マット上の成果主義

 ストライクフォース・ライト級王者のギルバート・メレンデスと、ベラトール・ライト級王者のエディ・アルバレスの対戦が予定されていると MMA Weekly が伝えている。どちらのプロモーションで行われるのか、あるいはコ・プロモーション大会を開くのか、ベルトは掛けるのかなど、日時ふくめ詳細は未報。確かに両選手とも、団体内では有意義な対戦相手を見つけるのが難しいタイミングになっているだけに、思惑が合致したと行ったところか。

両団体は無名選手の交換融通を行ってきた実績はあるというが、ベラトールからストライクフォースにオファーしたロジャー・フエルタの交換トレード案件は、条件が合わずに流れたのだという。この項はレスリング・オブザーバ。

仮にアルバレスが勝てば、DREAM王者・青木を含めた3すくみ状態が生まれることになる。

そのエディ・アルバレスがシャードッグのインタビューで子供時代のヤンチャを語っている。Fight Opinion よりまた引き。

僕はMMAでの試合数よりもうんと多くのストリートファイトをやってきた。僕が育ったあたりは治安が良くなかったんだけど、喧嘩をすることはなかった。高校生くらいまでは喧嘩とは無縁さ。だって一端喧嘩が始まれば銃撃戦になるから、しないにこしたことはない。でも高校を卒業した後、友達とつるんでいて、喧嘩をするようになった。いまでもまだ、同じヤツらとつるんでいて、ヤツらは喧嘩をしたりしているよ。僕はパスしてるけどね。ストリートファイトで僕はとてもいい仕事をする。若い頃の自分をビデオに収めていたら、キンボなんて目じゃなかったと思うよ。



(ディフェンシブな試合をする選手が増えてきていることについて)
こういう風にしたらどうだろう。僕はいつもこう思ってるんだけど、もしプロモーターが、面白い試合をするより勝つことだけに専念するような選手に腹を立てるなら、勝利者ボーナスというのをなくしてしまえばいいと思うんだ。普通のアスリートみたいに、フラットレートで支払えばいい。参戦に50万ドル、勝てば100万ドルとかいうから、勝つと負けるとで大違いだと思って神経質になってしまう。いろいろ考えてしまって、普段ならしないようなこともやらかしてしまうんだ。その選手の値打ちに応じた固定給でいいじゃないか。そしたらプレッシャーがなくなって、思う存分ケツを蹴り上げられるのさ。



>まさに成果主義人事の功罪。難しい議論である。アルバレスの議論にも一理ある。しかし、たしか昔 K-1 Max では、勝利者ボーナス導入で選手の目の色が変わったということが報じられたことがあった。刺激的な勝利ボーナスがリング上でいい結果を出すかどうかは、けっこうケースバイケースだろうと思う。カネとマッチメーク(チャンス)と試合順と、いろんなアメとムチで、選手が頑張りやすい報酬体系を模索するしかないだろう。いまのUFCは、勝ち負けはカネ、試合のおもしろさは試合順やマッチメークで処遇しているように思うが、これが唯一の解でもあるまい。実はリング上の光景のかなりの部分を決めるのは、案外こういう話なんだろうと思う。

そういえば、ちまたのランキングにしても、勝つか負けるかの実力ランキングだけじゃなくて、プロレスの格に近いようなランキングがあったってよさそうなものだと思う。

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Sherdog によると、ストライクフォースは、ミドル級王者ジェイク・シールズの離脱を見越して、新王者決定トーナメントの開催を計画しているという。参加が見込まれている選手には、ロビー・ローラー、ホナウド・ジャカレイ、ダン・ヘンダーソン、ジェイソン・ミラー、ティム・ケネディ、ルーク・ロックホールドらがいる。11月か12月のビッグイベントで新王者が誕生とのシナリオ。こういう話が日本マットの動きにも絡んでくる時代。

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ジョシュ・バーネットの電撃参戦で注目を浴びているオーストラリアのプロモーション Impact FC のカードが固まってきた。MMA Fighting によると、下記のようなラインアップとなっている。

