秋山成勲の対戦相手を予想する / 亀田王道

亀田興が2階級制覇=内藤を判定で破る-WBCフライ級(時事通信)

どっちが格上なんだという、亀田の落ち着き払った試合ぶりだった。
亀田って、ジョバー相手に秒殺の連続でのし上がってきたけれど、たぶん本来はそういうタイプの選手ではないんだろうなあと思わせた。ディフェンスの人だ。
興味深かったのは、解説者も言っていたけれど、内藤の変則的なパンチをガードするために、亀田がかえってガードを緩めていた。カチカチのガードだと内藤が破っちゃうからということだった。なるほどねえ。
ヒールの勝利に終わったので、普通ならリマッチがさらに盛り上がるところなのだけれど、なんだか「ヒール vs ベビー」色がうんと薄まっていること、試合自体がとてもクリーンでアンチクライマックスだったこと、そして内藤の年齢を踏まえると、この因縁はこれで一段落の感が強く、亀田に新しいプログラムが必要になってくるのではないかと思わせた。

アメリカに練習に出向いていた石井慧が観戦している姿が一瞬映し出されていた。

▲▲▲

UFC110から秋山の名前が消えてしまったが、では今のUFCミドル級戦線で秋山に相応しい対戦相手は誰になるのだろうか。USA Today のミドル級ランキングで、秋山は10位だ。最近は負けておらず、ランク上昇中のはずだから、秋山自身より上位選手との対戦が普通だろう。トップ10のうち、UFC所属選手はつぎのとおりだ。

1位 アンデウソン・シウバ
2位 ネーサン・マーコート
4位 デミアン・マイア
5位 ヴィトー・ベウフォート
6位 チェール・ソネン
9位 岡見勇信

うーむ。いずれも相手に不足はない。ところが2月のUFC109で「シウバ vs ベウフォート」「ソネン vs マーコート」「マイア vs ダン・ミラー」の3試合がすでに予定されている。つまり、USA Today のランキングを信用するなら、予定が明いている秋山よりも上位の選手は、岡見だけなのである。セオリー的には、日本人対決がありうるということだ。ブラジル人対決だってやってるんだから、別に日本人対決が組まれたっておかしくはない。とはいえ、ブラジル人よりうんと少ない日本人同士でつぶし合う必要も感じない。秋山が勝ったりしたら、岡見は連敗となってクビが飛ぶかもしれない。日本のファンにとっては、あんまり見たくないカードだ。

このランキングで秋山の一つ下のUFC所属選手を見てみると、16位のマイケル・ビスピンまで下がる。このビスピンがヴァンダレイの新しい対戦相手だ(逆に言えば、ミドル級初挑戦のヴァンダレイの実力査定はこのくらいでやるべきだとUFCでは値踏みしているのだろう)。以下、18位にネート・クワーリー、19位にアレッシオ・サカラがいて、次の20位のアラン・ベルチャーとなると、これはもう前回倒した相手で、こいつより下位の選手と戦う理由はない。その他、ランキングによっては、ヒカルド・アルメイダやウィルソン・ゴヘイヤをトップ20に位置づけているものもあるが(ゴヘイヤはUFC107でアラン・ベルチャーと対戦)、なんにせよ、この辺の選手では、誰をとっても秋山にとってはグレードアップ感に欠けるのでピンと来ない。実際にはいずれも楽に勝てる相手だとは思わないけれど。

もしかすると、UFC109のカードに入れ替えが起きて、誰かに代わって秋山が登場するかもしれない。ダナ・ホワイトも、「いろいろシャッフルしているところだから、まあ待て」と言っていた。秋山を放っておいて、ダン・ミラーをこんなに大事にすることはないだろうという気もする。とはいえミラーも5月から試合間隔が空いてしまっている選手だ(ソネンに判定負け)。

(追記 3月27日のUFC111がニュージャージー州ニューアークで開催の見込みとなったが、ダン・ミラーとヒカルド・アルメイダはご当地選手だそうだ。地元出身選手をその大会に起用するケースは多い)

あるいは、ダークホースとして、最近ミドルとライトヘビーの中間で戦っているリッチ・フランクリンとの対戦など、ありえるかもしれない。人気者だし、岡見に勝っている相手でもある。ライトヘビーは今はクートゥアやらオーティスやらが入ってきて割に賑やかだし。とはいえ、リッチはアンデウソンに二度負け、ミドル級の仕事が一段落して、ライトヘビーを目指しているというのが基本線だったと思うので、こちらもちょっと腑に落ちない感がある。体格も見た目からしてかなり違う。

こうしてランキング片手に眺めていると、UFCの秋山に対する評価がちょっと見えてくるかもしれない。さあて、誰をあててくるのだろうか。

▲▲▲

K-1 by the Numbers (MMA Fanhouse)

K-1 World GPファイナル大会に関するトリビア。

●K-1 World GPファイナルでは3勝しないと優勝できないが、過去16大会で、その3試合の合計時間が最も短かったのは、1998年のピーターアーツで、佐竹、マイク・ベルナルド、アンディ・フグの3選手を合計6分43秒で沈めた。

2位 セーム・シュルト 11分56秒(2005)
3位 ブランコ・シカテック 12分9秒(1993)

他方、もっとも時間を掛けて優勝したのは、2004年のレミー・ボンヤスキーの36分であった。

●GPファイナルでの主要選手の戦績は、セーム・シュルトが9勝0敗、ボンヤスキーは12勝2敗、ホーストは17勝10敗、アーツは16勝11敗である。

●GPファイナルでダウンを取った数が多いのは、アーツが15、ホーストが14、ボンヤスキーが10。

●これまでの賞金獲得総額が最も多いのはホーストで、GPファイナルだけで1億3千万円。シュルトとボンヤスキーが1億2千万、アーツは4800万。

●過去16回のうち、オランダ人が13回優勝している。オランダ人以外で優勝したのは、第一回のシカテック(クロアチア)、96年のアンディ・フグ(スイス)、2001年のマーク・ハント(ニュージーランド)。

●観客動員数が多かったのは、2002年の74,500人(ボブ・サップ大暴れ)、2000年の70,200人(ホースト def セフォ)、2001年の65,000人(マーク・ハント優勝)。

▲▲▲

50 MMA Dominations (Complex.com)

MMAの「圧倒的な」試合トップ50を映像付きで。リンク先の「Click Here To Start」から閲覧可能。

1位はよく分からない大会のよく分からない選手の試合なのだが、ガチのチョークスラム(ないしロックボトム風の技)にはどんな効果があるのかを見ることが出来る。


スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update