WWE新戦略を読む


WWEが18ヶ月以内に開始するとアナウンスした専門ケーブル局について、レスリング・オブザーバ2月22日号に情報筋情報が掲載された。

古い試合の映像を再利用する Classics 的な番組構成が予想されていたが、計画では「ポップ・カルチャー・ネットワーク」を目指すそうだ。オリジナル番組のほか、WWE制作の映画、試合中継はファーストラン・再放送とも、HDに焼き直しての放送というのが売りとなる。オリジナル番組は海外販売も検討。2005年にRaw を高値で他局に移籍させようとした際に、ほとんどどの局も興味を示さなかったことがあり、Raw や Smackdown に買い手がつかない場合の安全弁の役割を果たすとも見られている。

ビンスのプロレス以外のベンチャー事業は、コンサートのプロモーション、ホッケーのマイナーリーグ、ボディ・ビルディング団体の経営、ボクシングのプロモート、フットボールリーグの運営、レコード会社(ステファニー・ミュージック)、映画会社(シェーン・プロダクション)、テーマ・レストラン事業、ホテル・カジノ経営など多岐にわたるが、失敗とまでは言えなかったのは映画事業くらいである。ヒット作も、高評価だった作品もないが、低予算作品のスタジオとして、赤字は出していないのだという。

情報筋は、ビンスはつねに「プロレスのプロモーター」と呼ばれることを嫌っており、事業拡張は常にビンスの念頭にあると見ている。オブザーバは、テッド・ターナーへの長年の嫉妬の意趣返しではないかとも分析している。

オリジナル番組には、サンティノ・マレラとウラジミール・コズロフを起用したコメディ番組、マネー・イン・ザ・バンク大会、レジェンド大会、ウォーゲーム、ドラフト番組(タッグパートナーやマッチメークなどを決める抽選)、ストリートファイト番組などのプランが上がっているという。


●ECW ブランドの後継番組 WWE NXT は、Tough Enough 以来の新人レスラー育成のリアリティ・ショーとなる。Florida Championship Wrestling の8人の新人選手がメンターによって鍛えられるというもので、エゴが衝突する中、観客の前でキャラクターを作ったりインタビューの練習をして成長していくというもの。

以前放送されたTough Enough は視聴率も好調で、メイブンといったスター選手も発掘したが、本当の新人の場合、実戦でブレイクするにはずいぶん時間がかかること、WWE社内にもプロレスの仕組みを公開しすぎることへの抵抗感があったことから、数シーズンで終了していた。今回の参加選手は、リアリティショーの枠内で人気が出たらすぐにメインイベントに使えるような人選となっている。

「新人」として参加する選手のなかには、ダニエル・ブライアン(元ブライアン・ダニエルソン)も含まれている。また、ファーストシーズンの人選から惜しくも漏れた選手の中には、カヴァル(元ロー・キー)が含まれていた。


●WWEは今年、多数のPPV番組の名称を次の通り変更する。

4月特番 Extreme Rules(旧 Backlash)
5月特番 Wild Card (旧 Judgement Day)
6月特番 Fatal Four Way (旧 The Bash)
7月特番 Money in the Bank (旧 Night of Champions)
9月特番 Night of Champions (旧 Breaking Point)

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大分前に見た試合について書きそこねていた。修斗1.23後楽園の「土屋 vs 門脇」。ノンストップの好試合だったけど、判定はあれでよかったのかな。門脇にはからい判定だったんじゃないかという気がした。世間の意見はどうなのかなと思ってネットをさまよっていたら、なんとバウトレビューさんは直接ジャッジにスコアリングの理由を聞いているんですね。これは話が早い。でも2Rについてはやっぱり三者三様のスコアになっていてよくわからない。

KOTC 1.30沖縄大会の「マモル vs バカ」。ケージマッチは初めてというマモルが、バカをケージに押し込んでエルボー三昧、実に楽しそうにやりたい放題していた。バカも王者決定戦に抜擢されるんだから、ヘナチョコではないんだと思うのだが・・・なんにせよ、こんなに嬉々としてケージに順応してしまった日本人は初めて見た。頼もしい。マイクを持てば沖縄つながり・アフロつながりということで「ちょっちゅね」を連発、客席の米軍軍人を困惑させていた。客層は米国人だけあって、グラウンドになっただけでブーイングが出る厄介な環境なのだが、試合後のインタビューではマモルはそれすら是として楽しんでいたようだ。WECがこの階級をなかなかはじめてくれないなか、マモルは一足先に米に進出することになるのだろうか。快進撃が続きそうな印象だ。

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朝青龍ロスへ移動、米格闘界と接触か(日刊スポーツ)
記事はWWEではないかとの印象を打ち出しているが、WWE本社はコネチカット(東海岸)であって、WWEと接触するのにロスにいくというのはピンとこない(ロスはあんまりプロレスじたいが盛んではないと思う)。ちなみにロスアンゼルスは、ラスベガス(UFC)とサンホセ(ストライクフォース)のほぼ中間地点に位置する・・・

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Kamipro の podcast を聞いていると、直接そうはいっていないんだけれども、「レスナー vs ヒョードル」の企画が秘密裏に進んでいるのではないかという気がしてきた。少なくとも、ヒョードルのストライクフォース4月大会参戦が未決定であること、レスナー本人が5月復帰を希望したのに7月まで待たされそうだとの事実報道と、この妄想とは必ずしも矛盾はしない。ヒョードルがインタビューで急に他団体の選手に言及しはじめたり、ムサシがM-1から独立するなど、ロシア側にも潮目の変化を感じなくもない。普通なら放っておいてもレスナー戦とのラバーマッチが組まれそうなミアが、「殺す」などと急に焦っているのもなんだか気になる。病気のため、レスナーに残された試合数がもう多くのないのではないか、そのせいで、これまで障害となっていた「コ・プロモーション」問題を例外的に乗り越えて、レスナーの花道を作ろうとの気運があるのではないかとの邪推も成り立つ。ダナ・ホワイトのビジネス・エゴを緩めるものがあるとすれば、このような浪花節なパターナリズムなのかもしれないと思う。意味深な表紙が印象的な明日発売のGONKAKUや、ダナ・ホワイトにマッチメークを進言したという Kamipro を見れば、なにかわかるのかもしれない・・・・

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