TUF10日本語版エピソード1 【トホホの実況】

「ジ・アルティメット・ファイター ヘビー級バトル」はWOWOWで4月5日からスタートするが、先日のUFC110中継の日に、第一回目のエピソードが先行放送されていた。いやあ、日本語で見るとやっぱりわかりやすい。わかり易すぎて、実はちょっとニュアンス違うんじゃないかと思うほどであった。

前シリーズの「USA対UK」と比べても、やっぱりコーチの配役がぐっとカラフルだし、出場選手もキンボ含め化物ぞろいで、見ていて楽しかった。これからロイ・ネルソンの曲者トークも冴えてくるし、かなり面白いシリーズなのだろうと思う。個人的には悪徳レフリーのスティーブ・マザガッティの吹き替えボイスが非常に本人に似ていたので、つい吹き出してしまった。はじめぃ!しか言わないんだけどね。

前シーズンのTUFで僕が興味深いと思ったポイントのひとつに、試合中の両セコンドの声がある。通常の日本のMMA中継でもセコンドの声はなんとなく聞こえるけれども、テレビもそれをあえて聞かせるために音を拾っているわけでもなく、単語レベルで聞こえてくる言葉だけでは、視聴者には意味が理解し難い場合が多い。ましてUFCで外人のセコンドが何を言っているかなんて、普段はとても知り得ない。それがTUFでは吹き替えで全部聞こえるわけだ。もちろん単にお下品な野次もあるし、そういうものはあんまり訳されていないんだろうけど、ときにはMMAの戦術も伺えるし、そのエピソードで描かれた選手のキャラや得意なスキル、試合の作戦なども反映されていることもある。

ところが、この「ヘビー級TUF」の第一回を見たところ、試合のシーンになると急に、吹き替えの声が引っ込んで、おなじみの高柳さんの実況とTKの解説が入ってきたのだ!

二人のトークはいつものごとしであるが、さっきまで描いていた人物像を踏まえて実況しているわけではないようだ。このエピソードは「ストライカー対レスラー」の戦いになりますよと、番組前半を使ってさんざん描いてきたのに、「TK、この選手はこうして押さえ込んでいる作戦でいいんですね」「金網に押し付けているのがいいんです」などと、まるで初めて、ファイトスタイルの構図を紹介するかのようにしゃべっているのである。知ってるよ、さっきまでそう描いていたじゃないか。片方の選手の本職が企業の経理部長であることも、前半で本人がそう語っていたのに、高柳さんがまた同じことを、こんなに珍しい経歴の選手なんですよと改めて紹介したりする。

セコンドの声はぜんぜんわからないし、とにかく実況が、早いカットのこの番組のテンポにまるであっていなくて、高柳氏の声が挿入されてきた途端に、ハラホレヒレハレと腰砕けになってしまうのである。

リングスではお世話になった高柳さん、ZSTの癒し系雑談実況も悪くない高柳さんを悪く言いたくはないが、とうとう言ってしまうが、ずばりいって、UFC中継の高柳氏は個人的にはピンと来ない。いつもいつも氏が出てくるが、どうしても氏でなければいけないのだろうか。だれかもっと、エネルギッシュでテンポのいい人の方が向いているのではないだろうか。お弟子さんとかお師匠さんとかいうボキャブラリーもそぐわないのでやめてほしい。アメリカの選手同士が、本当に日本語でいう「師弟関係」のような、金銭抜きのウエットな関係にあるのかといえば、たぶん違うんじゃないかと思うし(だから文脈的には誤訳だと思う)、だいたい、食う気満々でステーキハウスに行ったらお新香が出てきたみたいな気分になる。こんなものは趣味の番組なんだから、食えりゃあいいってもんではないのである。「これはアメリカのステーキハウスなんだ」と思って、番組の構成要素ひとつひとつの雰囲気を揃えて欲しいのだ。キン肉マンも結構だが、この場所には属していないだろう。ことに、物語の中に組み込まれているTUFの、試合だけを取り出して実況をつけるのは、純粋に無意味だと思う。自分のチームの選手が劣勢になったのを見て、試合中なのにイライラしてジムを出て行くランページが何をわめいているのか、まったくわからないのだ!そこが一番面白いところだし、そこが次回エピソードにつながる鍵要素となる場合も多いのである。どうしてもやらねばならないのであれば、せめて番組の流れを踏まえてやってほしい。半年も遅れて放送しているんだから、ベストなのはどう考えても字幕スーパーだろうと思うのだが・・・

