ドン・フライ、M-1を叱る / チャンピオンシップ・クローズ


BJペンの次戦は11月14日のUFC105で、ディエゴ・サンチェスとライト級ベルト防衛戦。

海外MMAスケジュールのページにもまとめてあるが、これからのUFC主要大会と主要カードは下記のような具合である。

08/29/09 UFC102: Couture vs. Nogueira
ランディ・クートゥア vs アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ

09/19/09 UFC 103: Franklin vs. Belfort
リッチ・フランクリン vs ビトー・ベウフォート
ミルコ・クロコップ vs ジュニオール・ドス・サントス

10/24/09 UFC104
リョート・マチダ vs マウリシオ・ショーグン(LH王座戦)
岡見勇信 vs チェール・ソネン
吉田善行 vs アンソニー・ジョンソン

11/14/09 UFC105
BJペン vs ディエゴ・サンチェス(ライト級王座戦)
デニス・カーン vs マイケル・ビスピン
ダン・ハーディ vs キム・ドンヒュン

11/21/09 UFC106
ブロック・レスナー vs シェーン・カーウィン(ヘビー級王座戦)
ティト・オーティス vs マーク・コールマン
ジョン・フィッチ vs ヒカルド・アルメイダ

12/19/09 UFC107
クイントン・ランページ・ジャクソン vs ラシャド・エバンス
フランク・ミア vs シーク・コンゴ


年内のUFCのスケジュールはボクシングのビッグマッチと被ることが多くなっている。UFC103はフロイド・メイウエザー復帰戦のPPVと同日競合だし、UFC105は「マニー・パッキャオ vs ミゲール・コットー」と同日だ。さらにUFC106は「ケリー・パブリック vs ポール・ウィリアムス」と同日になる見込みだそうだ。UFC105は英国大会ということもあり、競合対策をかねて、米国ではPPVではなく無料放送されることになるらしい。

なおフロイド・メイウエザー復帰戦は WOWOWのボクシング番組「エキサイトマッチ」で9月21日に放送が予定されている。ついでに、9月のUFC103のWOWOW放送はいつもより早い夕方の時間帯になっているのでご注意。

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8月28日のM-1 Global でキング・モーと対戦予定だったドン・フライが、この大会への出場を取りやめた事情について明かしている。MMA Fighting Stancesより。

M-1側は、開催地がロスアンゼルスからカンサスシティに変わったことにドンがご不満なようだとコメントを出していた。

単にロスから変更になっただけじゃないんだ。会場も最初はステイプルズ・センターだと言っていたのに、LAコンベンション・センターに変わり、次にラスベガス・ヒルトンに変わり、そこからオクラホマとテキサスの州境のインディアン・カジノに変わり、さらにノースオクラホマのタルサにあるインディアン・カジノに変更され、最後にカンサスシティに落ち着いたのさ。

で、こうして4回も5回も会場を変えるから、聞いてみたんだよ。おいおい、宣伝の方はどうなってるんだ。ウチにカメラマンでも寄越すつもりはあるのかいってね。そしたら答えは、「ネットで見つけた写真を使うから良いよ」というんだ。

ヤツらはどこがどこだか解っちゃいねえし、宣伝には一銭も使わねえ。その時点でオレは言ってやったんだ。「あのなあ、ただ単に集まるってわけにはいかねえ。オレは降りる。」

・・・選手とたむろしたり、選手をバカにしてタフな気分を味わっているようなプロモーターはもうほかにいるんだよ。これ以上はいらないんだ。わかるかい。



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海外MMAプロモーションの契約書にはしばしば、「チャンピオンシップ・クローズ」が含まれている。契約満了時点でチャンピオンである者は契約を自動延長するという取り決めである。MMA Payout はこれについて、利益があるのはほとんどプロモータ側ばかりで、優秀な選手の引き留め策であるだけでなく、ベルトを持って移籍したい選手とのハードな交渉を不要にしていると分析している。

僕自身は、MMAプロモーターがプロレスモデルで経営し、プロモーション活動も自社資源で行う以上は、自社の王者が他団体に行って負けることはブランド価値に関わる大問題なので、ある程度やむを得ないことではないかと思う。これがボクシングモデルの経営であれば、不当な契約内容にあたるかもしれない。

ただし、何らかの決めごとをすれば良いこともあれば悪いこともありえるわけで、たとえばシュルトのような王者が延々と防衛し続けた場合に、プロモーターは自由に解雇できないこととなるであろうし、他団体に移籍したい選手が、わざと王座にならないといった行為も、スポーツとしてはとんでもないことではあるが、ビジネスとしては合理的になってしまう可能性もある。アンデウソン・シウバのヘビー級転向は、ミドル級ベルト返還によりチャンピオンシップ・クローズから逃れ、契約満了後に自由になりたいという動機があるのではないかと分析する向きもある。

MMA Payout が引いた、UFC、ストライクフォース、ベラトールのチャンピオンシップ・クローズは次の通り。UFC特有の殿様条項との印象もあるが、微妙ながら、ストライクフォースやベラトールの方が厳しい内容にも見える。


【UFC】
契約期間の満了時点においてもし選手が時のUFCの王者である場合には、契約は自動的に延長される。延長期間は、元契約の満了日を始点に、(1)1年間か、(2)選手がズッファがプロモートする大会において契約満了日以降3試合を行った日の、いずれか早いほうを終点とする。本契約書の各条項は、この延長契約にも該当するものとする。

【ストライクフォース】
本同意書の期間は、この同意書に署名をした時点に始まり、解雇・延長・出場停止がない限り、その日から2年で消滅する。出場停止の場合、本同意書は署名をした時点から30ヶ月以内に失効する。選手が契約期間中にストライクフォース王座を獲得した場合、選手は同内容の契約を一度に限り、1年間延長するオプションと権利を提供するものとするが、ストライクフォースにそうする義務はない。

【ベラトール】
契約期間中に選手が自らの階級で王者か、トーナメント優勝者か準優勝者に認定された場合、契約期間は自動的に延長される。延長期間は、元契約の満了日を起点とし、(1)18ヶ月目か、(2)ベラトールがプロモートする大会において契約満了日以降3試合を行った日の、いずれか早いほうを終点とする。本契約書の各条項は、この延長契約にも該当するものとする。

(数日前に掲載されたこの元記事は現在の所、リンクが消滅していて探すことが出来ない)


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