ジャマール死亡の波紋:脳傷害研究と選挙と

Doctors: Wrestler had brain damage (ESPN)

2007年にプロレスラーのアンドリュー「テスト」マーチンは,まもなく公開予定のドキュメンタリー映画「The Circus; Live Fast, Die Young」の中で次のように語っている。

「自分は32歳になったばかりだが、今年だけで8回も葬式に行った。そんなクラブに入りたいかって?まさか。クリーンアップして立て直すか、彼らの隣に横になるか、どちらかだよな」

17ヶ月後の2009年3月14日、マーチンはフロリダ州タンパの自分のコンドミニアムで遺体で発見された。享年33歳。

・・・Brain Injury Research Institute の Bennet Omalu 博士によると、マーチンは頭部への度重なる打撃を受けたことによる慢性外傷性脳症症候群(CTE)を患っていた。マーチンはCTEと診断された二人目のプロレスラーである。ベノワが一人目だった。

Omalu 博士は昨年4月にマーチンの脳組織を分析し、タウタンパク質を大量に発見していた。それはベノワの脳組織に発見されたものと同様であり、その後20名もの故スポーツ選手から発見されている。複数の元ボクサーからも同様の化学物質の異常が見いだされており、その症状はこれまで、ボクサー認知症とかパンチドランカー症候群として知られていた。ベノワやマーティンの脳は、年齢が倍以上も上の、アルツハイマー病の患者のものとよく似ていたという。

「頭部への繰り返しの打撃の結果、ある段階で脳は自己治癒力を失う。タウタンパク質は通常の脳機能を阻害し、脳細胞を殺してしまう。気分や食欲をコントロールするニューロトランスミッターが壊されてしまう。」とオマル博士は語っている。

・・・「2例目のアンドリュー・テスト・マーティンをきっかけに、WWEや業界は、このトレンドについて自問自答すべきである。科学は、10フィートのラダーから飛び降りたり、テーブルやイスで人を打つことは脳に悪いと教えている。」

これにたいしてWWEは次のように声明を発表している。

「これらの科学は新興のもので、WWEではその正確さについて確証を持ち合わせていない。オマル博士はベノワ氏の脳が85歳の痴呆症患者のものと似ていたとしているが、ベノワ氏は一人で空港に行ったり、試合のムーブやパフォーマンスに関する情報を全て覚えたりしていたのである。WWEハベノワ氏の検査結果を見せて欲しいと永年に亘り依頼しているが、これまでのところ結果の提供を受けていない」

・・・オマル博士によると「テストの両親と話をしてみると、テストには躁鬱行動が見られたことが確認できた。もう手に負えなかった、まるで自分たちの息子ではないみたいだったとのことだった。彼らも何が起きているのか、解っていなかった。テストはCTEを発症していたのだ。」

・・・元WWEディーバのドーン・マリー「ジャマールも鬱に苦しんでいたかって。YESよ。彼の脳にもタウタンパク質が存在したかって。是非検査をしていただきたい。もう蔓延してしまっている。事情を突き止めないと」

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レスリング・オブザーバによるとオマル博士は、WWEの脳検査を担当している Joseph Maroon 医師と、2008年10月1日にミーティングを持ち、ベノワに関する全ての調査結果を説明したとのことだ。説明を受けていないというWWEの主張は嘘である。

>個人的にはこういう記事を読むと、桜庭のことを思ってしまう・・・

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コネチカット州上院議員選挙に出馬しているリンダ・マクマホン元WWE CEO の対抗候補ロブ・シモンズが、ジャマールの死去をとりあげて、マクマホン候補を攻撃している。Greenwich Time より。

多くの命が奪われている現状は、リンダ・マクマホンがCEOとしてしかるべき対策をおこなってきたのかどうかについての疑問を投げかけている。普通の会社のCEOなら、30歳代、40歳代の社員や元社員が驚くべき確率で亡くなり続ければ、法的にはともかくも、道徳的に倫理的に、追放処分を受けるだろう。


これにたいしリンダ陣営は次のように返答。

シモンズ氏は単なるワシントンのインサイダーで、ただの一つの雇用を作り出したこともなく、国民が政府を破壊して欲しいと思ったタイミングで当選しただけの男だ。シモンズ氏はなにやら総攻撃モードに入ったようだが、現実には、リンダはCEOとして、広範なウエルネス・プログラムを策定したのである。


レスリング・オブザーバは、リンダ陣営は基本的に問題を避ける戦術を使っている、ウエルネス・ポリシーはリンダではなくビンスが導入したものだが、導入は2006年であり、明らかに効果を上げていない、この指摘に対する有効な回答を用意していないのは不用意にも程があると分析している。さらにリンダは健康保険改革に反対の姿勢を取っているそうだが、多くのWWEのレスラーたちが健康保険を持っていないことに苦しんでいる現状を踏まえれば、このことは良く認識しておいた方がいいとの論評を掲載している。

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UFCのオクタゴンガールが交代。ローガン・スタントン嬢とナターシャ・ウィックス嬢が降板、かわりにシャンデラ・パウエル嬢が登場。エイリアニー・セレステ嬢は続投とのことだ。ソースは MMA Fanhouse 改め MMA Fighting

Logan Stanton Interview and Modeling Pics (MMA City)

Natasha Wicks Fan Site and Photo Gallery

Pics of new UFC Octagon Girl Chandella Powell (Mixedmartialarts.Com)

Arianny Celeste

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「自分が弱いという気持ちだけは、誰よりも強かった」武田幸三 拳に宿り続けるもの(日刊サイゾー)



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