アメリカ版実力2割マネジメント8割ストーリー

レスリング・オブザーバ3月10日号に、さまざまなスポーツ団体のウェッブサイト訪問者の属性データを分析した記事があった。いつの調査なのか、母数はどれくらいなのか、どうやって調べたのかなど、調査の前提条件がまるで書いてないので、妥当性はよく分からない。「オブザーバ」の信頼性を踏まえつつ、まあ、こういう傾向もあるのかもしれないな、くらいの気分でゆるーく眺めるべきデータだとは思うが、それでもじっとみていると興味深い。下記の表がデータのサマリーで、クリックすると拡大表示(別窓)できる。数値の単位は%.

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年齢層:UFCユーザーが18歳~49歳の層に集中している。ボクシングは34歳未満の若年層に人気がない。UFCも若いファンを広げないと、10年後にはボクシングのようになるのかもしれない。WWEは年代をもっともバランス良くまたいでいる。

人種別:同じMMAなのに、UFCのユーザーとストライクフォースのユーザーが大きく異なる人種構成となっている。ストライクフォースのユーザー構成は、本拠地サンホセのそれを反映しているのかもしれない。とはいえ、UFCの本拠地ラスベガスも、ヒスパニック人口が多いところであるのだが。UFCは白人のスポーツ、ボクシングはヒスパニックのスポーツという俗説はかなりあたっている。黒人がTNAを比較的よく見ている。

年収別:ここでもUFCとストライクフォースの客層の違いが顕著に表れている。UFCの客層はフットボールやアイスホッケー、野球の客層に近い。これはたしかに広告主の興味を引くデータである。ストライクフォースはひどい客層に見えるが、会場の雰囲気は全く逆だとオブザーバ誌は述べている。なお、WWEのファン層よりTNAのファン層のほうが裕福であるというのは意外なデータだ。

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実力2割、マネジメント8割とも言われるMMA業界の裏政治の実態を暴き出すマット・リンドランドの自伝的ドキュメンタリー作品、Fighting Politics が、作品の一部を Youtube チャンネルにアップしている。いくつかの映像を眺めてみたので、ごくごく大意だけを紹介する。

イワン・サラベリー(元選手)の証言

ダナ・ホワイトを恐れることはないよ。彼はただのエアロビクスの先生で、MMAをしたことはない。かつてはいい人だったが、Zuffaを買ってからは暴君と化した。



ロレッタ・ハント(シャードッグ記者)

マットは上の言うことにそのまま従うような人ではなかった。自分なりのやり方を持っていた。ケージでもいわゆるエキサイティングな試合をするタイプではなかった。そんなこともあって、UFCでプッシュされたとは言えなかった。



ジェフ・シャーウッド(シャードッグ創設者)

ダナ・ホワイトはネットの記事を全部読んでるよ。ネットにリンドランドの試合はつまらないと書いてあったからプッシュしなかった、と言うこともあり得ると思うな。ダナは僕のことを、死ぬまで許さないと言っている。あんな大物がこの僕を、と思うと笑えてくる。



ジョシュ・グロス(スポーツ・イラストレイテッド記者)

ダナ・ホワイトはスターが好きだ。自分がそうなると思っていたかどうかは知らない。「ダナ・ホワイトを大統領に」なんてチャントされてるが、それほどの影響力や権力をどう使うかは問題になってくる。



キース・エバンス(UFC元社員)

ダナはリンドランドに勝って欲しいとは思っていなかった。適切な見た目やペルソナを持っていないと考えられていたからだ。



こうなってくるともはや、リンドランドが金を持った高瀬に見えてくる。高瀬ブログのアメリカ版・映像版といえるかもしれない。あれだけの勝ち組であるダナ・ホワイトであるから、その道中に多数の負け組を作り出してきたのもまた、必然的な事実なのだろう。個人的には正直、この映像クリップを見た結果、この作品への興味は大きく損なわれることとなったが、高瀬ブログのファンの人が多い以上、この作品に興味を持つ人も少なくないのかもしれない。


