ドクは人生にタップアウトしたんじゃない【追悼ウイリアムス】


レスリング・オブザーバにスティーブ・ウイリアムスの追悼記事の第一弾が掲載された。まとまっていてとても楽しい読み物なんだけど、とても全部は訳せない。例によって「へえ」と思ったところをつまみ食い。


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 ウィリアムスは1979年から82年にかけて、オクラホマ大学フットボールチームのスタープレイヤーであり、アマレスのスター選手でもあった・・・あの時代のトップ・レスラーとしては珍しく、ウィリアムスにとってレスリングよりフットボールが一番だった・・・二つのスポーツはまるで違うレベルのコンディショニングが求められるのだが、年に3ヶ月だけアマレスに励んだウィリアムスは,ほとんどのフルタイムの選手を倒した。レスリング関係者は、もしウィリアムスがフルタイム選手だったら、1984年の金メダルは彼が取っただろうと信じている。

 ・・・1985年、アマレス界ではヘビー級に体重制限を付けることを検討していた。というのも、400パウンドのヘビー級レスラーはほとんど動けないし動かされないので、試合は退屈になるし、とてもアスレティックとよべるシロモノではなくなっていたのである。そこで体重の上限を設けることとし、そしてこのことはほとんど知られていないのだが、今日も使われている285パウンドという上限は実はウィリアムスの体重から取られたのであった。その年ウイリアムスはその体重でトーナメントに出場、当時動けるヘビー級は240パウンド程度が常識だったが、ウィリアムスのスピードとパワーとコンディションのすばらしさを見た関係者はこれを誰も否定できず、重くてもアスレティックさを保つことができる上限としては、彼の体重にしておくかと結論づけたのである。

 ビル・ワッツはウィリアムスの個人的な師匠となった。ウィリアムスにはワッツのようなお喋りの才能はなかったが、オクラホマ大学出身のパワーファイターであるという共通点があった。そしてウィリアムスは二つのスポーツにおいて、ワッツにはとても及ばない高みを達成していた。ワッツはウィリアムスを自分のコピーとして育てようとし、まったく同じフィニッシュ技を伝授した。そのランニング・パワースラムこそ、オクラホマ・スタンピードと呼ばれている技である。

 ・・・ウィリアムスは90年代のほとんどを全日本プロレスで過ごした。この頃が彼のピークで、この業界のベストレスラーと肩を並べる存在だったが、そのスタイルは身体に負担のかかるものであった。UFC人気が上昇すると、ウィリアムスは出場したがった。UFCからはダン・スバーンが初期のスターとして台頭したが、ウィリアムスは大学時代にスバーンにフォール勝ちした唯一の選手だった。しかし馬場はこれを許さなかった。

1995年にウィリアムスが成田空港でマリファナ所持で捕まったときには、彼のキャリアはほとんど終わったものと考えられていた。しかし馬場は強力な政治力を使って、1年間の出場停止の後、ウィリアムスをリングに戻した。馬場がウィリアムスを再来日させたのは凄いことだった。あのポール・マッカートニーですら、再び日本の土をふむことは出来なかったのである。


・・・00年代にはウィリアムスは時々、コート・バウアーのMLWで試合をしていた。・・・バウアーは語っている。「スティーブからは、一生分の笑い話と、プロレスビジネスのレッスンをもらった。でもそんな宝物よりも僕にとっては、男としてのありかたを教えてくれる先生だった。かれは状況が本当に本当に悪いときでも、いつも前向きで希望を棄てなかった。倒れても倒れても、彼は立ち上がった。ドクがここ10年ほど、ひどい目に遭ってきたことは明らかだった。辛い離婚を経験し、全日本プロレスのロースターから外され、2回もガンに罹った。それでも彼はポジティブで、そのうち状況も良くなるさと楽観的だった。ガンのせいで経済的には壊れていたし、身体もボロボロだったが、ドクはタップしなかった。ハートと希望でいっぱいにカムバックしてくる様子は、彼を全米チャンピオンにならしめたのとおなじ駆動力だった。ドクは人生にタップアウトしたんじゃない。ホントになんてタフな男なんだ。そして、凄い友達で、男の中の男だった。

