UFC107レビュー


 ペン、ミア、フィッチといったスターが久々に揃った今大会であったが、もともと実力差の感じられるマッチメークで、勝敗結果への興味は薄味だった。結果的に勝敗も試合の中身の方も、思われていたよりも大きな差が露呈することが多い大会だったように思う。楽しいのは入場まで、という試合が散見された。

ペンはサンチェスを一方的になぶり殺して強さを誇示したが、あまりに慎重にことを運びすぎて、僕には中だるみの試合に見えた。それにしてもBJへの次の挑戦者は誰になるんだろう?五味が参戦する余地は確かにありそうだ。フィッチは圧勝するかに思えたが、新鋭相手にフルラウンド凌がれ、最後はフラフラで隙を見せるシーンもあった。決定力不足が気になる。他方でケンフロは、野人グイダを小さな檻に捕獲して料理してしまった。ケンフロが強いのは解ったが、なんといってもグイダの理屈を超越した暴れっぷりを見る楽しみまで完封された(自らタップしたあとに走り回るという離れ業は見せた)。

実際、ファイトボーナスもすべて前座試合に贈呈されたらしい。ベルチャーを見ていると、秋山はこいつによくぞ勝ったなあと思う。

Fight of the Night:アラン・ベルチャー vs ウィルソン・ゴヘイヤ
KO of the Night:TJグラント
Sub of the Night:ダマルケス・ジョンソン

トラッシュトークを繰り広げてきたフランク・ミアは秒殺勝利。こうなると有言実行で格好いい。20パウンドも増量して効果があるのかないのか、よくわからないうちにフィニッシュしてしまった。レスナーがいない間にもレスナーの存在を感じさせてくれている。

【UFC107】BJ・ペンが完全防衛、ミアー&フロリアンも難敵下し強さを誇示 (MMA Planet)

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そのジョン・フィッチのキャリアを題材としたドキュメンタリー映画「Such Great Heights」が製作された。2008年に行われたGSPとの試合を中心に、選手の心理的な側面を描いているという。AKAのインストラクター、デイブ・カマリロなどは、ことに敗戦後の心理描写などは涙無くして見ることが出来ないと述べている。

映画のプロデューサー、Philip Frank 氏「製作チームとジョンが親しくなったあと、試合に至るまでの家庭はとても気持ちが高ぶった。試合の夜はまるで生ける屍だった。試合を見ている間は心臓発作が起きそうだった。」

残念ながら公開は未定だそうだが、非常に興味深い。MMA Weeklyより。

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吉田が『Dynamite!!』の運営にあらためて苦言! 小見川も不満爆発 (Kamipro)
またしても吉田がモンスター選手化しているが、記事を読む限り、前回に比べれば、主催者批判と言うよりテレビ局批判に聞こえる。今の吉田なら、面と向かってテレビ局批判を出来る立場にあるのだろう。どこか、主催者を代弁しているように聞こえなくもない。TBSの人たちも、一度吉田のようなアラフォーにしっかりと説教されるといいのに。

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