格闘技ライターはOUTSIDERを書けるのか

GREAT PRO WRESTLING BOOKING (The Fight Network)

●ロイヤルランブルでジェフ・ハーディというパッとしない選手がランディ・オートン相手に素晴らしいメインイベントをつとめたこと
●プロレス番組を使ったプロモーションも活用して、元WWE王者と元UFC王者の試合がピカピカの稼ぎ頭になったこと(PPVは少なくとも60万件売れたそうです)
●そしてキンボ・スライス。

もっとも儲かる試合がベストファイトであるとは限らない。すべて、どんな幻想を作り出すかという問題である。幻想の戦いなのだ。タンク・アボットは、UFC初期の喧嘩屋で、リアルファイターらしさ満点だ。1998年以降勝っていないし、生涯戦績は9勝13敗に過ぎないけれど、とにもかくにも彼は「タンク・アボット」なのだ。他方の「インターネット上のストリートファイト伝説」キンボ・スライス。でかくて黒くてムキムキで、禿頭に立派なひげ、誰しもけして戦いたくないような男。まさに90年代のストリートファイトと00年代のストリートファイトの激突だ。


というわけで、今年はもう、素晴らしいプロレスの試合を3試合も見た。プロレスのビジネスの作り方万歳、一番凄いのはプロレスなんだよー、という話。

ふふふ、アメリカのUFCオタよ、ようやく理解できましたか。そんなことは日本のMMAではとっくの昔からやっとるわ。

米国のMMAブログなどでは、キンボのビジュアルが強烈すぎるのからなのか、キンボ人気というのはある種の人種差別ではないかとの議論も活発です。アメリカ人のメンタリティはよく分かりませんが、ひとえにキンボ個人の格別さの故ではないかと思うけどねえ。ボブ・サップと同じ運命をたどるのではないかとの議論も結構多い。これはそうかもしれないと思う。スポイルされちゃうかどうかだよね。

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http://bn.mini.mag2.com/backno/bodyView.do?issueId=20080217200000M0004181000

問題の大日本プロレスのメルマガ。「ボク」と言っているのが被害にあった女子社員のようです。
また、出入り禁止となった村上というリングアナウンサーのブログはこちら。

Dreamin' Project ~ドリプロ!~日記

ふむ、いろいろ書いてありますな。なーんかこう、社内的な問題の潜伏が前提としてあって、それが金村の行為をきっかけに表面化したという風に見えてならない。こういう20歳の女子社員って、どんな感じの人か、サラリーマンなら薄々分かるじゃないですか・・・ああっ、セクハラしてもいいとは言ってません、断じて。

登坂統括部長の処分を発表=大日本プロレス(スポーツナビ)

ボクはブラックアイ2さんの総括のおかげでようやく話が見え始めました。

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「踊る!さんま御殿」に川田利明が登場、とんねるずの番組に出るために、インディー団体の出場をキャンセルしたことがあると言っていました。しかし他方で、三冠戦に備えて、ドラマ出演を断ったこともあるとのことです。とんねるずは「食わず嫌い選手権」だったのですかとさんまに問われた川田は、いや、もっとレベルの低いコーナーでしたと答えていました。「食わず嫌い」はレベルの高いコーナーであると川田は考えているようです。さんまは腰砕けになっていました。そのほか、高田と初対面のとき、飲み明かし最後はキスをしたというエピソードまでぶっちゃけていました。

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Boxing champ Floyd Mayweather accepts Big Show's challenge for WWE match (Canadian Press)

この月曜日のWWE「RAW」の中で、フロイド・メイウエザーが、近い将来、ビッグ・ショーと戦うことを明言しました。

Backstage talk that the new Wrestlemania match is (Wrestling Observer)

レッスル・マニアでのマッチアップは、メイウエザー&ミステリオ vs ビッグ・ショー&シェイン・マクマホンではないかとバックステージでは噂。

ははーん、海川&サスケ vs バボ&島田とよく似た構造だなあ(笑)

メイウエザー云々は別としても、WWEもレッスルマニアくらいは見たいなあと思っているんだけど、いつも忘れてしまう。今年は忘れないように見ないとな。

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DREAMとDream(夢、理想)、THE OUTSIDERとアウトサイダー(部外者、異端者)/高島学 (Fight & Life web)