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UFC Fight Night 20 のメインイベントでグレイ・メイナードに敗戦したネイト・ディアズが、お兄さんニックばりのナチュラルヒールぶりを発揮し始めている。なお実際にはジャッジは解説は聞いてないはずだ。以前あるジャッジがインタビューで、席にモニターが欲しいと語っていたことがあるし、テレビを見ながら判定するのでは皆が同じ角度から同じ絵を見ることになってマズいだろう。

自分の試合をビデオで見直してみた。個人的にはどのラウンドも僕が取っていたと思う。僕が取っていないと思っていた人間は、ジャッジとアナウンサーと解説者だけだ。

メイナードがタイトルに挑戦できるかどうかという先入観で見ている。僕がやっていることについては何の話もしない。グレイにとって大切な日であるかのように喋っていて、最初から僕にはネガティブな目を向けて、僕がハードに殴らないことだけを話していた。

解説者に潰された。で、ジャッジたちも最初から僕にはネガティブな目を向けていた。誰も試合なんか見ちゃいない。みんな解説を聞いてるんだ。アナウンサーと解説者は椅子に座って好きなことを言うだけなんだから楽なもんだ。ヤツらがパンチを繰り出す訳じゃないだろ。

試合をよく見てくれ。僕の打撃があたったときには、アナウンサーも解説者もその打撃を批判している。そしてグレイ・メイナードがいかにいい選手かを語っている。グレイがどれだけ逃げていたかをよく見てみなよ。そして判断してくれ。ずっとスタンドの試合で、誰がたくさんのパンチを放ち、誰がたくさん当てたか。テイクダウンは無かったのだから、ボクシングの試合のように見ればいい。音声を消して見てみろ。星を盗まれたのだと言いたいんだよ。


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●ストライクフォース既発表の1月30日マイアミ大会の後の日程が明らかになってきた。レスリング・オブザーバなどからまとめる。あれ、3月にShowtime大会はないのかな?

02/26/10 Strikeforce Challenger Series
venue: tba in San Jose, California
ルーク・ロックホールド vs tba

03/26/10 Strikeforce Challenger Series
venue: Save Mart Center, Fresno, Calif

04/17/10 Strikeforce: CBS Saturday Night Fights
venue: tba
エミリャーエンコ・ヒョードル vs ファブリシオ・ヴェウドゥム
ジェイク・シールズ vs ダン・ヘンダーソン (ミドル級王座戦)


●1月2日UFC108(エバンス vs シウバ)のPPV件数予測は 25万5千~27万。カード変更が相次ぎ呪われた大会とも言われ、当初予定より大きくスケールダウンした気の毒な大会ではあったが、年始大会にして、ここ数年来での最低成績となってしまった模様


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世界王者リオン武、5.30防衛戦に日沖を指名=修斗(スポーツナビ)

小学3年生の女の子からミノワマンへ素敵なチャンピオンベルトが贈呈!!(DREAM公式)
これはシュートなのかな。そう思いたいけど、だとしたら、何よりじゃないですか。

記者も激怒し記事をカット! "腕折り"格闘家・青木真也に現場からも批判噴出中(日刊サイゾー)
ハッスル崩壊くらいから、サイゾー記事がどんどん、気分に乗っかって書いているだけのような印象のものになってきた。しかもなんだかちょっと、内容がマークなのである・・・青木が普段も悪い人だ、って言ってるだけだから・・・ただ、世間に漂っている気分を後追いで捕まえて増幅するという作業はうまくやっているように思う。当ブログでも「サイゾー風」のエントリーでも、ひとつでっちあげてみようかな。割に簡単な作業だと思うけど、むなしいよな。

DREAMの大黒柱!(秋山成勲オフィシャルブログ)
秋山もサイゾーに乗っかるかのように、DREAMの大黒柱は所であると勝手に認定!


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