将軍帰還【UFC113】


マウリシオ・ショーグン def リョート・マチダ (KO 3:35 of round 1)

あの難問ヒカルド・アローナをあっさりと踏みつぶして小池栄子を驚嘆させた、魔法のように強いショーグンが見事に帰ってきた!前回は事実上ショーグンの判定勝ちだったとは思うので(ローキックは試合を終わらせないから判定ではノーカウントだと公言するジャッジがいたりした)、だからこそ個人的には、ちょうど相撲の優勝決定戦のように、2回戦えば2度目はたいてい横綱が順当勝ちするんじゃないかと思っていた。

試合開始直後の回転の速いローキックが前回の試合と同じ動きであったことから、ああ、同じ作戦でいってしまうのか・・・と、ショーグンへの不安感をかき立てられた。実際マチダは、これに対応しながら、虚を突いたようなカウンターを繰り出していたように見えた。解説者が、「アンドレ・ジダがリョートを完コピして,ショーグンに練習を付けた」という情報を流したのにも不安を感じた。だって、リョートになった割には菊野の空手技にダウンしてしまうジダである。メイン開始時点でWOWOWの放送残り時間がとても少なかったこと、リョートが「1R決着」を予告したことなどからも、ショーグン憤死の匂いが立ちこめてきていた。

最後はリョートのガードの腕の外側から巻き込むような、みたこともないようなパンチだった。まるでカマキリがフックを打ったようだ。あんなパンチ,どうすればかわせるのか全然解らない。

UFC王者は各階級とも、強すぎて政権交代は当分ありえないようにも思われたが、ライト級のエドガーに続いて、混戦著しいライトヘビーでも新王者が誕生した。それもエドガーのようなやりかたではなく、正真正銘のKO。やはり納得度は圧倒的に高い。

新王者の最初の防衛戦は、やはり「ランページ vs ラシャド」の勝者が順当だろうか。「ランページ vs ショーグン」なんて、日本のファンにはなかなかに馴染み深い風景である。それと、アンデウソン・シウバはリョートとは戦わない旨を公言していたが、そのリョートが退陣した以上、「ショーグン vs アンデウソン・シウバ」のタイトルマッチならありえるのだろうか。こちらもシュートボクセでの過去の経緯的にも、ちょっとした因縁戦になろうし、いよいよ本気のアンデウソンを拝めるかもしれない。


(PS)
Yahoo! Sports によると、UFCでは過去に、メインイベント級の試合が連戦となったケースが28回あったそうだ。最初の試合の勝者が連勝する場合が13回、最初の試合の敗者が雪辱する場合が13回、ドローが2回という結果である。相撲の優勝者決定戦とは様相が全然違うようだ。


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完封されたポール・デイリーが、試合終了後にコスチェックに一発食らわせたのには驚いた。これがストライクフォースなら、そのまま両陣営入り乱れての大乱闘となるところだが(個人的にはそういうの,嫌いではないが)さすがにUFC、そのようなことは起きなかった。選手よりよほどデカイ身体のレフリーが割って入り、デイリーにド迫力の激怒&説教。他方、殴られてニヤニヤとしゃがみ込むコスチェックは、なぜか真壁刀義にそっくりであった。

プロレスつながりで言えば、アラン・ベルチャーの今日のフィニッシュはなんと、パイルドライバーからのスリーパーホールドという「鈴木みのる」殺法であった。前から思っていたが、敵が自分のまたぐらにアタマを突っ込んできたら、パイルドライバーはやっぱり実戦的な殺しの技なんだと確信した。

いつまでたっても「勉強中」「向上中」のキンボ・スライスはこれで事実上のお別れだろう。ジェイムス・トーニー戦くらいは組まれるかもしれないが。

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OMASUKIを閲覧くださるみなさま、ご無沙汰しております。

4月以降、仕事面でも生活面でもいろいろと変化があって、なかなかブログを書けなくなってしまっております。端的に言えば、これまでに比べて時間が割きにくくなった。

どうしてもなにも書けないほど忙しい、というわけでもないのですが、これまで記事作成につかっていた「自分なりのやり方」のようなものが使えなくなって、それに変わる新しい情報処理方法がなかなか生み出せていない。

ブログを辞めてしまおうとは思っていないし、格闘技もテレビばかりだけれど見るべきものは見ているし、専門誌もペースは遅いけどこれまで通り読んでいます。

しばらく、ペースをつかめるようになるまで、更新頻度はかったるいものとなると思いますが、生暖かくおつきあいいただけますよう。

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最近気になる・・・

●WEC48は素晴らしい大会だったし、コリアン・ゾンビの試合は本当に凄かったけれども、WECブランドの行方はとても視界が悪い状況に。もっとも、それが悪いことであるとも言えないのだが。

●ストライクフォースのマッチメークがグダグダになってきているとの論評多し。ダナ・ホワイトが披露した、ショータイムの関与がストライクフォースをダメにしているとか、スコット・コーカーは飾り物だという説がにわかに説得力を持ってしまうような現象が続出中。シールズを最低の形で流失することもそうだが、今後行われる「アリスター vs ブレット・ロジャーズ」の選手権試合や、「ロビー・ローラー vs レナート・ババル」のキャッチウエイト戦などは、人手不足はわかるけれども、マッチメークの意図をうまく説明することはたしかにとても難しい。ヒョードル復帰が決まったのはいいとしても、コーカーはM-1について聞かれると不愉快な表情を見せたりしているという・・・

ストライクフォースはあり得ないくらい急成長しすぎた。歪みが出ても不思議はない。

●ヨシゾー・マチダのインタビュー映像。カメラの前で尿を飲み干している!(4分頃から)

Q どんな味がするんですか

A 前日に何を食べたかによって、甘かったり塩辛かったりする。戦争中の日本兵はみんな飲んでいたんだよ(ほんまかいな!)




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風薫五月(宇野薫オフィシャルブログ UNOBLO)


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