WEC-UFC合併説を追う

UFC102は、初進出ポートランドのローズガーデンに入場者16,088名をあつめ、ゲート収入は 192万ドル。この大会は意外にチケットの足が遅く、前売りは1万件程度であったと言われており、直前に相当数の招待券がまかれた模様である。

背景としてポートランド市がイベント決定後に、州税税率をイベント総収入の12%に上げることに決めた経緯があり、UFCでは州税分をチケット料金に上乗せしたところ、売上が鈍ったと言うことがあったようだ。ポートランドがこの税率を維持する限り、UFCはおそらく、将来この街に帰ってくることはないと、ソースの MMA Payoutは分析している。

UFC102、クリス・レーベン対ジェイク・ロショルトの掛け率は、レーベンの下馬評が「-200」と高かったが、試合直前になって急に、ほぼイーブンの掛け率になったという。これは、ある著名選手が、レーベンは全然練習をしてきていないとして、ロショルトに掛けたことがきっかけだったという(結局ロショルトが一本勝ち)

レーベンはかねてアルコール依存の問題を抱えており、前回の試合後ドラッグ検査で陽性となり9ヶ月間謹慎していた間にも何度か、アルコールを口にしたことを明かしている。ヤフーのケビン・アイオリ記者は、「レーベンは終わったと思う」と見ているという。ソース CageWriter

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Sherdog によると、9月1日をもって 米DirecTV は WECを放送しているケーブル局Versus の配信を休止した。配信契約内容で合意が出来なかったという。

そのWECのゼネラル・マネージャ、リード・ハリスさんのインタビューがMMA Payout にあった。抄訳。

●9月大会の延期について

会場費含め、延期にはいろんなコストがかかる。軽々しく決めた訳じゃないんだ。

問題は「ベン・ヘンダーソン vs ドナルド・セローン」戦は将来の展開に重要な意味を持つと言うことだ。勝者はジェイミー・ヴァーナーと戦う。ヘンダーソンを他の選手と取り替えると、それはもう暫定王座戦とは言えなくなってしまうんだよ。

いまはライト級をつくりあげることに注力している。フェザー、バンタムでは良い仕事をしてきた自負があるので、ライトも年末までにチャンと作りたい。125も追加したい。ヘンダーソンの試合のキャンセルは、これらの計画をバラバラにしてしまうんだよ。

●テレビ放送について

Versus とはとてもいい関係にあって、変わっていくとは思っていない。現に最近も新たな取引をしたところだ。

●UFCライト級との関係について

正直いって、WECはUFCの影にかくれている感じはするね。ダナのアイデアもあって、われわれがやってきたことは、軽量級を充実させることでUFCの影から脱出して、「世界最高の軽量級選手のホームグラウンド」という独自のブランドを作っていくことなんだ。

ライト級はその一環で、実際新しい選手との契約も進めている。詳しいことは言えないが、いい選手は常に探している。

●UFCとの合併について

ダナはこう言ったんだよ。記者会見で質問を受けて、「UFCとWECの合併について考えたことがあるか」と聞かれて、ああ、話をしたことがあるよといったわけだ。そう、われわれはあらゆる可能性について話はしているんだよ。

WECの位置づけについての話はしている。でも今回、UFCと合併するといった議論は全然していない。UFCにはすでに200名もの登録選手がいるわけで、(合併なんかしたら)選手をうまく使っていくのは無理じゃないか。ちょっと計算してみれば解ることだ。

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一方のダナ・ホワイトは、 UFC102の大会前記者会見でWECの行方について次のようにコメントしている。

●WECの現状について

このビジネスのやり方はよく分かってるし、Versus (WECを放送しているケーブル局)との素晴らしい取引についても理解している。それでも、カネをつくって、選手たちに本来あるべき額、あるいは彼らが正当だと考える金額を払ってやり、かつ利益を上げていくというのは難しいことなんだ。WECとUFCのファイトマネーには大きな乖離がある。

●UFCの軽量級増設について

UFCに階級を増やすのであれば、それは軽い階級だ。そうなる可能性はかなり高いし、そうなる時期はかなり近い。

ボクシングと同じくらい、軽い階級をそろえるかもしれない。UFCもメキシコに進出したし、口あんぐりの視聴率をはじき出してる。これからメキシコ人選手は増えていくだろうし、ヤツらは軽い階級に多いんだ。

●それはWECを併合するという意味か、と聞かれて

そうじゃないんだ。でも・・・

来年はUFCも月に三大会くらいやっていきたいと思っているし・・・

何とかしないと行けない問題がある。何とか出来ると思うが、大きな問題があるんだ。

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このホワイト発言を、Sherdog はUFCのWEC併合は当分ないだろうと報じ、MMA Weekly は「WEC消滅へのカウントダウン」と正反対の意味に受け取って報じている。

ダナ・ホワイトは今日、ロスアンゼルスでネットワーク局との打ち合わせをしていると報じられている

個人的には、WECは独立性を維持したいだろうが、WECがZuffaの会社である以上、ダナ・ホワイトの発言がより本音なのだと見ざるを得ないと思う。単純な吸収合併なのかどうか解らないが、WECについてなんらかの構造変革は計画されているのだと思う。UFCの新しいテレビ放送に絡めて検討しているのかもしれない。

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デイブ・メルツァーは Yahoo のコラムで、来年はアメリカではMMAのテレビ番組が増えすぎて、中身が薄くなったり飽きられたりする恐れもあるのではないかと分析している。UFCのPPV成績は好調に伸びているが、Spike での無料番組の視聴率はすでに横ばいになっている現状があるという。

Quote;
フィレステーキだって毎晩食べればうんざりする。ホワイトは来年には月に3大会やるかもしれないと述べていた。とくにUFCの海外展開をふまえると、ありえることかもしれない。ストライクフォースのスコット・コーカーは、来年は18~20大会を Showtime と CBSで放送したいと述べている。WECのバイスプレシデント、ピーター・ドロピックは先週、来年は Versus で10大会、加えてPPVを2大会やる予定だと語った

こういう数字を足し上げていけば、来年はほとんど毎週のように、ライブイベントのテレビ放送があることになるかもしれない。二大会が競いあう週末もあるだろう。

懸念されるのは、そんなにたくさんの大会があると、トップ選手が足りなくなって、中身が薄くなってしまうのではないかということだ。逆に、多くの選手にチャンスが回ってくれば、ニュースターが誕生してくる道も開けてくるのは良い材料になる。

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猪木 日本定住を決意(リアルスポーツ)
もう無事に暮らせるようになったのだろうか

9.26 K-1 WGP開幕戦の豪華8カードが決定(K-1公式)
テレビ放送も薄いし、SRSとかもないし、なんだかよくわからなくなってきたぞ。


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