エンタメやるならカネよこせ

VTJ で五味と対戦するかも、と自ら明かしたアントニオ・マッキーのインタビューがMMA Fanhouse にあった。残念ながら五味戦のことは何も語っていないが、内容はなかなかに強烈であった。

まずはこの人の考え方のベースとなっているところ、今年2月のインタビューも併せて読むとわかりやすい。

あいにく、私のファイトスタイルは多くのファンが好んで見るようなものではない。

私のレスリングはとても優れている。いまのMMA選手の中で、私ほどのスキルを持った選手は存在しない。

どうもMMAはスポーツから離れてエンターテインメントに向かっているようだ。私はファイターであることに誇りを持っているので、人を楽しませようとは必ずしも思わない。私は勝つためにやっている。

年を取った人、利口な人、私を理解している人、そして選手同士では、私のやっていることにリスペクトが払われている。このスポーツを見ている人は増えているし、このスポーツはそうやって成長していくものだが、彼らは「ファイターである」ということ、人を殴ったり人から蹴られたりすることについて、まるでわかっちゃいない。文句を言ってる人の多くは、生涯に一試合もしないし、私にいわせればオカマ野郎だ。

ときどき人が私の試合に退屈するのは、私がやるべきことをやっているからだろう。私は試合に出れば、テイクダウンして、そのラウンドをとるのに十分なだけのグラウンド&パウンドを遂行する。私が勝利を得ている限り、世界一退屈な選手だと思われても構わない。



最近の Fanhouse のインタビューより抄訳。

個人的にはファンのことは気にしていない。これはスポーツであって、エンターテインメントではない。もしエンターテインメントだというなら、私は俳優学校に行かねばならない。

たくさんの若い選手がプロモーターのために「楽しめる」試合をやり、歯を折られたり鼻を折られたり、目を裂かれたりしているのを見てきた。でも彼らは22歳とか23歳のベイビーだ。私はもう40歳。もし私にスタンドで戦わせ、歯を折らせ鼻を折らせアゴを折らせたいなら、金を払うことだ。たかだか2000ドルでは、流血覚悟で出場することは出来ない。

最近私はスポンサーに、「私を信じてくれてありがとう。次回はスタンドでの戦争をお見せしよう」と約束した。私が負けるとしたら、それは私がスタンドを試みたからだ。

ダナ・ホワイトも私のことは知っているさ。UFCで一体誰が私に勝てるのかね?BJペン?冗談はよしてくれ。ライト級ならBJのケツを蹴り飛ばしてやる。私を知る人なら、誰でもそんなことは知っている。BJにはカーディオが無い。毎回疲れている。マッキーは疲れない。

UFCは賢いと思う。話題を盛り上げておいて、試合を組んでいる。アメリカのMMAファンは「BJ vs アントニオ・マッキー」を見たいとは思わないだろう。選手同士なら、この試合は見たいはずなのだが。すべて、マーケティングの問題なんだ。私はいまのところ、メインストリームのファンに対して自分をマーケティングしていないんだよ。

ライト級で私を倒せる男には誰がいるかね。グイダ?シャーク?そういえばシャーク戦の機会はあったが、ヤツが断ってきた。強みや彼らと被るうえ、私の方がうわてだからだ。私はMMA最高のレスラーだ。いま私と良い勝負が出来るのはたった一人、それはキング・モーだ。モーも同じようにいうだろう。「マッキーこそ業界最高のレスラーだよ」ってね。自惚れてるんじゃないよ。あるがままをお話ししているんだ。


>エンタメをやるならカネを寄越せ、ライト級で自分が最強、なんだかもう、「宇宙の半径は自分」みたいな人だ。もし五味と戦うのなら、VTJはぜひこの人には2000ドル以上払ってやってほしい。それと、誰かモーに裏を取って欲しい。マーケティング7割。グラウンド&パウンド最強。ポジティブ最高。

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WECのジェネラル・マネージャ、リード・ハリスのインタビューがHeavy.com にあった。フライ級は来年早々にスタートすると語っている(ドンドン遅れている気がする)。UFCとのファイトマネー格差問題については次のように語った。

Q ここしばらく、WECのファイトマネーについての不満が聞かれます。フリーのテレビしかないので、たとえばDREAMといったプロモーションよりも額が低いと指摘されています

A まずは事実をハッキリしておきたい。ウチの選手はDREAMのファイトマネーよりもたくさん稼いでいる。これは事実だ。

選手の収入は多様だ。アメリカでテレビ放送がついているということは、スポンサーシップによる収入もたくさんある。

この先数週間で、そんな議論も静まっていくだろう。とにかく、WECの8年の歴史で、マネーの問題で選手を失ったことは一度もないんだ。

マネーの話となるとやっかいなのは、例えばユライアに、収入に満足していますかという質問から話を聞き始めることだ。アンタが私の家内に、私の稼ぎに満足しているかと聞けば、彼女はノーと答えるだろう。それは保証しよう。自分の稼ぎにすっかり満足している人なんか存在しないということだよ。



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先日の戦極で佐藤豪則を下し目下4連勝中のジョー・ドークセンのインタビューがMMA Fanhouseにあった。佐藤戦で両手を怪我したから大晦日大会に間に合うかなとか、サンチアゴのベルトに挑戦したいなとか、UFCにも戻りたいが戦極もいいなどと語っているが、ちょっと感心したのが次の発言。

今回の試合の前の数ヶ月間、日本語のレッスンを受けたんだ。楽しんでるよ。英語とはまるで違うし、時には難しいけれど、楽しいことも多い。日本で戦う限り、勉強は続けたいし、ちょっとはうまくなるといいと思う。北米では、外国から来た選手が英語を学んでくることを、ほとんど気がつかないうちに期待しているところがある。だから僕が日本に行くときにも、同じ態度で行きたい。日本の観客のために戦っているんだから、彼らの言葉を少しくらいは喋って、もう少しふれあいを持つことは大切だと思う。



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