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長南が爆発宣言、大みそか不出場のうっぷん晴らす!=DREAM(スポーツナビ)

「向こうは打撃に特長があるけど、僕は打撃や寝技に偏らない戦いをしたいと思います。あと相手を混乱させる戦い方ですね。打撃で来ると見せかけておいて、寝技でいくとか、あるいはその逆とか。とにかくMMAをやります」



ここでは長南個人がどうこうと言いたいわけではないのだが、最近よく目耳にする「MMAをやります」という台詞が,個人的にはちょっと気になっているという件についてメモ書きしておきたい。

選手が「MMAをやる」と言ったときに、はたして正確には何を意味しているのか、おそらく僕には十分には理解できていないと思う。

だから頓珍漢があることは承知で、あえて、まだうまく言葉に出来ない感想を言えば、この言葉を聞いたときに、なんとなく漂う退屈さ、そこだけ取れば正しい「べき論」を投げられたような窮屈さ、言わずもがなを言ってしまう無粋さのようなものを感じとってしまってならないのである。そう言っておけば何かの免罪符になるかのような感じもある。

これなら、「磨きをかけた三日月蹴りでKOしてやる」という台詞の方がうんと萌える。実際に三日月蹴りが炸裂するかどうかは別問題と言うことで構わない。だって、プロレスじゃないんだからさ。

「MMAをやる」と言ってる側は、こういう僕みたいな認識の人に何かを教えてやろうとしているんだろうなと思う。

アメリカの選手で,こういうことを言う人は、そんなに目立っていないと思う。他のスポーツ、たとえばゴルファーが「ゴルフをやります」とは言わない。だから比較的、日本のMMA選手特有のフレーズだと思う。これって、蝶野が猪木に、「俺はプロレスをやりたいんだ!」とか言うのと似たような話なのだろうか。

もうちょっとうまく言葉に出来るよう、おいおい、DEEP中継の青木の解説でも聞きながら、勉強したいと思う。ただ自分は、MMAをもっと理解したいと思う反面、こういうサプライサイドからの定義付けをすんなりとは真に受けたくない消費者でもある。もしMMAの見方を変えろと迫っているのなら、それなりのこっちのメリットも示していただければ助かるなあとは希望する。


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ヒョードル役員の団体が日本で活動本格化(日刊スポーツ)
アストラの9日前、4月16日にM-1セレクション大会を新宿フェイスで開催。その6日前にはモスクワでの同じ大会にヒョードルがエキジビション出場することになっている。日本でもやるのだろうか、こんなタイミングで・・・


ヘビー級王座戦はアリスター中心、勝者はヒョードルと?=DREAM(スポーツナビ)
DREAM公開計量で笹原EP語る。

 ジョシュvs.アリスターをやるとしたら夏から秋にかけてのイメージですかね。DREAMヘビー級王座決定戦はアリスターvs.誰かという形で考えています・・・ジョシュが順当に勝っていけばジョシュvs.アリスターをやって、その勝者がヒョードルと、っていうことになれば夢がありますよね・・・大みそかなのかそういうふさわしい大会でやれればいいと思います。
 ヒョードルの契約はどうなっているか分かりませんが基本はストライクフォースで、日本ではしばらく試合はしないのでは。


 アンドレ・アルロフスキーやティム・シルビアは今大会に出したかったのですが、近々出てくるんじゃないかと思います。


 4月の韓国大会は最終調整の段階で、発表は明日よりちょっと遅れるかもしれません。カードは“韓国vs.世界”みたいな感じになるかもしれません。



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ハワイ満喫する石井 お気に入りのビーチは…(スポニチ)
カイルアビーチ!僕も行ったことがあります。大賛成。砂が白くて、海が青くて最高。ああ、また行きたいなあ。

タイガー・ジェット・シン「日本に狂虎高校の分校作る」(はみ出し東スポ)

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