武蔵最後の晴れ舞台はあれでよかったのか【K-1 World GP レビュー】


 K-1ソウル大会を地上波で観戦。なんだか凄く久しぶりに、こんな時間に延々とK-1を見たような気がする。谷川氏の雑誌インタビューなどから、トーナメント参加選手の世代交代は完了!という発言を繰り返し聞いていたような気がするし、先月くらいに深夜枠で放送していたK-1は(あれは何の大会だったかな?ギダが優勝したやつだ)、確かに極端に見知らぬ選手ばかりで、ああ、たしかにK-1も変わったなあと思ったものだった。しかし今大会を見終わった感想は、ほとんどそんな感じはしなかった。いつもの顔ぶれが、いつものような試合をしていたという具合にしか見えない。K-1というのはそういうものだと思っているので、だからどうというわけでもない。旧世代の選手が強かったり、存在感が大きかったり、放送席が応援したりするのだから、そう見えるのも仕方ない。

2時間の中継を見ていて一番「ドキッ」としたのは、またしても紀香ちゃんが「アーツ!」と叫んだところだった。本当にリング上のアーツに届いたのではないかと思われる無闇に大きな声量、危機感あふれる声質。紀香ちゃんのアーツへの尋常ならざる想いが良く伝わってきた。アリスターの強さが無駄なものに見えるほどだ。それにしてもアリスターはどうなってしまうのだろう。本人はK-1はもういいよと、ヌケヌケとブログでヒョードルの話ばかりしているというのに。

紀香ちゃんは油分が抜け落ちたような、さっぱりしたような、疲れたような顔をしていた。どういうわけか、のりピーに似ているように見えた。これからも永遠に頑張って欲しい。フジテレビの事前告知番組ではモー娘。の吉沢さんが、びっくりするような「K-1愛」を披露しながら派手に登場していて、もっと見たいと思わせたが、紀香のポジションは動じない。

武蔵は最後に漢を見せたと言うことなのだろう。ジェロムといい感じで殴り合っていた。素晴らしい試合だったと思うし、ご苦労様でしたとも思うし、会場もスタンディング・オベーションでいい雰囲気になっていた。しかし、こういう勝負論度外視の試合なら、トーナメントの中の一試合として行う必要があったのだろうかとは思った。しかも、武蔵らしくない試合でもあった。勝つなら「武蔵流」でいくべきだし。何故こういうことを最後に、トーナメント公式戦としてやりたいと思ったのだろう?武蔵ほどの選手のラストマッチとして、本当にふさわしかったのだろうか?テレビ的には武蔵はもう二度と試合をしないかのように見えたが、本当にこれでお仕舞いなのかは、報道も交錯していてよくわからない。このちぐはぐさが、彼らしいという了解で済ませても良いものか、なんだか気持ちが落ち着かない。

武蔵に花道用意…来年3月にも引退試合(スポニチ)

谷川貞治イベントプロデューサー(47)は「まだ本人と話していないが、韓国で負けて終わりはない。12月にやるよりは来年早々にも考えないといけない」


武蔵号泣…判定負けで引退決まる(スポニチ)

「勝つために一生懸命やってきて悔しい部分はあるが、自分自身は満足。辞めることを取り消すことはないし、リングに上がるつもりはありません。後悔はない」


京太郎選手は、名前と髪型を変えて、なぜか不思議なくらい没個性的になった。判定で負けている最終ラウンドの最後1分に、どうしてガツガツ攻め込まないのだろうと不思議に思った。まるで、試合後の猪木に鉄拳制裁されているのに、逆エビ固めでお返ししてしまう若い日の武藤、あるいは60分フルタイム直前なのにコブラツイストをつかってしまうジャンボ鶴田のようだ。

K-1中継終了後に、高田延彦が芝居をしていた。

おわり。

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●ダナ・ホワイトにベイビー扱いされたランページ・ジャクソンが、またしても自らのブログで「Who's the baby」(どっちが赤ん坊だ)と題してぶちまけている。BloodyElbow MMa Weekly の転載記事より。