7月10日 ブリスベーン大会

ジョシュ・バーネット vs ジェロニモ・ドス・サントス
Josh Barnett vs. Geronimo Dos Santos
カルロス・ニュートン vs. Brian Ebersole
カロ・パリジャン vs. Luis "Besouro" Dutra Jr.
ジェフ・モンソン vs. Bira Lima
パウロ・フィリヨ vs. Keith Johnson

7月18日 シドニー大会

ケン・シャムロック vs. ペドロ・ヒーゾ
ジェフ・モンソン vs. リコ・ロドリゲス
ムリーロ・ブスタマンチ vs. ジェシー・テイラー
ソクジュ vs. Joaquim Ferreira
パウロ・フィリヨ vs. デニス・カーン


なにかと不安定なフィリヨ(とパリジャン)と、国外旅行もままならぬはずのモンソンが2連戦という計画になっていたりするのは不安だが、それでも、いまやズッファとストライクフォースがだいたいの選手を抑えこんでしまっているかのように思われるこのMMA労働市場で、まだこれだけのマッチメイクが出来るのだなあと妙に感心してしまうような顔ぶれでもある。先日の試合後にコスチェックにクレイジーパンチを繰り出してUFCをクビになったポール・デイリーもこの大会に参戦するとの報道もどこかで見かけた気がする。日本人選手でも間隔の開いてる人はドンドン出て行けばいいのに。

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プロボクシング世界王者ヒカルド・マヨルガが元UFC戦士のディン・トーマスと対戦することになっていた米MMAインディプロモーション「Shine Fights」の「World Collide」大会が土壇場でキャンセルになるというズンドコが発生した。

マヨロガはドン・キングと独占契約を締結していたため、キング側がフロリダの裁判所から、マヨロガの出場停止命令を得た。

大会直前にメインイベントが消滅したShine では急遽、セミファイナル扱いだった「ムリーロ・ニンジャ vs デビッド・ヒース」をメインに昇格させ大会強行をはかるも、今度はノースカロライナ州のアスレティック・コミッションが大会中止命令を出したという。

州コミッションでは、定められた供託金の預け入れがなかったことと、リングサイドにドクターの配置がなかったことを、中止命令の理由としてあげている。

この項 MMA WeeklyMMA Junkieより。

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WECの名物リングアナウンサー、ジョー・マルチネスさんがボクシング界に転身。MMA Fighting より。

ゴールデン・ボーイから来年いっぱいまで98試合分のオファーをもらった。WECに相談に行ったら、「君も家族がいるだろう。WECが来年どうなるかは、なにも保証できない。またこちらから声を掛けるよ」的な返事だった。

実は自分は100%のボクシングファンなんだけど、このケージファイティングに関わるようになって、2回目の大会だったかにすっかり腑に落ちて、それからはMMAの大ファンになった。MMAを知れば知るほど、そして選手と会えばあうほど好きになった。事情を知らない人は、MMA選手はネジのゆるんだ人たちだと思っているかもしれないけど、実際には90%の選手は大学に行っているし、ほんとに知的な大人の人が多いんだ。

子供が3人いて4人目ももうすぐ。家族のことは確かにある。だから決断をした。なんだか、高校生時代に恋人と別れた時の気分みたいだ。



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Kamipro と ゴン格を買いましたが、最近の自分がちょっと格闘技にボンヤリなりつつあるなか、1冊940円というのはフッと我に帰るような価格ですね。なんか、買うかどうか、真剣に考えちゃいます。仲の悪い両誌なのに、お値段だけは仲のいいことで。

まだパラパラと見出しを見た程度だけど、「リング vs ケージ」がこんなに盛り上がっているとは思いませんでした。これは何を解決しようという議論なのかな・・・でもこの議論って、もう遅くないですかね。だって、今年はまだDREAMは一回しか見ていないけれど、UFC系はもう何大会を見たことか。もうなんか、自分の限られた注意力の総量の中で、DREAMって、すでにだいぶ印象が薄いんですけど・・・

さあて、たまに時間が取れると、つい作成してしまう、こういうニュースものの紹介記事ですが、やっぱり遅すぎてあんまり意味がないですかね・・・。やはり当サイトは読み物系に特化すべきか・・・ふーむ・・・

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