渡辺久江復帰 / ハッスル・ジハードの歩き方


●「カラーノ vs サイボーグ」を少しはマシな環境で見たところ、観衆のものすごい盛り上がりにびっくりした。カラーノ入場時の、アンプのボリュームを急に倍くらいにしたような音圧の歓声にははっと目が覚めたし、サイボーグのコール時に浴びせられるブーイングは近年まれに見る気持ちの良い大ブーイングだったし、試合中でもカラーノがわずかに反撃を見せるとどんちゃん騒ぎで、歓声を聞いているだけで泣きそうになるくらいであった。これはアメリカ人にとっては相当にエモーショナルにしか見れない試合だったのではないかと思う。

●日曜日の朝の時点での米国Yahoo!の検索ワードランキングで、「Carano v. Cyborg」が2位、「Christiane Cyborg Santos」が7位、「Gina Carano」が8位にランクされていたそうだ。また、Yahoo!ニュースサイトではこの試合のレポートがヒット数でナンバーワンとなり、ついたコメントの数は UFC100に次ぐものだったそうだ。

●クリス・サイボーグのプロモーションについて、シュートボクセのフジマール会長:「彼女は Shape Magazine や Muscle and Fitnessにピッタリのアスリートだ。世界一フィットネスな女性だと言っても良いだろう。そんなこれまでにない角度のプロモーションも出来る。」

それも害はないと思うが、たいした得も無いと思う・・・

藤井恵と渡辺久江の夢対決が電撃決定、ミックスルールでエキシビション戦=ガールズS-cup(スポナビ)

1Rが「ジュエルズ」ルール、2RがSBルールによるエキジビジョン戦だそうだ。アメリカの動向がリンクしているわけでもないだろうが、毎日ニュースがあるのはうれしい。

そういえば、すこしづつたまったビデオを消化していく中で、最近「藤井 vs 石岡」「MIKU vs リサ・ワード」を立て続けに見たのだった。ジュエルズ「藤井 vs 石岡」はパウンドありルールで行われ、藤井が打撃につきあったことで良くも悪くも話題を呼び、本人もブログであれこれ振り返っていた試合だ。正直言って僕には、そんなに素晴らしい試合でもなければ、ものすごくつまらない試合でもなければ、議論が沸き立つような試合にも見えなかった。1Rはたしかに打撃の交換が見られたが、とくに印象に残らない。ただ終盤に石岡のパウンドが数発、藤井をもろに捉えたかに見えたシーンには一瞬ハッとした。藤井が印象に残らないラウンドを演じ、最後に自ら危機に身を置くこと自体が、珍しいといえば珍しい。石岡の気迫にはちょっと胸キュンにはなった。結局2R早々に藤井が簡単に一本勝ち。この結果は仕方ないとも思うが、まあ、おかしいといえばおかしい。石岡を持ち上げているのか落としているのかよくわからない面はある。

他方のMIKUはとにかくフィジカルの強さが印象的で、よく鍛え上げているなあと言う印象を持った。攻撃に幅があって、打撃で距離を詰めることも、クリンチも投げも、グラウンド&パウンドもサブミッションも器用に、かつこだわりすぎることなく繰り出し、ほぼ全面的に圧倒し、最後はクルクル回りながら、猪木がアンドレを極めたような馬乗りアームバーをカチッとはめてクリエイティブな勝利を飾っていた。リベンジを果たしたMIKUは試合後にうれし涙ではあったが、ホントに泣くほどうれしいのかな、そこまでの歯ごたえはなかったんじゃないのかな、と思わせる圧勝だった。こんなに強くてどうする、女GSPかよ、と思うほどである。MIKUって可愛い子だけど、試合中はまじで怖い顔をしているな。

●元WWEのディーバ、現TNA所属のビクトリア(38歳、リサ・マリー・バロン)が来年デビューを目指してMMAに転向する。リッチ・フランクリンのマネージャがついていて、まずはキム・クートゥア戦を目指しているという。

●引退か否かで揺れるチャック・リデルが、アメリカの有名なバラエティ番組 Dancing with the Stars に出演するそうだ。アメリカ版の芸能人社交ダンス大会みたいなものだろうと思う。小川直也も出ていたなあ、そういえば。

*****

【ZST】8月より新体制でリスタート!「活動の幅を広げていきたい」(上原広報)(GBR)

*****

真壁が悲願のG1初優勝! 次なるターゲットはあの男だ!!(Kamipro)

G1終了。土曜日のワープロは見た。新日本がずいぶん楽しそうにTAJIRIを使っている。山崎一夫は突然ぶち切れてリングに上るし(散々伏線があったのかもしれないが、ワープロだけを見ている視聴者にとっては、あまりに突然すぎて山崎に引いたよ)、菅林社長もTAJIRIのいるリングにわざわざ顔を突き出して怒って見せていた。社長の緑の毒霧の浴びっぷりはなかなかのものだったと思う。

テレ朝の画面に映るハッスルのロゴにハッスルの音楽。あの違和感は大切にしたいものだ。やっぱりブランドって大切だ。実態よりもハッスルが巨大な敵に見える。

中邑のボマイエという技も初めて見たが、ええ~?単なるシャイニング・ウイザードの劣化縮小版じゃんか。で、あれで棚橋の眼窩底をやったというのは本当?

*****

ハッスル新体制で10.10両国大会開催、越中30周年に新日本参戦 (Kamipro)

大会名『ハッスル・ジハード2009』っていうのがふるっている。見えない道場本舗さんが、この大会名について論じているけれど、僕も本来の意味とはおそらく関係なく、不謹慎にもテロ行為的なことを連想はしたし、だからこそ良いと思ったのもたしかである。新企画への決意の強さや、団体の新しいあり方まで想像させてくれる。

僕がそんな連想をしたのは、別にハッスルのせいではない。むしろ、そんな連想が世の中にあるのを、ハッスルが使っているわけである(活用とも便乗ともただ乗りとも上長とも言えるけれど)。だから何の問題もないとは思わないけれど。

ファンとしては、「ちょっとこれ、やばいかも」と思いながら楽しむくらいが、まあ、正しい姿勢ではないかと思う。ボンヤリ見ているよりは、そう思って見る方が楽しさは増すし、だからといってあまりにも単純なイメージの押しつけがあるようなら、これは違うわとしらけてやることだ。供給側にも、陳腐になるギリギリくらいまでの表現を期待したい。この名称で中身が超薄味なら意味が分からない。

スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update