高島氏はOUTSIDERには批判的。それはいいんだけど、論旨がちょっとおかしい。前田ががんばって、これから取り組んでいこうとすることを、いきなりこういう目で見ないように。

ただ、この大会のコンセプトがもう、自分からすれば理解できない。ナンセンスと表現してもいいだろう。

不良を集めて――?不良って、何を基準に不良というのだろうか?不良という限り、10代の若者が含まれているに違いない。まさか30代の不良なんて――、それじゃ不良じゃすまない、社会の落伍者だ。で、不良だろうが、優等生だろうが、10代の体もできていない若者にマウントパンチを許すというのだろうか。 試合自体もそうだが、曖昧なコンセプトが気になる。



不良の基準は前田の判断ですよ。前田の大会なんだから。
というか、高島氏のように、「社会の落伍者」っていう烙印を押すことに、前田はアンチテーゼを唱えているんですね。高島氏がコンセプトが分からないというのは、コンセプトがナンセンスだからじゃなくて、ちゃんと読んでいないからですね。あなたのような人がいて仕様がないから、前田は立ち上がったんですよ。

「プロモーターとしてみると、実力も大事なんですが、選手に華やカリスマ性があるかどうかが問題。不良連中は、それを持っているし――」
アマチュアの大会を謳って、華やカリスマの必要性を問う姿勢が理解できない。



アマチュアには華もカリスマもないと思いこみ過ぎなのでは?逆に、プロなら華もカリスマも必ずありますか?そんな線引き、いつからありましたっけ?前田は、作られたカリスマではなく、生まれ持ったカリスマを問題にしてますからね。

修斗でアマチュア活動を行ってきた人々、柔術、グラップリング、全局面空手の大会開催に関わってきた人々に対し、このうえなく失礼な発言だ――と。



どの発言が失礼なのかな。華がない、っていう部分なんですかね。だって、ないじゃん、とも言いたくもなるけど、それはともかく、前田は別に、修斗などを否定した上でやろうとしているわけではないでしょう。考えすぎですよ。

この大会の先に何があるのか?
これは不良の育成プロジェクトなのか、それとも日本の総合格闘技界の底辺拡充の一手なのか。


両方だよ。前田自身がそういってるじゃないですか。ていうか、高島氏も、自分で答えをわかってるのに自問自答してみせるのは何故?

誰だって、生き残る努力をすることを否定しない。ただし、それが格闘技と名乗り、格闘技の普及から距離が感じられるもの、真摯に格闘技と向かい合っているものに不利益をもたらす可能性があるのなら、ビッグプロモーションもアマチュア大会も、自分には同じ――こと。そんな格闘技という名だけの一人歩きは、必要ないと発言させてもらう。


「不利益をもたらす可能性がある」のなら、そんな格闘技はたしかに必要ない、というのは一般的命題として言うまでもないですが、ではOUTSIDERは格闘技にどんな不利益をもたらしうるんでしょうかね。そこがわからないと、この文章だけをみれば、ネガティブっぽい感覚を残す効果以外には、何の意味もないですね。何か事情を知った上で伏せているんでしょうか。氏が持ち上げているDREAMにとっての方が、その命題は余程重たくないですかね。

というか、この人って、こんな情緒的な文章を書く人でしたっけ?何か意図でもあるのかなあ。ちょっとがっかりだなあ。これってちょうど、プロレスライターがハッスルについてまるで書けないのと類似型の様な気がする。プロライターには商売上の参入障壁も必要なんだろうけど、素人の読み手には、単なるライターの認知限界と見られても仕方がないと思いますね。アメリカのライターがいまごろプロレス的マッチメークの有効性に気がついたっていうのも、同じ現象ですよね。

まあ、前田の世直し運動が求心力を持つためには、高島氏のようなエスタブリッシュメントからの、ナイーブで非論理的な拒否反応が必要である、という部分もありますね。これで戦う相手が定義されますからね。ボクのように勝手に援護してヒートする無縁茶坊主が現れるということも含めて、前田は織り込み済みだと思いますね。

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