DREAM.13レビュー

こちらも遅ればせながらDREAM13観戦記。TBS地上波で視聴。変に手がかかってなくて、なかなかさっぱりとした良い中継だったんだな、これが。

ミノワマン def ジミー・アンブリッツ

せっかく頑張ったミノワマンをくさす、正しいかもしれないけどつまらない、身も蓋もない、まじめすぎるアメリカのメディア。あんな化け物相手に一体全体どんなエキサイティングな勝ち方をすればいいのか、MMA Fighting さんには具体的に教えて欲しいものだ。

DREAM13でミノワマンは自分より、お得意のトーホールドで、70パウンドも重たいジミー・アンブリッツを敗った。ただ試合自体は退屈なもので、ミノワマンが可もなく不可もない選手であることを再確認するばかりだった。

アンブリッツは1R前半、ミノワマンを押さえ込み、頭部を殴りつけていたが、それでもフィニッシュできなかったのは、アンブリッツもまた、可もなく不可もない選手だからなのである。

・・・DREAMはミノワマンをひきつづきフリークショーにプッシュしていくだろうが、ミノワマンがもっとエキサイティングな勝ち方を出来ることを祈りたい。「スーパーハルク」王者というなら、スタンド戦とイエローカード以外の何かを見せて欲しいものだ。



ミノワマンの試合後コメント。やっぱり本人もこう思っていたのか。

──1Rに固められていたときはどんな気持ちでしたか?
ミノワマン やっぱり重いなというのと、これは後悔じゃなくて、自分でこういうのを選んできてしまったんだなっていう思いが改めてありました。



ミノワマン自身によるプレイ・バイ・プレイ


菊野克紀 def 弘中邦佳

アメリカのケージに上がった日本人選手が、アメリカ人選手の奇襲猛攻に「ちょっと待てよ・・・」という間もなくあっという間にボカスカとやられてしまう、そんなような試合に見えた。オラオラ度が違ったというか。

それにしても、リョートがラシャドをKOしたときにも思ったけれど、空手マンが瞬速のコンビネーションで相手をぼこるとき、漫画風にいえば、まるでぼこられている側が宙に浮き上がってしまうように見えるのはすさまじい。弘中も、宙に浮くとまでは行かなくても、棒立ちのようになってストンと倒れ込んでしまっていた。

これで菊野がライト級日本人第三の男だそうだ。中村や石田のことを考えないとすれば、ランキングを作れば確かにそんな感じだろうと思う(石田はどうした?)。ただまあ、BJペンのトップコンテンダーがフランキー・エドガーだと言っているようなもので、やはりツートップとは大きな差があるというか、あれほど層が分厚い印象があったDREAMのライト級って、こんなもんだっけ、というか。


コール・エスコベド def 前田吉朗

まるでエスコベドのキックが前田の口の中にめり込んでいったかのような、ものすごく痛そうな一撃だった(イメージ)。この勝ち方といい、リーチの長さといい、ダン・ホーンバックルを彷彿とさせた。前田は勝ったり負けたりだねえ・・・

CageWriterが、元WECフェザー級王者エスコベドの今回の勝利は、MMA史に残るようなベスト・カムバック賞ものだろうと評している。

2007年にスタフ感染症に罹ったエスコベドは、当初単なる風邪かなにかだと考えて十分な治療をしなかった。このため、感染が脊髄を犯し、下半身が麻痺してしまったという。エスコベドは入院し、脊髄に溜まった液体を取り除く手術を受けた。その後歩行器を使ったリハビリを重ねた・・・



Dream13 前田 対 コール・エスコベド(吉鷹弘の一言)
感想(宮田和幸BLOG)


長南亮 def アンドリュース・ナカハラ

煽りVで、長南の娘が映し出されていたのだが、これが本当にあのピラニア男の娘かと目を疑うほど、驚きの可愛さであった。そして二人の娘さんは奥様と客席で観戦。こんないたいけな娘さんが観戦している前で、お父さんが情けない姿をさらすわけにはいかないだろう。2Rのナカハラの猛攻をどうにかしのぐ長南の姿に、「長南!勝たねばならぬ理由があるだろう・・・」と思わず手に汗を握ってしまう・・・

はっ、なんとTBSの煽りVにまんまと載せられてしまった!

立ち上がりの長南の軽やかなステップワークとパンチの鋭さには驚いた。地上波版ではこの試合は結構なぶつ切りで編集されていた。


KJ・ヌーン def アンドレ・ジダ

この試合は地上波では1分くらいの超ダイジェスト版。分かったことといえば、ヌーンがパンチを繰り出すときに、「ハイッ、ハイッ」と武蔵流発声法を駆使することくらいであった。そんなボクサー、あんまり見たことない。なおヌーンは試合2週間前に足を骨折していたことを明かしている


ジョシュ・バーネット def マイティ・モー

ジョシュが戻ってきただけでいいわ。モーが10分以上も悶絶していたとは知らなかった。フィニッシュはもう、モーが逃げ道を探しているようにしか見えなかった。

ドリーム13(桜井マッハ速人オフィシャルブログ)

ビビアーノ・フェルナンデス def ヨアキム・ハンセン

作戦の応酬、互いに相手を無力化するようなせめぎ合い、熱のこもったインテンスな試合だった。なんといってもこの試合がタイトルマッチとしてちゃんとフルで放送されたことが嬉しい。もっとも、実際に放送していたのは連休明けの深夜3時だったのであり、そういうのを「ちゃんと放送した」と言うのかどうかは解らないけれど。ハンセンの足細すぎ。試合後とかに、あんまり両者、あからさまに仲良さそうにして欲しくないんだけどなあ。

*****

●桜井マッハ速人が自らのブログで、2ヶ月に渡り米国に滞在中であり、ストライクフォースでニック・ディアズと戦うかもしれないと書いている。

Nightmare of Battle が 韓国MFight を引いて、4月24日のDREAM韓国大会がキャンセルされたと報じた。ホンマン、カーンといったスター選手が不在であることから、韓国でのテレビ放送をとりつけることができなかったという。キャンセルもなにも、アナウンスしてないんじゃないかとは思うが、「世界 vs 韓国」というコンセプトなんでしょう?なら無理してくれなくていいわ。


スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update