナ、キミたちのことを真剣に取りあげるまでには、もう少し時間がかかりそうだね」。一体これのどこが真剣ではないというの?私は金網に入って、あの恐ろしい選手と戦うのよ。ひどい結果にだってなりうるというのに。

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●米スパイクTVは、週末のストライクフォース大会にUFCの特番をぶつける。UFC100のダイジェスト版らしい。さらにダナ・ホワイトは、10月に1大会を追加開催したいと語っていたが、これはストライクフォースのヒョードルデビュー大会同日にぶつけるのではないかと見る向きも多い。UFCはこれまで、アフリクションには強力な裏番組をぶつけていたが、ストライクフォースにはしていなかった。

●UFC契約選手、ヒューストン・アレクサンダーが9月18日のアドレナリン大会に出場することが許可された模様。アレクサンダーは現在UFCで3連敗中。レスリング・オブザーバ8月17日号。

●ターレス・レイテスがUFCから解雇。The Fight Networkより。このほか、タムダン・マクロイ、ジョージ・ループ、ダン・クレイマーも解雇されている

●レスリング・オブザーバのラジオショーで、聴取者からの投書に回答する形で、M-1がロシアン・ギャングと関与しているという噂がささやかれていると話していた。ドン・フライが出場を回避したのは、おかしなことや面倒なことが多すぎたものと見られているという。

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