ジム・ロスのブロック・レスナー論

闘病中のジーン・キニスキーのガンが脳に転移し、もはや食事を取れない容態になっていると、レスリング・オブザーバのアップデートが伝えている。

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ヴァンダレイ・シウバのインタビュー映像がBloodyElbow に。

Q:UFC116で対戦する秋山の方があなたよりも服装のセンスがよく、セクシーさでも勝っているという意見があります

バンダレイ:よおし、ならヤツのモデルとしてのキャリアをお終いにしてやろう



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アメリカはイースターで休暇みたいです。ニュース乏し。




WWEのベテランアナウンサーで、最近ネット上ではすっかりMMAの論客と化している、ジム・ロスのインタビューが Heavy.com に。抄訳。

Quote;
Q ボクサーのジェームス・トニーと契約しました。

A 彼はいくつになる?

Q 41歳です

A じゃあいろいろ急がないといけない。彼がしっかりトレーニングすることを祈りたい・・・スタンドの素晴らしいスキルだけでしばらくの間、サバイバル出来ないかと考えているのだろう。でもそれって、トニーが誰と戦うのか、どんな風にブッキングされるのかによるんだ。ジョー・シウバは頭のいい男だし、ジェームス・トニーがPPVを売ると思うのであれば、当面は打撃の選手をあててやるのが得策だろう。

結局鍵になるのは、試合をどんな風にプロモーションしていくかということなんだ。いつ何時誰とでも、トニーには常にKOするチャンスがあるんだという幻想を高めていくことが出来るかどうか。それによって、実際にファンにPPVを買わせることができるだろうか。それが問題なんだ。

Q 話を変えて、ブロック・レスナーはMMAで、ついに自分のやりたいことに巡り会えたと思いますか

A その通り、自分にぴったりの環境を見つけたね。ブロックをWWEに引っ張ったのは自分なんだ。ブロックはジェイ・ロビンソンのところでレスリングをしていたんだが、そのジェイのルームメイトが、私の友人のジェリー・ブリスコだった。もちろんジェリーは、先だって亡くなってしまったがジャックの弟だ。

ブロックに初めて会ったのはやつがまだミネソタ大の1年生の頃だった。あんなルックスの男を見て黙っていられるかい?MMAとプロレスの間にはたくさんの共通点がある。スターを作り、スターを売り、PPVを売ると言う点では同じことなんだよ。MMA純粋派の人や、MMAのマネジメントに関わっている人の中には、認めたくないと言う向きもあるだろうけれど。違いと言えば、プロレスの試合はあらかじめ結果が決まっているが、MMAではそうではない、というだけのことだ。プロレスと同じように、MMAにもグッドガイとバッドガイが存在する。だって、選手が入場してきたら、歓声を受ける選手も、ブーイングを受ける選手もいるだろう。

で、ブロックの話だ。あのルックスに驚くべき運動能力、285パウンドのナチュラルな身体に、馬鹿馬鹿しいほどのスピードとバランス。カレッジを卒業する頃、ヤツはアマレスを続けることには興味はなかった。MMAの話もしなかった。なにしろ金をすぐに稼ぐ必要があったようだった。

私はそれまで、スティーブ・オースティンやロックと言った選手たちと契約を結んできたが、ブロックほどの速さで7桁(訳注 百万ドル、1億円)を稼ぐようになった選手はいなかった。あんなに早く、あんなにたくさん稼いだ選手を私は知らない。

Q UFC100でのレスナーの試合後の暴言について

A あれは、その場の勢いということだろう。そのときの感覚に本能的に従ったまでだ。確かにちょっといきすぎだったかもしれない。でもブロックはとても感情的で、スピリチュアルで、プライドの高い男だ。考えてみて欲しい。ブロックは子供の頃からマットの上で格闘技を練習してきた。高校・大学でのスター選手としての活躍の裏には、支払ってきた代償もある。そしてWWEを経てUFCにいる。金網に入り、体調も整えてきた。態度もルックスも申し分ない。技術も磨いている。それなのにブーイングを受けたんだ。いったい、ファンを怒らせるような、どんなことをしたというのだ?一生懸命にやって,あそこまでたどり着いているんだから、そりゃイライラもするだろう。

・・・だから私は、あれは彼がそのときの自然で生の感情だったのだろうと思う。自分に反発する観衆に取り囲まれたら、そのときどんな反応を取るべきかなんて、あらかじめ練習できることじゃないんだよ。あんな状況をどうやって再現できるかね。無理だよ。プロレスなら話は違う。ブロックのプロレス時代の仕事は悪役だったわけで、あの状況に備えて考えておくことは出来るし、もしヤツがブーイングを受けて悪役を演じたなら、とてもいい仕事をしたことになる。リアルスポーツの場でブーイングを受けたのは、観客がショービジネスでのブロックの過去を受け入れていなかったからじゃないのか?

・・・ブロックはその場の感情に押し流されてしまったけれど、われわれ一般人が、ブロックのような世界レベルのアスリートのモチベーションやら、MMAのような格闘スポーツに足を踏み入れることのモチベーションを正しく理解することは難しいよ・・・それでもわれわれだって、言うべきではなかったことを言ってしまったことくらい、あるだろう。私はこの20年ほど、高校のアマレスの審判を務めているが、勢いに駆られて乱入してきてしまうコーチはたくさんいるよ。別に悪い人間たちじゃないのだが、取り返しのつかないようなことを言ってしまうことはあるんだ。

ブロックが習得すべきテクニックは未だたくさんあるだろうね。フランク・ミアとの初戦でブロックは足を投げ出してしまい、ヒールを極められてしまった。あれはルーキー・ミステイクだった。そしてフランクがちょっとしたミスにつけ込むことができたのも、練習のたまものだろう。ミアは、ブロックという化け物の息吹を実感したことだろう。そして文字通り、ブロックのアキレス腱を捉え、不利な状況を一気に逆転したわけだ。

私には、それこそがMMAのすべてだよ。不利なことを有利に転じる。ブロックもそのことを勉強をしているよ。


なお、この Heavy.com のロングインタビューの中でジム・ロスは、MMAの実況も是非やってみたいと力説している。この発言は、レスリング・オブザーバのラジオショーによれば、MMA放送業界にそれなりの反応を引き起こしているということだ。

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