すでに規定事項?キンボのストライクフォース入り

●レスリング・オブザーバ5月10日より、UFC113動向解説。

UFC113最大のストーリーは、ダナ・ホワイトがストライクフォースに、史上最大の観客動員力を銀の盆にのせて差し出したことだ。いや、金の盆かもしれない。

・・・キンボは巨大な歓声で迎えられた。4勝2敗という戦績は世界最悪とまでは言えない。そしてキンボは、米MMA史上もっとも多くの人が見た試合ベスト4のうち3つに登場している。

「キンボ・スライス vs ジェームス・トーニー」はもっともありそうで、大きなビジネスになりそうな試合だった。UFCがなぜこの試合をするまえにキンボを解雇するのかは謎である。さらにわるいことに、これでストライクフォースが、もっともありそうな「キンボ vs ハーシェル・ウォーカー」を組んで、CBSで中継できるようになった。CBSはたぶん「もう一度やってみるか」と思うことだろう。ストライクフォースの破壊を企むダナが、いったん死んだと思われた機会を敵に提供することになってしまったのだ。

・・・ポール・デイリーは当初、(試合終了後のパンチについて)試合終了のホーンが聞こえなかったのだと弁明していたが、月曜日になって謝罪の声明を発表した。デイリーの問題は、その行為が反プロフェッショナルだっただけでなく、ちょうどタイミング的に、ダナがストライクフォースのことを「CBS大会でギャングの抗争を許してしまう敷居の低い詐欺団体」などとクサしたばかりだったのもまずかった。



●先週のベラトール大会、ライト級トーナメントでパット・カランにアップセット負けを喫し、対アルバレス戦という黄金カードが流れてしまったロジャー・フエルタがK-1出場に興味を示している。去年タイで練習したときに、ブアカーオや魔裟斗の試合を見る機会があり、やってみたくなっていたそうだ。Sherdogより。

この敗戦から立ち直るのにどれくらいの時間がかかるのかはわからない。でも、ここで切れることなくジムに戻ってトレーニングをして、試合をよく振り返って修正するのが自分の仕事だよね。

日本に行ってK-1の試合に出たいよ。立ち技だけだから、パンチとヒザとクリンチとキックだけ注意すればいいんだろ。すごくおもしろそうだし、自分のファイトスタイルとあっていると思うんだ。




●そのベラトール、6月10日フロリダ大会に藤井恵が登場することとなった。対戦相手・階級とも現段階では未定。CEOのビヨン・レブニーのコメント

今回のメグミの対戦相手にびっくりするような難敵を用意できるというと嘘になってしまうが、のちに女子115パウンド級のトーナメントを発表するときには、少なくとも何人かは、藤井の敵となるような有名選手の名前をお知らせできることになる





Sports Illustrated の特ダネ記者 Josh Gross が、記者生活10年を振り返るエッセイを掲載しているが、そこから日本との関わり部分について抄訳。

90年代に「なんでもあり大会」がワッと話題になって、やがてはやくもちょっと停滞していた頃に私はこのスポーツにとりつかれた。ほとんどの血の気の多いアメリカ人同様、私はUFCをまず一度は見てみた。ホイスの名前はみんなが知っていた。でも、いよいよ本格的にこのカルチャーに浸ってみようと思ったのは、1998年にロスで、高阪剛戦を控えたバス・ルッテンと出会ったときだった。

僕にとっては近所のジャパニーズ・ビデオストアが、パンクラスと修斗への窓口になってくれた。私は、スポンジが水を吸うようにあっという間に、このスポーツが非難されているようなものではないと確信した・・・

・・・2006年まで、このスポーツのマネーセンターは東京だった。当時私は、サンディエゴ州立大の学生のまま、18ヶ月で12回も日本に出張し、文章を書くことができたのは本当に幸運だった・・・

・・・ちょっと恥ずかしいので、これまで明らかにしたことはなかったのだが、PRIDE17での桜庭戦で、「サンドストーム」にのってヴァンダレイ・シウバが入場、東京ドームが大熱狂していたとき、実を言うと私も我慢できなくなった。ドームに満ちあふれた感情を処理するためには、シャドーボクシングをするしかなかったりした。そんな試合はほかにもたくさんあった。2003年の「ノゲイラ vs ヒョードル」には誰もが息をのんだ。

・・・ルッテンといえば、朝4時に六本木でミニバンにはねられて宙を舞っている姿を見たことがあるが、その話はまたの機会にしておこう。




●かなり旧聞となったが、ティト・オーティスとジェナ・ジェームスソンのDV騒ぎのその後をまとめておく。レスリング・オブザーバより。

・ジェナは、ティトには殴られていないし、告訴もしない、双子の子供のためにも仲直りをするといったん表明
・ティトの弁護士が、ジェナの鎮痛剤中毒を指摘
・これを受けてジェナは、「やはりティトに殴られた」と前言撤回
・ジェナは事件翌日にドラッグテストを受け、結果はクリーン。ただしこの鎮痛剤はあっというまに体外へ排出されることで知られている。
・ティトの弁護士が、ジェナの薬物中毒説は誤解だったと表明。事件のきっかけとなった2錠の鎮痛剤は、うんと古いものがジェナのズボンのポケットに入れっぱなしになっていたものが出てきただけで、中毒がぶり返したものではないと。
・UFC社内では、ジェナの癇癪だろう、ティトがかわいそうというというムード。
・ティトは一週間の接近禁止命令を消化した後帰宅している。


●レスリング・オブザーバ・ラジオにチェール・ソネンが出演。

Q プロレスラーになろうと思ったことはありますか

ソネン ああ、大学のときにね。98年に全米(レスリング)に選ばれた後、当時パワープラントと呼ばれていた場所でWCWのトライアウトを受けたよ。3日間もかかるトライアウトで、きついなんてもんじゃなかった。結果、選ばれたのは、僕と、ジャマイカから来た男の二人だけだった。で、あとで呼ばれていったときに、「まず大学を卒業したいんですけど」っていったら、「トライアウトを受けて勧誘されたら、その勧誘は一生有効だから」って言ってくれた。2001年に大学を卒業した頃には、WCWは消滅していたんだけどね。

Q WWEは考えなかったのですか

ソネン うーん、MMAをやりたかったしね。プロレスを経由したとしても、結局MMAにたどり着いていたと思うよ。20歳の頃にはプロレスもおもしろそうだと思っていたけど、結局そのトライアウト以上に真剣になったことはなかったよな。

Q あなたのインタビューのスタイルなどは、プロレスの影響を受けているんですか

ソネン まあ、プロレスを見て育ったからね。でもそれって前にも言われたんだけど、自分ではプロレス流のしゃべりだとは思ってないんだ。だって、プロレスでは現実のことにはふれなくていいじゃないか。あらぬ事を好きなようにしゃべればいい。でも僕はいつもインタビューには正直に答えてしまっているし、作っていることは何もないよ。プロレスラーみたいですね、っていうのは、褒められているのか馬鹿にされているのかわからないけど、意図的にやってるわけじゃないんだ。

Q パウロ・フィリヨとの奇妙な試合について教えてください。

ソネン 変わった試合だったな。でも意図は理解したよ。ああ、これがヤツのやり方なんだ、ってね。試合中にやつは、グラウンドになろうって誘ってきた。俺が断るとヤツは、「サブミッションはかけない。ただ、休もうじゃないか」などといってきた。おかしな試合だった。僕は自分の役割は果たしたつもりだったが、タンゴは一人では踊れないしね。




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