UFCのジャッジがファンに口撃!【BJ 50-45の謎】


UFC112「BJペン vs フランキー・エドガー」戦で謎の「50対45」という採点をしたジャッジのダグ・クロスビーがMMA掲示板で不規則発言を行い物議を醸している。非常に冗長だが、冗長であることが要点なので、できるだけそのまま、ダラダラ訳す。いろいろ言いたくなるのだろうが、ファンを馬鹿にするのはやめた方がいいだろう。アメリカ版角田さん?


「ジャッジの天才、中東よりご帰還」

アブダビから戻ってモデムをつないで20分もしないうちに、ドアマンがパニック状態でインターフォンをならした。RCVAだとかプロジディだとかかかれたTシャツを着た数百人の墓場荒らしたちが、まるで「ゾンビーランド」のエキストラみたいに、建物を取り囲んでほえているというのだ。奴らは、「50対45」と叫びながら、ロビーに突入しようとしている。

ならちょっと話をしようか、ディア・フレンド。で、ペン・エドガー戦のスコアについて話すべきなのかな?どうしてそう直截なのかなあ。

それだとなんだか、法王だか国王だかが帰還して、好きなようにお触れを書いて、貧乏農民に命じて協会の扉に貼り付けるみたいじゃないか。なんだかちょっとよそよそしいし、上から目線だとは思わないか?

・・・きっと、私の存在をお知らせしておくだけで今は十分だろう。友人でありMMAファンであるあなたがたにも、言いたいことを言うことはできる。民主的だ。啓示的といってもいい。私のような進歩派はこういうやり方をするんだ。

つまるところ、これって俺の仕事だよね?ジャッジとして、批判を甘んじて受けるのも担当範囲だ。飛行機に乗って、会場に入って、スコアをつけると、自分にはある意味、ファンとの契約が結ばれる。その契約では、批判をすることも自由だ。


・・・というわけで、できる限り公平に、私からの説明をさせていただこう。興味深いことに、私のペン・エドガー戦のスコアが生み出した反応には少々驚かされた。あなた方の反応のことではない。イベント会場で、ホテルで、空港で、多くの選手や製作スタッフが、選手ではなく試合を採点したことに、感謝を述べてくれたのである。

おまえら、ついてきてるか?ほんのちょっとでも、この意味がわかるか?

あわせて、あなた方を許してやろうと申し上げてもいいだろうか。

許すって、怒っていることについて?侮辱について?下品さについて?全部というわけにはいかないな。我が身のことはわかるだろ、あんた。そう、そこのあんただよ。紫色のナイキを履いて、惑星のしっぽの宇宙船に乗って、自分と同じ意見の人しかいない惑星に行こうとしているあんた。それから、ヒーローはけして負けないんだいとか思っているあんた。


・・・ちょっと考えなきゃならんのは、私はペン・エドガー戦のスコアの理由を単に開陳して放っておけばいいのかな。もしくは、あんた(そう、あんた!)との会話を楽しむべきなのか。はたまた、民主主義の観点から、まともだったりあほらしかったりする発言の一つ一つにお返事すべきなのかな。見所のある発言にだけコメントをつけるという方法もあるぞ。アホな質問にはアホな答えでもいいかな。皆さんそれぞれの通貨で返金すべきなのかな。

どうだろう、もしあんたが私なら、どの方向性を取るというのかね。

・・・さて、そんなことはさておいて、これまで他のスレッドでも繰り返し論じてきたように、スコアリングには基準というものが存在する。基準にはちゃんと理由がある。「10ポイント・マストシステム」にも理由がある。ジャッジがラウンドごとスコアを決めるガイドラインになってる。

