狂気の青木・問題点と展望 / 追悼ウィリアムス


MMA Fighting - 青木の試合後の行為は一線を越えている

骨折の音を聞いて人間的な気分にならないのだとしたら、ちょっと問題だ。

・・・青木は倒れた相手の傍らに立ち、中指を突き立ててあざけって見せた。そのあと興奮してリングを走り回り、ファンにまで中指を突き立て、セカンドロープに登るってファンの反応を味わっていた。驚くことに、歓声が送られていた。そしてようやく、有り難いことに退場通路を走り去って姿を消した。

廣田を気遣うことは一度もなく、そのようなスポーツマンシップも見せることはなかった。

・・・戦前にどんなトラッシュトークがあったにせよ、対戦相手の腕から不自然な音が聞こえてくれば、なにか恐ろしいことが起きていると感じ取る、そんな人としての基本的な感情は失うべきではない。

・・・青木は優秀なアスリートかもしれないが、スポーツマンではない。



5oz. of Pain - 青木がグロテスクなサブミッションで廣田の腕を折る

・・・青木のスポーツマンシップの表し方は、非常に貧弱で非人間的なものだった。ブロック・レスナーの辞書から1ページを破り、倒れている対戦相手に中指を突き立て、腕を折ったという事実をあざけるように、怒りのうめき声を上げながらリングを走り回っていた。



BloodyElbow - 青木真也が廣田の腕を折り、罵倒し、スポーツマンシップの最低記録を樹立

青木は2005年の修斗でもキース・ウィスニエフスキーの腕を折っているが、今回の行為はその下を行った。廣田の腕を意図的におり、そのあと罵倒してみせたのだ。


MMA Weekly - 青木の道化がダイナマイトを台無しにする
フィニッシュの後、青木は「非スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」を獲得。廣田に何かを叫び、戦極王者の顔に中指を突き立てて見せたのだった。


CageWriter - MMA史上、もっとも汚れた行為か?青木、対戦相手の腕を折った上で罵倒する

鍛え上げられた殺し屋というよりは、風変わりなスクールボーイのような風貌のこの男ではあるが、昨晩の青木はトラッシュトークの域を超えていた。UFC100でのブロック・レスナーの行為をクレイジーだと思うなら、青木の行為はそれを遙かに凌いでいる。やりのこしたことは廣田をスチールチェアで殴りつけるくらいしかない。

・・・MMAにとっては、これがライトなスポーツファンやメディアから遠く離れた場所で起きたことは幸いだった。

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僕は昨日の青木を見て、うっすらとデジャブを感じるとしたら、それはアントニオ猪木だろうという気がした。試合後に錯乱してみせ、見てはいけないものを見たような後味の悪さを投げっぱなしで投げつけることがあるのは、アントニオ猪木くらいなものだ。

どうして青木はあんなに狂って見せたのだろう。サイドストーリーとして、川尻戦が流れてしまったことへの無念があったことは了解している。それなら、その試合を予定通りに組まなかったプロモーターに対して怒るのが筋だと思うが、青木は笹原さんに捧げて刺したというような発言をしている(もっとも、笹原さんへの責任転嫁を意図した青木流の嫌がらせなのかもしれない)。では敵である戦極に怒っていたのだろうか。そんなわけはない。川尻戦が流れたのはべつに廣田のせいではない。

勝手な妄想だが、青木はTBSに対して怒っていたのではないだろうか。ハンセン戦の放送のされ方は怒って当然のひどいシロモノだったし、どこかの雑誌のインタビューでも、TBSの名前こそ出していないものの、格闘技を知らない大人から論を押しつけられるのは耐え難いといった趣旨の発言をしていた。今回も、対抗戦なら考えてやるが、川尻戦なら流せない、くらいのことは言われたのかもしれない。猪木もしばらくテレ朝で流れない時代があって、おかしな試合をしていたことがあった。「どうせ俺の試合は放送しないんだろ、それなら放送できないようにしてやる、4勝4敗の対抗戦の締めを放送禁止にしてやる・・・」もっともTBSはこれを平然と放送したわけである。

アメリカで不評のFUポーズは、個人的には、まあ、お下品だといえばお下品ではあるが、それだけのことだと思うし、試合後に相手を気遣うような行為があったかなかったかとか、相手のセコンドに挨拶をしたかとか、そんなこともどうでもいい。どちらかと言えば普段から、そんなことは楽屋でやって欲しいと思っているくらいだ。

お下品よりもむしろ怖いしショックなのは、意図的に折ってしまったという彼のハートである。ちょっと想像がしにくい。これではまるで現代版のフレッド・ブラッシーだ。ぞっとして胸が悪くなった視聴者も少なくなかっただろう。笹原さんは、タップも出来たしタオル投入も出来ただろうと言っているが、そうだろうか。あの展開で、見たこともない極められ方で、サクサクあらよっと折られてしまうと、廣田もセコンドも、適切に判断して行動することが出来るものだろうか。よく見ると2回、カックンとなっていたようにも思う。桜庭だってベンケイを車椅子送りにしていたわけで、MMAにはそう言う面はあるのだけれど、それでもやはり、紙一重の違いがあるというか、青木の殺しは「プロレス道」ならぬ「MMA道にもとる」という印象も残した。もっとも、プロレス道にもとると断罪された前田日明は、その後一時代を作ったわけだから、今回の現象だけを断罪するのではなく、肝心なのはこれからの展開だ。

どうか青木には、ここまでやったのなら、廣田のためにも、今後の展開に責任を持って欲しいと願う。悪役の役回りはキチンと引き受けて欲しいし、廣田が回復し、再戦を望んできたなら、それはそれは恐ろしくて受けたくないとは思うが、ちゃんと受けて欲しい。再戦で返り討ちにする、と言うくらいの覚悟が欲しい。プロレスならテリトリー追放ものの行為だったと思うので、MMAでも外人選手なんかは、青木との対戦を回避したり、戦う場合でも「その気で」来るようになるのではないか。

久々に使うボキャブラリーが多いな(笑)。平成のデルフィンに通じるかどうか案じられる。タイトルもファイト風になってしまった。

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「Dr.Death」S・ウィリアムス氏が死去(サンケイスポーツ)

お疲れさま、スティーブ(maikai)

Denver Post 紙の記事によれば、ウィリアムスが学生時代に、レスリングの試合に折れた鼻を守るため、ホッケーマスクを被って出場した際に、観衆から「ドクター・デス」とチャントされたことが、ニックネームの由来だそうだ。

タッグマッチだと凄くせっかちなのに、シングルマッチだと遠慮の多いような印象の人だった。まだ49歳だった。





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