ホワイトハウス首席補佐官がUFCシンパだった!

3月31日のUFC Fight Night 22: Florian vs. Gomi で、「宇野薫 vs グレイソン・チバウ」が行われる見込みだと MMA Weekly が報じた。この大会のラインアップは下記の通りで、さながらジャパンナイトの様相を呈している。なおこの大会自体、まだ正式発表はされていない。

3/31/10 UFC Fight Night 22
venue: Bojangles Arena, Charlotte, NC
ケニー・フロリアン vs 五味隆典
岡見勇信 vs ルーチョ・リンハレス
宇野薫 vs グレイソン・チバウ
ネイト・クオーリー vs ホルヘ・リベラ
ロイ・ネルソン vs ステファン・ストルーブ
コール・ミラー vs アンドレ・ウィナー
ロス・ピアソン vs tba

▲▲▲

Sherdog が、米ニューヨーク州でのMMA合法化に向けた動きをまとめている。今回は州知事提案に含まれていることから、本年度予算案件として必ず4月1日までに審議が完了することになるという。議員から法案を提出する場合に比べ、ずっと確実な日程で審議が進むことになるそうだ。

ズッファ政府対応担当のマーク・ラトナーによると、法案可決後、半年程度でニューヨーク州アスレティック・コミッションの作業が終了するため、早ければ今年の第4四半期にはニューヨーク州での興行開催が可能になるとのこと。年末にマジソン・スクエア・ガーデン大会が見られるかもしれない。

パターソン知事は入場料収入の8.5%を州税として徴収する予定である。これは全米他州に比べても非常に高い税率である。ネバダ州やマサチューセッツ州は4%、同じニューヨーク州でもボクシング興行なら3%で済んでいるという。

規制方法について、他州で例がない点としては、選手ライセンス支給にあたっては選手の指紋を徴収し、犯罪歴を調査することとしている。犯罪歴がある場合、ライセンスが拒否されることになるという。

*****

「イリノイ州が如何にしてUFCを合法化したか」というインサイド・レポートが Chicago Sun Times 紙に掲載された。汚職で罷免されたイリノイ州元知事、ロッド・ブラゴジェビッチの著書の中で明らかにされたものに追加取材を加えたものだという。きれい事だけでは済まないズッファの手口も生々しく,興味深い。抄訳。

Quote:
 ブラゴジェビッチはこのスポーツを嫌っていたが、好き嫌いは別として、MMA合法化の法案に署名をしたのは、ハリウッドのスーパーエージェント、アリ・エマニュエルのご機嫌を伺うためであった。アリはテレビドラマのモデルにもなっているセレブであり、ホワイトハウス現主席補佐官ラーム・エマニュエルとは兄弟にあたる。

アリ・エマニュエルがMMAを気にかけているのは、ズッファが彼の会社エンデバー・タレント・エージェンシーのクライアントであるからだ。

ブラゴジェビッチがラーム・エマニュエルにUFCの話を持ち出したのは、今では有名となった2008年の年末の電話での会話の時だった。元知事によると、ラーム・エマニュエルは自らのホワイトハウス入りによって空席になるイリノイ州選出上院議員の座の後継者選びを知事に一任するので、自分がホワイトハウスを離れるときには議席に戻して欲しいと依頼したのだという。

「アルティメット・ファイティングをイリノイで合法化することで弟さんを助けてやったのに,その功績を認めてくれていないので、私は彼を少したしなめた。合法化は必ずしも私の好みではなかったが、それでも弟さんのためにやったのだ。そのあと、議席の件については、何か良い方法がないかどうか考えてみると答えた」とブラゴジェビッチは書いている。

(訳注 その後ブラゴジェビッチはその議席を金で売ろうとしたことでFBIに逮捕されている)。

MMA合法化の法案は2007年の2月に始めてイリノイ州下院州議会に提出された。およそ一ヶ月で法案は下院を通過し上院に回された。そこでは,当時ブラゴジェビッチの側近でもあった上院議員ジェームス・デレオが法案に署名をした。

この段階で、キム・モリエールはズッファをクライアントとしてロビイストとして活動していた。キムは2003年、ブラゴジェビッチ政権の初年度に、デレオの口利きで年俸6万5千ドルの州政府の仕事を得た。

モリエールはその後2年間、公務員として給与を受け、途中で5千ドルの昇給まで得て、2005年の12月に辞職しロビイストに転じた。2006年の10月にはズッファの代理人となっている。

2007年5月になってMMA合法化の法案は上院から修正案を附して下院に戻され、そこで95対7で可決され、ブラゴジェビッチ知事の署名を持って成立した。

合法化に賛成を投じた議員の中には、マイケル・マッカウリフ議員もいたが、投票の2ヶ月後、モリエールと結婚している。

最初に法案が提出されてから、効力を発揮する2008年6月1日までの間に、ズッファは23名の議員に合計で3万百ドルの献金を行った。デレオには3千ドル、マッカウリフには2千ドルがわたっていた。

ブラゴジェビッチは2008年の後半に、アルティメット・ファイティング陣営にさらなる献金を求めていたようであるが、12月に彼が逮捕されてしまい、資金集め計画は頓挫した。献金候補者のリストには,モリエールの名前もあった。

当局が押収した記録書類には、「アルティメット・プライズ・ファイティングを伴うラスベガスのイベント業者」という言い方で表現されていたという。


(訳注 献金額はこんなものなのかという印象はする・・・これなら大会を一回開催すれば元が取れるだろう。それにしても現役の首席補佐官の弟がUFCと関係しているとは!なお訳出にあたり、背景を理解したり用語を確認するため、次の記事を参考にした。)

検挙されたブラゴジェビッチ州知事にはオバマの側近達が関与!?(Don't Believe The Hype)

面白すぎるイリノイ・スキャンダルーーChanging America(1)(金平茂紀のNY発・チェンジング・アメリカ」)



スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update