UFC110レビュー

ミルコ・クロコップ def アンソニー・ペロッシュ (2R終了 TKO)

 さすがにちゃんと勝つんだなと胸をなでおろしたが、試合ぶりはあまり代わり映えのしない、ワン・ディメンショナルなものだったと思う。左ハイを虎視眈々と狙っているばかりのように見え、MMAっぽくない。もっともそれが彼のかつての魅力ではあったのだが・・・
 今回ミルコの身長 (188cm) 体重 (102Kg) を聞いて、いまさらながらに、この体格でこれだけ早く動けること自体はやはり半端ないことなのではないかと思った。でもご機嫌の試合後コメントをみると、現状を把握できていないようにも思う。

今日の自分のパフォーマンスには満足している・・・ヘビー級での自分の立ち位置はわからないが、トップに属していると思っているので、次の試合を楽しみにしたい。
 
今回ははじめて2週間も前に現地入りした。これまで自分はいろんなことを軽く考えすぎた。日本時代でさえ、試合の2日前に到着し、試合当日には起こしてもらわないと起きれない始末だった。こーちが背中に氷を載せたりしてね。自分の中にはまだ燃料は残っている。もっと練習しようと思う。(MMA Junkie)

次は誰と戦うかはUFCが決めることだ。僕に言わせれば、まずはダナ・ホワイトと戦いたいね。イージーマネーが稼げそうだ。まあ、ベン・ロスウェルかな。(MMA Weekly)



ジョージ・ソティロパロス def ジョー・スティーブンソン (3R終了 判定)

 これはアップセットと見てもよいだろう。グラウンドの攻防が美しく、素晴らしい試合だった。スタンドでもソティロパロスがおしていた。ソティロパロスがライト級トップ戦線に食い込んだ。長い名前だが、ちゃんと覚えるようにしよう。

ダナ・ホワイトも満足げ

MMAファンならだれしも、ジョー・スティーブンソンがどれほど強いかを知っているだろう。ソティロパロスはそのジョーを圧倒した。素晴らしかった。緊張するとか、地元での初めての試合だとか、いろいろあったと思うが、今日は一歩前に踏み出した・・・この調子で続けてくれれば、来年くらいにタイトル戦で戦うことになっても不思議ではない。



 
ヴァンダレイ・シウバ def マイケル・ビスピン ( 3R終了 判定)

 ミドル級に落としたシウバ、それでも小柄。大ぶりのフックだけでなく、ストレートを打つ姿は新鮮だったし、立つ技術や金網を使った攻防など、これまでよりも多彩な動きを見せてくれたように思う。ラスト30秒でラウンドを盗む戦術もあり、まさにUFC流のヴァンダレイ・シウバの誕生という感じ。その分、PRIDE時代のシウバは遠くなった。会場のムードはシウバ一色だったが、判定は結構微妙だったように思う。ビスピンにこれといった決定力があれば、終わらせることもできた試合だったかもしれない。

次は日本で「秋山 vs ヴァンダレイ」戦ということになるのかな。うう、秋山勝ちそう。

ビスピンは不満

どうかな、僅差の試合だった。個人的には1Rと2Rは取っていたと思う。



ケイン・ベラスケス def アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ (1R2分20秒TKO)

WOWOWでは残り放送時間が7,8分位になってやっとこの試合が始まったので、秒殺決着なのかなと想像でき、ノゲイラが秒殺勝ちすることなどあるだろうか、ベラスケスのラッキーパンチがあたったのだろうかと不安感が高まったが、ラッキーなどということではなかった。ベラスケスのスピードとコンビネーションにはびっくり。大変な成長を遂げてきた。勝ち星を重ねながらも、これまでは正体不明な感が残ったが、今回でリアルディールであることを大きくアピールした。ミアやレスナーとの試合を見てみたい。米MMAサイトではノゲイラの「遅さ」を論じる向きもあったが、単に落ち着いて観察しようとしていたかにも見えたし、あまりに短時間でノゲイラの調子自体はよくわからなかった。前回のクートゥア戦は個人的には年間ベストの好試合で、完全復調にも見えたのだが・・・ただPRIDE時代なら、パウンド追撃を捕まえて逆襲に転じただろうなとも思わせた。

次は日本で「ノゲイラ vs ミルコ」ではどうだろう。

ダナ・ホワイト絶賛

ヴェラスケスにはお手上げだ。こんな試合になるとは思わなかった。一進一退の面白い試合になると思っていた。

「ミア vs カーウィン」の勝者がブロック・レスナーに挑戦することになっているが、もしケガなどで試合ができない場合、ベラスケスが挑戦権を得ることになる。



今大会の観客数17,831名は、UFCの米国外大会としては過去最大、シドニーのエイサーアリーナにとってもレコードとなった。ダナ・ホワイトは、来年はメルボルンに進出したいと語っている

【UFC110】シウバ、ミルコ、ノゲイラが揃い踏み――、PRIDE三巨頭の現在(いま)(MMA Planet)

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木村政彦vsエリオ・グレイシー。於マラカナンスタジアム。キムラの名よ永遠なれ。(増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト)

五輪スノーボード:国母出場の男子HP、視聴率は最高20% 占拠率は40%(毎日新聞)
【国母騒動】結局サンスポが正しかった。(情報の海の漂流者)
やっぱり悪役は数字を持っているという、もうひとつの証拠。さすがプロ。

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