水垣 vs フェイバー決定! / 米MMAで薬物検査強化の動き


8月18日のWEC50ラスベガス大会で、「水垣偉弥 vs ユライア・フェイバー」が計画されているとMMA Weeklyが報じている。ユライアはフェザーからバンタムに階級変更。MMA Weeklyはまた、同じ大会でユライアの僚友ジョセフ・ベナビデスがドミニク・クルーズのWECバンタム級王座に挑戦することも決まったと報じている。これは充実したカードの揃った大会となりそう。

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今週のWWE RAWにクイントン・ランページ・ジャクソンが登場したが、本人ものすごく楽しかった様子で、大興奮の弁をTwitterで吐きまくっているという。いわく、「子供の頃はWWEに入りたかった。夢が途絶えてからはプロレスファンをやめてたんだが、そのことを後悔してる。ヤツのことも許してやる。」ヤツというのはアンダーテイカーのことで、ランページがサインをしてもらいに行ったところ相手にされなかったのに、別の子供にはサインをしたことで、たいそう心が傷ついたことがあったのだという。Wrestling Obserber Daily Updateより。

もちろんランページはプロレスファン。チェーンと遠吠えのギミックは、ジャンクヤード・ドッグですね。

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アメリカ時間の今週水曜日というからもうまもなくであるが、ネバダ州アスレティック・コミッションで公開会議が行われることになっている。その議題の一つに、「ステロイド・ドラッグ・テスティングに関する取り決め、懲罰について」というものがあげられていて、注目を浴びている。No Holds Barred というラジオショーが、ネバダ州コミッションの元チーフ・リングサイド・ドクターで、神経科のマーガレット・グッドマン医師を招いて、この問題について話し合っている。Fight Opinionのトランスクリプトを参考にしつつ、かなり端折って紹介する。


Q 世界アンチドーピング機関(WADA)が定めるドラッグテストを、MMAやボクシングにも導入すべきだとの声があります。

医師 そのような意見は最近広く報じられている。各機関でも議論が行われているし、マスコミも選手の間でも関心は高い。フロイド・メイウエザーもこの件を持ち出し、予告なしの抜き打ち検査、EPOやHGHの検査も行うべきだと主張していた。それらの物質はとてもありふれたものになっているのに、いまのやり方ではほとんどテストできていない。ネバダ州だけでなくボクシング業界には、この問題は無視できないとのプレッシャーが存在する。コミッションのトップ、キース・カイザーは、現在のテストは十分なものであると主張したりしているが、メイウエザーの件が明らかにしたことは、ネバダのテストはまったく不完全なものであるということだった。今回の会議でどんな話になるのかは私にはわからないし、興味深いところだが、今後広くアドバイスを求め、小委員会で検討していくようなことにあるといいなと思う。どのようにテストを行うか、どのテストはやれそうにないか、どんな人を
失格にすべきか、誰が費用を払うのかなど、決めるべきことはたくさんある。

もはや、自分たちのやり方でいいのだと言い張って、見ざる聞かざるを決め込むことは出来ない。これ以上この問題を放置すると、ネバダ州コミッションが愚か者に見えてくるだろう。

あきらかに、いまの仕組みをすり抜ける方法はたくさんある。米国アンチドーピング機関(USADA)なども参加して大いに議論して欲しい・・・このところの検査が、ほとんど失格者を出していないこと、違法物質使用の防止に役立っていないことは、どんなにぼんやり見ていても明らかなことだ。不公正な試合がまかり通っている。選手にとっては大きな危険要因となっているし、テストを変えなければならないことは明白だ。

・・・どんな仕事であれ限界を認めることは大切で、USADAが自分たちのテストは100%有効だというなら、誰も信用しないだろう。限界があるのは明らかだ。100%だというなら、HGHで失格者が出るはずなのに、誰も出ていない。大勢のアスリートがそれらの物質を使っていることは分かり切っているのだ。

・・・今の検査方法では、抜き打ちテストといっても、選手はラボに48時間以内に来ればいいことになっている。でも低濃度のEPOやテストステロンは数時間で対外に排出されることがわかっている。


Q HGHはどのような危険性があるのですか

医師 もともとある種の病気の治療に使われる薬なので、そもそも健康な人が摂取すべきではないのであって、ことに長期的な副作用がまだよく知られていない。わかりやすい副作用としては、骨の大きさが変わってくる、とくにアゴが大きくなる。そのことは、ガンにつながると考えられる。それにたいていの場合、HGHは他の薬と一緒に使われるだろうから、クスリ同士の飲み合わせの問題もあり得るし、長期的には心臓や肝臓、腎臓に負担をかけることになろう。


Q EPOなどは尿検査によってでも簡便なスクリーニングで検出できると聞きますが、コミッションはそれをやっていません。

医師 たしかにどの州のコミッションもやろうとしていない。先日もあるコミッションの人と話をしていたら、会議に次ぐ会議でドラッグテストのことを何度も何度も、まるで壊れたレコードのように話し合っているにもかかわらず、実際にはやり方を変えようとしない・・・


>「日本再弱」の理由がこれだったら切ないですなあ。

ちなみに前回、ドラッグテストの手法を巡り交渉が決裂した「メイウエザー vs パッキャオ」戦、今回は交渉が完全にオフレコで進められている模様だとYahoo Sports! が伝えている。

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ダナ・ホワイト、UFCの海外進出について。MMA Fightingより。

UFCのオフィスには壁一面のおおきなボードがあって、そこには今後可能性のあるの大会日程や開催地、会場が書き込まれている。アメリカ国内の都市もあるし、海外の都市もある。おなじみの場所もあれば、ホットなターゲットも、長期的な見通しもある・・・

ダナ・ホワイトは「場所はいつも探している。都市名を消してはまた新しく書き込んでる。開催地の決定では、テレビの視聴者数・PPVの売れ行き・地域の経済状況などたくさんのことを考えている。当てずっぽうでダーツを投げているわけではないんだ。」

とはいえ、ダーツで決めているように見えるのも事実だ。この街には行かないのですかと尋ねると、NOという答えはほとんど返ってこない。中国、韓国、インドは今のホットターゲットだ。ブラジルが2016年五輪開催地に決まって以来、南米諸国も照準に入ってきた。メキシコも有力だ。おそらく来年年初には、アフガニスタン大会も開催される。

「中国版TUF、中東版TUFを製作し、アメリカでややったようなやり方でタレントを作っていきたい。そのあとでUFCを持ち込むんだ。優勝者はUFCと契約し、各国でスターになる。世界中でどうすれば放送されるかを把握しようとしているところだ。みんながみれるようにね。」

・・・各方面で進展がみられるというのに、UFCがずっと当惑し続けている国が一つある。日本だ。「時間を使って、しっかり仕事をしないといけない市場の一つだ」とダナ・ホワイトは語っている。ヤクザ・スキャンダルが問題なのかと問われるとホワイトはぶっきらぼうになる。

「それも問題の一部だ。たしかにけして助けにはならない。でもそのことについても考えてる。ギブアップはしない。どうにかするまで、日本のことはやり続ける」






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