基準を使って試合を解釈するのがジャッジの義務なんだ。試合を観るということには、解釈も観察も知能も必要なんだよ。

私の意見では、エドガーが試合のトーンを決めていた。戦略を成功裏に遂行していたし、より打撃をあてていたし、試合ぶりはペンを上回った。

それが、リングサイドにいて、MMAを理解しており、これまで何百試合もスコアをつけてきた男の解釈なのである。

「50対45」は、一方的な試合だったという意味ではない。各ラウンドが超接戦でも、どちらかが取る。スコアリングを全くわかっておらんヤツがいるな。

さ、これを印刷したから、窓から落としてやろう。ゾンビーたちもこれを読めば海に帰っていくだろう。



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マルロン・サンドロのコメント。BloodyElbow より。

後3試合、契約が残っているんだ。それをこなしたら、アメリカに行きたい。日本の試合も好きだし、ずっと戦いたいんだけど、いまビジネスになっていて、カネが流れてきているのはアメリカだね。日本のメジャー大会は全部、危機的状況だよ。僕はアメリカに行って、スポンサーマネーをもっと稼ぎたいね。

日本での試合があるから、急いでいる訳じゃない。馬を馬車にひかせるようなことはしないよ。この業界での自分の立ち位置を確立してくれた大会に恩返しもしたいしね。それが今の優先順位だ。未来のことも考えているということさ。



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長野美香 def 市井舞 (3.19 ジュエルズ7)

倒して押さえつける長野と、スタンド(殴り合い?)に持ち込みたい市井の、スタイル的なせめぎ合いは、さすがにほとんどの時間帯で長野がコントロールしていて、判定結果もその通りだったのだけれども、勝利を告げられる長野は大きく目を腫らして憔悴しきった表情・美貌台無し、一方の市井は一風呂浴びてきたかのような、気持ちよさそうな傷一つない笑顔で頭をポリポリ掻いている有様で、どちらがより削られたのかは明らかであった。試合後のインタビューでも、落ち込んで反省の弁を繰り返す長野に対し、「100回でも200回でも追いかけてやるからな~ガオ~」と、後3試合くらいやれそうなハイテンションで語る市井。単なるプロレスラーのお約束とはいえ(しかもアイスリボン風のお笑い入り)、長野が聞いたら心底うんざりするような挑発だろう。

ほとんど体力と、何かガッツあるいはオラオラのようなものの差ではないかと思われる。もちろん市井も、最低限の防御技術を鍛えていたのだろうが、長野くらいの選手で、いまだに体力でもっていかれてしまうというのは、ちょっと残念なことではある。

プロモーターもこの試合はほとんど市井の勝利だったと評価したのか、あるいは市井を総合に連れ込もうとしているのか、さっそく次戦がアナウンスされていて、相手に長野に勝った石岡をあてるという、セオリー無視のマッチメークに出てきた。石岡にとっては復帰戦という文脈もあるのだろうが、長野の心情も気にしつつ、市井が強敵相手にブロールするところ、確かに見てみたい。

ロジャー・フエルタ def チャド・ヒントン(4.8 ベラトール13)

久々の試合のフエルタ、UFCからの移籍に当たっては大金を要求したなどのゴシップも飛び交っていたが、コンディションは良さそうで、負ければ終わりのハイリスクなトーナメント一回戦で、まずは鮮やかに結果を出し面目を保った。戦績6勝0敗、38歳のヒントンが噛ませ犬に見えたのは、本当にそうだからなのか、それほどフエルタが好調だったからなのかはよくわからない。2R、フエルタがやりたい放題のパウンドで翻弄、完全にガス欠のヒントンに対し3R、稲妻のような飛びつきヒザ十字でフィニッシュ。ヒントンにスタンドでバックを取られた体制から、その場で自分からジャーマンで投げられるようにムーンソルトで身体を翻し、どういう風にやったのか、そのままヒントンの足に飛びついてヒザを極めたのだから漫画である。ベラトールにはこういう不思議に絵になるフィニッシュシーンがよく発生する。

その他、映像は見ていないが、戦評によるとジョー・ウォーレンもトーナメント一回戦を勝ち抜き、さんざん細かい失策を重ね、サブミッションをほとんど極められながらも、全体的な勢いで押し切ったような試合だったとある。



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