MMAを「僕らのスポーツ」にしてもよいのか

Andrei Arlovski Confesses Playing Russian Roulette After Losses to Fedor Emelianenko, Brett Rogers (Fighters.Com)

アンドレイ・アルロフスキーが水曜日の夜、ロシアン・ルーレットを試した。リボルバーに一発込めてシリンダーを回し、額に銃口を当てて引き金を引いたのだ。

「最初にやったのは16歳の時。2度目は今、30歳のとき。すべてがどうでもよくなるとやってしまう」

アルロフスキーは6月のストライクフォース大会で、ブレット・ロジャーズに22秒ではいたい。1月にはアフリクションでヒョードルに打ち落とされた。6月の試合の後、彼は母国ベラルーシに戻った。「坊さんに会ったら詩を読んでくれた」という。ロシアのオリンピック・レスリングチームの心理学者とも向かい合った。

「試合の後は泣いてばかりいた。ヒョードルに負けたときもそうだった。驚くかもしれないけど、別れた彼女のことでもたくさん泣いた。」

アルロフスキーは今後、ボクシングをやっていきたいとしており、9月から10月のデビューを目処に、フレディ・ローチと練習を重ねる予定だ。ただし、ローチによるMMAのトレーニングには疑問点があり、今後ローチとはボクシングに限って練習するという。MMAも続けたいとしており、日本で戦うことに興味を持っているという。

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●ヒョードルのストライクフォース・デビュー戦は10月10日。対戦相手として噂のリコ・ロドリゲスは、何も決まっちゃあいないが、連絡はあったと認めている。ロドリゲスは2002年に空位のUFCヘビー級ベルトを、ランディ・クートゥアを下して戴冠したことがある。

●アフリクション戦士マット・リンドランドはストライクフォースと3試合契約。デビューは10月の予定。

●夕焼け番長フィル・バローニがストライクフォースを離脱、UFCに復帰することとなった。Figure4Weekly

●ターレス・レイテス、タムダン・マクロイ両選手のUFC解雇発表が撤回された

●中村大介の名前が8月28日開催の M-1 Global Presents Breakthrough大会の第1試合に見られる。対戦相手は Ferrid Kheder と書いてある。

●UFCが雑誌の販売を正式に開始する。UFCではすでに、UFC100記念号を創刊号の位置づけで発売したが、第二号は11月中旬、第三号は1月中旬に発売予定。バイマンスリーでまずは6号まで出るそうだ。配球部数は32万5千部。WWEの公式雑誌(月刊)は30万部だそうだ。

●10月にスタート予定だったベラトールのシーズン2が、来年1月からのスタートに変更された。理由としては「新しいテレビ放送の準備のため」とされている。

●WOWOWでTUF放送開始。10月6日から。まずはTUF9: USA vs UK。コーチはダンヘンとマイケル・ビスピン。キンボ登場で話題のTUF10は半年後ということになるのかも。

KRUSH Round2の結果。面白そう・・・


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まだ格通を読み終わっていないのに、ゴング格闘技プラスという増刊号を読んでいる。増刊号というのはどの雑誌も薄っぺらい癖に値段が高くて閉口するが、8月2日の戦極はきちんと語るべき大会であったので、この速報性はたしかに気持ちが良い。

DREAM笹原氏のインタビューが興味深い。DREAM.11にはあと1~2試合「とんでもない、こんなカードがあったのか、まさか、というようなものが出てくる」そうだ。ガクガクブルブルするそうである。いつもそんなことを言っているような気はするが、カンセコの時は確かにそうだった。期待しようか(笑)。また、DREAM.12 大阪城ホールでの金網の使用についても、笹原氏個人的には可能性アリだと述べている。僕も、見た目って大事だと思う。やってみるといい。

ケージの形状については、オクタゴン(8角形)はダメだとしても、ペンタゴン(五角形)や円、もしくは「THE BEST」のような形状もありえるとしている(8角形のリングである)。ちなみに6角形ならヘキサゴンということで若い人にも覚えやすかろう。ケージ、ケージと特別視するが、プロレスでは昔から金網デスマッチが普通にあった。そこに電流を流したりする人もいたわけだが、それくらいのことはUFC1の開催前にホリオン・グレイシーらも考えていたことだ。


ただし、全体的になんだかいつも以上にナイーブに教条臭いトーンが鼻につく。そんなに技術至上・競技至上が素晴らしいなら、いっそアマチュア格闘技の雑誌に衣変えでもするか、あるいは、別のなにか理想的なスポーツに鞍替えしたらいいのに、と思う。なぜこんな主張をしながら、ゴング格闘技は、汚らわしいプロの格闘技をいつまでも追いかけているのだろう。

プロ格闘技だと言う以上、世間のニーズと折り合いを付けてくっていうのは当たり前のことだろう。ゴン格も普通の会社なら、そのようにしているだろう。していないのか?そういうことをわかった上で、あえて言わないのはOKだが、アタマから無視した議論は、世間知らずか、偽善か、あるいはそうしておけば彼らが儲かる仕組みになっているかのどれかである、と思われても仕方ないと思う。

格闘技は他のスポーツとは違って、物理的・暴力的・非比喩的な意味での戦いだ。尋常でないことをやっていると思う。だからこそリスペクトする。なのにゴン格は、格闘技を「僕らのスポーツ」にしようと主張している。なんだよそれは。だいたい「僕ら」って誰?。

個人的には、こんな酔狂なことに取り組んでいる「人」はどんな人なんだろう、どんな気持ちや文脈でこんな尋常ではないことをやっているのだろう、といったことに興味を持って雑誌を読む。そして、見たいのはあくまで戦いである。統制の取れたルールやジャッジを見たいわけじゃない。そして、技術はやっぱり一義的には道具という位置づけだとしか思えない。それらは、無いと不満に思うが、あればそれで満足、というファクターではない。

そもそもどうして、「スポーツ」という言葉にこだわるのか、スポーツなのか否かをはっきりさせる必要性がるのか、さっぱりわからない。こんなものは、ハッキリしないから、もっといえば汚いところがあるから面白いのである。MMAを見ていて、「スポーツだから素晴らしい!」なんて考えたことはただの一度もない。

とにかく、どうかこの雑誌の言うような単純で退屈な世界になりませんように。技術が解らなければ楽しめないような代物だけにはしないでいただけますように。

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