間違えないで欲しいんだけど、UFCはPRIDEに比べれば遙かにマシなんだ。例えばUFCの試合用の練習中に怪我をしたとするだろ。すると最高の医者の所に行かせてくれる。でもPRIDEの試合で怪我をしても、ほとんどの場合、「どうぞお大事に。」と言われるだけだ。UFCはいつでもまえもって、いつ誰と戦うのかを教えてくれるが、PRIDEの場合4週間前にわかれば御の字、ほとんどの場合2週間くらいの時間しかなかった。マーチャンダイジングについてもPRIDEは全部持って行かれたが、UFCでは何らかの形で噛ませてくれる。PRIDEはある種の選手にとっては試合をしやすかったと思うが(ブレイクが早いとか)、UFCはもっと自然な形だ。UFCに修正すべき所があるとすれば、いいジャッジをそろえることくらいだろう。ボクシング界の人材じゃなくて、MMAを解っているジャッジをね。

・・・僕がどうしてこんな話をするかと言えば、もしUFCがもう少し僕のことを尊重してくれて、一ヶ月かそこら、故郷での試合をリスケしてくれればこんな状態は避けられたと思うからなんだ。マット・ヒューズとマット・セラのコーチ対決の時には怪我のために延期されたことがあるんだから、試合の延期なら出来ることはわかってる。なのにダナはネットで僕の悪口を言ってる。何らかの形で合意しておけば済むものを、ダナの悪口が先に来てしまった。僕のマネージャがベガスに飛んで、大人として問題を解決しようとしてくれたし、その間僕はネットでおかしなことを言ったりしなかった。じゃあどうして今は話をしているかと言えば、ひとえにファンのみんなに説明をしておきたいからなんだ。僕は大人だ。本当の大人だ。確かに僕はUFCで、PRIDEなんかと比べものにならないようなお金を稼いだ。PRIDEが僕のことをゴミ扱いすることは実はあんまり気にしていない。というのも僕は日本の会社にいるアメリカ人だったからだ。いまは自分の国の会社にいて、コケにされている。なんでもかんでもがお金の問題じゃあないんだ。世界一の金持ちになっても、だれも尊敬してくれないようでは何の意味もない。尊敬は金では買えない。勝ち取るものなんだよ。そんなわけでいま話をしているんだ。

ラシャドも割り込んできた。ラシャドは僕の手先でいたいみたいだ。彼は数試合で勝っているけど、僕に言わせりゃ、試合中に審判が昼寝でもしていて、起きたときにはヤツが乳首を触って遊んでいるから勝ったと勘違いしたんじゃないかと思う・・・ストリートでの戦いのほとんどは感情的になって、ノーギャラで戦った。プロの試合でも、感情的になっているときには圧倒的な勝ち方をしてきた。ほとんど、フェアじゃないんじゃないかと思うくらいだ。ラシャドは僕とノーギャラで戦うと言ってる。僕はいつでも、どこのジムでも構わない。その口をきけないようにしてやる。


●予定が暇になったラシャド・エバンスには、UFC105でブランドン・ベラの代わりにランディ・クートゥアと戦うかという打診もあったらしいが、ラシャドはこれを断り、他方でMMA Fanhouse のインタビューに答えて、年末から年初にかけて、チアゴ・シウバとでも戦ってみたいなどと発言している。

>「クイントン vs ラシャド」戦は結局は行われると思うが、じっと待っていても試合間隔があくばかり。ラシャドにとっては確かに一試合挟んだ方がいいかもしれないが、面倒なのは負けるとクイントン戦が冷めてしまうことだ。

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●カリフォルニア州アスレティック・コミッションで不祥事が起きているとロスアンゼルス・タイムス紙が報じている。二人の職員が、管轄するプロモーターから友人用に無料入場券を受け取っていたというものだ。州上院のリーダーが問題の職員からヒアリングをしようとしたところ、一人が突然退職したという。

カリフォルニアのコミッションはかねてから、マネジメント面、人事面、倫理面などで問題を抱えてきている。コミッションのトップは昨年、前任者がセクハラの疑いで退職して以来空席で、後任に推される人材も経歴に問題のある人ばかりで、コミッションの上位団体であるカリフォルニア州消費者庁の承認が降りないまま運営され続けている状態だという。

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