DREAM軍団惨敗の巻【ストライクフォース・マイアミ大会】



「ストライクフォース:マイアミ」大会をなんとかこうとか視聴。ポストファイトの動きもあわせて。

ボビー・ラシュリー def ウェズ・シムズ (1R2分6秒TKO)

 ラシュリーが、変テコなポジションながらとにかく抑えつけて殴りつける野人殺法で一方的な快勝。何もできなかったシムズも雰囲気だけはいい悪役ぶりで、ふたり並ぶとどちらがプロレスラーなのか分からない立ち振る舞いであった。ラシュリーはこれで MMA戦績5勝0敗。シムズがほんの1週間くらい前にブッキングされたばかりであることは大目に見てやりたい。

 試合後記者会見では、試合のストップが速すぎた、これがストライクフォースの欲しい結果だっただけなんだろうなどとと主張して怒り心頭のシムズがラシュリーに襲いかかろうとする局面もあったという。シムズによればラシュリーはジャブに見せかけて地獄突きを仕掛けてきたそうだ。

シムスがつまみ出されたあと、ラシュリーは「このスポーツにはリスペクトが重要なんだ。あんなふうに、ネアンデルタール人のように振る舞うべきではない」などと糞真面目に語ったという。相手にしたくないのはわかるが、いなすならいなすで、プロレスラーなら突っ込まれたら適切にボケないと。


ロビー・ローラー def メルビン・マヌーフ (1R3分33秒 TKO)

マヌーフがやりたい放題にローラーをフルボッコしているように見えた。特にローキックは強烈で、ローラーの足は何度も、浅田真央も驚くほど高く蹴り上げられていた。顔を覆い隠すような弱々しいガードで守勢一方のローラーではあったが、お得意の「プリズン・ブレイク」のスクレそっくりの顔で、どことなくマヌーフのことをじっと観察しているようにも見えていたところ、おもむろに一発のカウンターでマヌーフを失神させてしまった。


ハーシャル・ウォーカー def グレッグ・ナジー (3R2分17秒 TKO)

47歳、元フットボール選手ウォーカーのデビュー戦。立ち上がり、ウォーカー落ち着き払っている。見た目にも引き締まっていて若々しい。リック・ルードばりに軽く腰を振ってヤンヤの歓声を浴びたりしている。1R、ナジーのタックルを切ってつぶし、マウントに移行してパウンドを打ち込む。これには驚いた。デビュー戦でこんなにスムースに動ける人は初めて見た。クルシフィクスに近いような態勢のまま、小さなパウンドを落とし続け、ノーリスクのまま1R終了。2R、3Rも基本的にはそんな展開。最後はバックマウントからの弱めのパウンドにナジーが反応しなくなりストップ。

そりゃあダイナミックな名勝負とは言わないが、初戦にして3Rにわたって相手を押さえつけ、それでもガス欠の様子はまるで見られない。MMA選手として見事な試合運びとコンディショニングを見せてくれたと思う。ジョニー・モートンやホセ・カンセコとは完全に次元が違う選手のようだ。この試合のギャラは前が寄付をすると語っていたはずだ。知名度も広報力もありそうなので、これはストライクフォースにとっては拾い物ではないかと思う。


クリスチャン・サイボーグ def マルース・クーネン (3R3分40秒 TKO)

この試合は映像を見つけられなかった。レスリング・オブザーバのラジオショーによると、正直言って非常に退屈な試合だったそうだ。サイボーグの完勝ではあるのだが、撲殺されるにはクーネンにスキルがありすぎて、こう着感のある試合となった模様。サイボーグ登場時の声援もまばらだったそうで、この人気度・この試合内容では、ジナのいない女子格部門の今後が案じられるとのことだった。


ニック・ディアズ def マリウス・ザロムスキー (1R4分38秒 TKO)

ザロムスキーも激しく打撃を繰り出したが、ディアズは素面のままで応戦、レベルの違いを見せつけるように、ノーガード戦法のザロムスキーをボコボコにしてのKO勝ちを収めた。ディアズには、まるでフォレスト・グリフィンの打撃を平然と見極めるアンデウソン・シウバのような貫禄があった。

DREAM と SRC の対抗戦のときよりも、今回のマヌーフとザロムスキーの敗退はなんだか意外と癪に障る(笑)。もちろんローラーもディアズもヘナチョコではないし、こんな結果も十分にありえるのだけれど、ここはひとつ、青木にシールズあたりを刺してもらってリベンジするしかないのではないか。

試合後ディアズは余裕しゃくしゃくで、「家に帰って飯でも食うだけだよ。ヤツがいきなり飛びかかってくるのは想定通り。用意万端だよ」と語っていたそうだが、レスリング・オブザーバによると、尿検査をひたすら拒否して粘っていたという・・・

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試合後記者会見でスコット・コーカーが、今後実現すべく動いている試合について語っている

・青木真也 vs ギルバート・メレンデス:夏までに実現するよと自信たっぷりに語ったそうだ。
・ニック・ディアス vs 桜井マッハ速人:今大会の前座に登場したジェイ・ヒエロンが「勝てばタイトルマッチに進める」と明言されていたにも関わらず(そして、本当に勝ったにも関わらず)、コーカーは桜井戦を優先して組みたいと語った
・クリス・サイボーグ vs エリン・トーヒル
・ボビー・ラシュリー vs ブレット・ロジャーズ

Yahoo! Sports でデイブ・メルツァーのリポートによると、この大会は日本のスター選手を集めたものの、フロリダの観客には全く知られていない選手が多く、ここしばらくで最も静かなMMAの大会になってしまったと報じている。出場選手よりも、観戦していたGSPとダンヘンがビジョンに映った時の声援が最も大きかったそうだ。

Strikeforce Miami 全試合レポート一覧 (MMA Planet)

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石原知事、騒動の朝青龍に「あんなものは…」(産経新聞)

 --朝青龍関が起こした暴行問題について

 「あんなものは横綱じゃないよ。僕から言わせれば。日本の横綱じゃない、少なくとも、日本の相撲の横綱じゃないよ。格闘技っていうやつは強いかもしれないけどね、それを持って是とするなら、相撲ってのはどんどん形骸(けいがい)化していって洋式の美しさがなくなって、文化じゃなくなっていくと思いますな。K-1とかあまり見たことないですが、ああいう格闘技が文化ですかね、私はそうは思わないけどね」

 --何が足りないのか?

 「やっぱり奥ゆかしさ、美しさ、様式の美しさってのがないじゃない。相撲は激しいバトルの中に、ある様式ってものの中にものが包まれているから、ゆかしさがあったり、もののあわれもあったりするんでね。うーん、だめですな」


総合格闘技ニュースブログ NHBnews PRO」経由で。こういう文脈で語るなら、そりゃK-1は文化ではないだろう。異論はない。だからこその面白さを楽しんでいるのでそれで結構だ。でも、ハイカルチャーではないにせよ、悪性の文化ではあると思うし、石原さんのような人がもしそれを認めないのだとしたらちょっとガッカリだ。

朝青龍暴行事件 被害者X氏の横顔と、その裏でうごめく闇社会の影(日刊サイゾー)

『アメトーーク』芸人とサムライ&マシンがリング上で夢のコラボ実現 (Kamipro)

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