なめくさったTBSの、腐敗寸前の刺身のような不快感にくらべれば、WOWOWのUFC中継には彼らなりのホスピタリティとか競技への愛は十分に感じさせるのだが、UFCはUFCで、もう100回以上もPPVを積み重ねてきて、確固たる世界観のあるコンテンツなのだから、中途半端にいじるのでは貧乏くさく劣化するばかりだと思う。本来は、出来る限りそのまま流してもらうのが一番だと思うのだが・・・。

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かねてUFC挑戦をアピールしていた元ボクシング6回級王者ジェイムス・トーニー(41)がUFCと契約したと、各サイトが一斉に伝えた。トーニーは現在、ランページの元トレイナーであるファニアート・イバラのもとでトレーニングしているという。デビューの時期、対戦相手などは未定。イバラは、キンボ・スライス戦を提案しているという・・・UFCもついにモンスター路線に突入してきたのか!


そんな批判を予めかわすダナ・ホワイト (Yahoo! Sports より)のコメントを何故か急に関西弁で。

ジェイムス・トーニーのことは好きなんや。グレートなボクサーやで。ほんまに尊敬しとる。そんな男がUFCで戦いたいと言うてきよったんで、そら自分も興味は持った。そやけど、ほんまに来よった。どないするかなあ。ま、絶対にせんのはフリークショーや。わしも他の人がやったときには率先してキャーキャー言うてしもてるからな、自分ではそれはせん。

おいおい、これはお笑いではないんやで。ハーシェルとかカンセコと一緒にせんといてや。ジェームスはファイターや。わしの組んだ試合を見ていてチャンネルを変えられるほど嫌なことはないからな。せやからアホみたいな試合は組まんのや。

それにしても珍しいケースやなあ。この人の才能は知ってるけど、MMAでみんなを驚かせてやるというて自画自賛しとるんや。うーん、なんやちょっと考えてしまうなあ・・・文字通り、どこへ行っても追いかけてきよったからチャンスをあげるんやけど、まあどうするか、考えどころやな。



リンク先の記事によると、ジェイムス・トーニーとの契約はUFCとしては初めて、契約期間中にボクシング戦に出場しても良いと言う、非独占契約となっているそうだ。

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The Underground という掲示板に、Sean McMorkle という選手が書き込みをしており、代理人から日本でジョシュ・バーネットと戦う気があるかと打診を受けたのだそうだ。条件はファイトマネーは5万ドル、プラス勝利ボーナス5万ドル。バーネット自身がDREAMに推薦したそうだ。さすがは携帯電話でアフリクションのカードを作り上げてしまう男、ジョシュである。まあ、こんな話、真偽も怪しいところだが、無名選手に5万はないだろう。10分の1でいい。Sherdog戦績ページ

ニール・グローブ、セス・ペトルゼリ、そしてこの McMorkleさん・・・こんなもん、誰でも一緒じゃあ!

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レスリング・オブザーバ最新号より。先週、チャック・リデルの奇妙なビデオがYoutubeに出現した。リデルの恋人との触れ込みでハイジ・ノースコットというブロンド女性がヌードで登場、ジムで練習をしていたところ、やはり裸のチャック・リデルも登場し、いろんなマシンでトレーニングを始めた。早々に撤収されたこのビデオは、リデルをスポンサーしているリーボック社の Zig Tech というシューズのマーケティング・キャンペーンであったことがわかった。二人は全裸で靴だけを履いており、体のパーツはデジタル制作されていた。ノースコット嬢は昨年、ホセ・カンセコがDREAMでホンマンと戦った際に連れてきた恋人である。リデルがユライア・フェイバーに送信したメールによると、彼が友達であるノースコットとジムに行ったとき、何者かに盗撮されていたのだそうだ。

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前田日明氏、参院選1次公認見送り(日刊スポーツ)
前田日明氏の公認一転見送り!民主参院選1次候補(スポーツ報知)

小沢幹事長:
「誰? 何が? え?」
「あっ、抜けてるちゅうこと? あっそうか~」
「その、前田なにがしにつきましては、いろいろ本人の認識のことやら何やらありましたので、今回は見送り」
「1週間か10日、第2次公認(発表)まで(時間が)ある。その間でいかに戦うか、どうするか、本人も冷静に考えていただくように指示している」



これはちょっとトボケすぎ。なにかあったんじゃないかなあ・・・結構悔しがってるからこその、強がりぶり、無関心ぶりじゃないのかなあ・・・

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J-Sports の番組表を見ていたら、4月23日20時から22時までJ Sports 2 で、「最強打撃格闘技 IT'S SHOWTIME」という番組が掲載されていた。これ以上の詳しい情報は今のところ、J-Sports のサイト上で見つけることができなかったが、オランダのIT'S SHOWTIME大会の中継なのではないかと思われる。

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