WEC47レビュー / 修斗くんピンチ!


WEC47 の映像をチェックできた。

ジェンス・パルヴァーは、これはもう、グラウンドで慌てまくった末の完敗であった。ベテラン選手に、いまのWECは特に辛いだろう。なにせ20歳そこそこの兄ちゃんたちが飛び回っている場所なのだ。昨日も紹介した試合後の名演説の全文が MMA Weekly にあったので、ちゃんと訳しておこう。おいら、グラップラーじゃないからさ(笑)、などとケロっと試合を振り返ったあとの引退挨拶箇所である。南部訛りの英語が涙で震えている。マイクパフォーマンス・オブ・ザ・イヤーものである。

俺が着ているこのタップアウトのTシャツを見てくれ。見せたいことがあるんだ。これは、古臭いパンチアウト(Tシャツにはボクシングゲームのキャラの漫画が書いてある)だ。古臭いタイソン、ビンテージもの、オリジナルだぜ。終わってるよな。

(自分を指さして)ビンテージ、オリジナルといえば、さ。

あと何回、みんなの前で泣けるかなあ。みんなのことが大好きだから、もう付き合ってもらうわけには行かないな。

(引退だとは)いわないけど、もう付き合ってもらうのは無理だ。みんなのおかげで奇跡のような人生になった。お金もたくさん稼がせてもらった。初日から、みんなのためだけにこんなことをやってきたんだよ。

おふくろ、来てるよな。息子のカールソン、娘のマデリーン、愛しているよ。ワイフのカニーカ・・・

すまなかった。勝てなかったよ。

ダナ・ホワイトにはセカンドチャンスをもらったのにな。謝るよ。ファーストチャンスも、サードチャンスもあなたがくれたんだ。なにからなにまで世話になった。人はダナのことをいろいろ言うし、そりゃあ多少は荒っぽいところもあるけど、彼の素晴らしいところ、それは、この孤立しがちな世界で、相手を思いやってくれるところだ。きみらには想像もつかないくらいにね。

言葉では足りないよ。みんな、愛してる。



Little Evil: One Ultimate Fighter's Rise to the TopLittle Evil: One Ultimate Fighter's Rise to the Top
(2003/10)
Jens Pulver

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パルヴァーの日の当たりにくい人生と、同じく日の当たりにくい当サイトに日を照らしてくれているこちらの記事もあわせて必読。


●ミゲル・トレスはべナビデスのヒジで額を大きくカット。写真はこちら(グロ画像)。20針縫ったとのことだ。この試合も目を通した。ベナビデスは手足が短くて、動いているところはまるで星野勘太郎なんだけど、こいつにテイクダウンを取られた手足の長いトレスが、もがくばかりでさっぱり立ち上がれないまま削られている。最後はフロントチョークにタップしたけど、その直前のカットですごい量の血が吹き出していたので、やれやれ、こらあかんわと自らドクターストップをかけたような感じにも見えた。のびてしまったわけではない。ユライアの刺客としてKUDOをぶっ倒したベナビデス、DREAMはなんで1試合だけでリリースしちゃったんだろ・・・(ああ、軽すぎるからか)。


●バンタム級新王者ドミニク・クルーズは蝶のように舞い蜂のように刺すスタイルで、出入の早い打撃を繰り出す。すごく不規則なフットワークで、まあ、よく疲れないものだなあと思うし、打撃自体もまるで内藤のように、そっぽを向きながらのフックを打ったりしていて、綺麗ではないのだが、いかにもしつこく、予測が難しそう。とくに下がりながらのカウンターの強烈さが印象的。ボウルズには一服する瞬間というものがなかっただろう。ボウルズは2R終了時点で試合をやめたわけだが、ガス欠やダメージもさることながら、むしろ万策つき果てていたようにも見えた。

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小見川 道大選手、長倉 立尚選手の対戦カード決定!(ASTRA 公式)
「小見川 vs ミラー」って、どんだけリーチが違うんだ!(笑)長倉の相手・毛利は前回の戦極では「失神KO負け → 倒れたまま一旦目覚め、マイクを取って結婚する友人に祝辞 → 再び失神し担架で退場」をやった人である。「おめでとう・・・ガクッ」みたいな。挨拶の分のエネルギーだけは残してKOされたのか、あるいは大の字に伸びていたのはセールだったのか。その友人は感激しただろうが、こちとら、結婚云々なんてどうでも良くて、正直ちょっと不まじめな印象は受けた。それで毛利選手のことはかえって覚えている次第。

ジャン斎藤氏Twitter:UFCが3月10日都内で記者会見!

石井慧がストライクフォースで米国デビューか~ヒョードルいる憧れのリングで実戦経験積む(カクトウログ)
「月末までに本土で試合をしたい」という本人談話を東スポがふくらませている。
ちなみに、本土で月末までにあるもうひとつの大会に、 「UFN21: Florian vs Gomi」 がある・・・

サイゾーのラノベ記事がヒドイ件(60坪書店日記)

A Matter of Time (エンセン井上の大和魂ニッキ)
リングに上がった唯一の犬、修斗くん・・・

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WWEが2009年度の決算を発表。決算書はこちら(PDF)。訳すのは大変すぎ。18ページ目あたりから、収入や支出の詳細を見ることが出来る。売上は4億7500万ドル、昨年より10%の減少。利益は5000万ドルで、昨年比10%の上昇。レスリング・オブザーバの分析では、注目すべきはテレビ部門の収益性の改善で、これは制作費の削減が奏功したと。年初にスマックダウンを一大会で二本収録していたことがいいコストダウンになったそうだ。選手は大変そうだけどね。PPVの損益分岐点は、昨年の200,290件から、134,496件に低下した。

収入構成は、ハウスショー18.8%、PPV 20.8%、TV 20.2%、グッズ14.7%と、相変わらず一個位こけてもびくともしない分散ぶり。来年は Mattel 社のフィギュアと、THQ のゲームのおかげで、グッズの収益が増加する見込みだそうだ。



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