ミスター・ヒト伝説 / キンボがベアナックル戦に?


セルゲイ・ハリトーノフとヴァレンタイン・オーフレイムがストライクフォースと契約。先に契約したシアー・バハドゥルサダ、ディオン・スターリングとあわせて、ゴールデングローリー選手が4人連続でストライクフォース入りしたことになる。BloodyElbow

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なかなか面白そうなのに、どうにもついていきにくいまま順調に進行中のベラトール・シーズン2について、MMA Fighting が記者座談会を行っている。かなり砕いて意訳。フジメグの試合はもうすぐですかね。

ー 注目のトーナメント決勝戦は?

記者A わたしはフェザー級決勝、無敗のブラジル人パトリシオ・ピットブルが、ジョー・ウォーレンと戦う試合に注目しますね。ピットブルはベラトールのスター候補だし、どちらが勝っても、現王者ジョー・ソトへのチャレンジャーとして強力だと思いますよ。

記者B 自分の注目はウエルター級決勝です。レスリングのポテンシャルの高いベン・アスクレンが、下からも攻められるダン・ホーンバックルからテイクダウンを取る。わくわくしますよ。実績を踏まえれば、ホーンバックルが順当だけど、密かに急成長したアスクレンが、ファンを驚かせてくれることを期待している自分もいますよね。

ーこれからのベラトールに期待することは?

記者A やはりエディ・アルバレスとヘクター・ロンバードに、相応しい対戦相手を探して欲しい。この二人は世界的にも間違いなくトップクラスで、UFCレベルの選手だと思うんで、そのことを証明できるような対戦相手が欲しいんですね。ロジャー・フエルタならアルバレスとスーパーファイトになったんだろうけど、フエルタはトーナメントで負けてしまった。ロンバードの相手にはパウロ・フィリヨも検討されたけれど、やっぱり欠場となってしまいました。ベラトールが何もしていない訳じゃないので、今年後半に期待したいですね。噂のギルバート・メレンデス戦が実現すると素晴らしいんだけど。

記者B 今年後半に行われるヘビー級トーナメントに,いい選手を選んで欲しいなあ。ヘビー級トーナメントはうまくいけば、しっかりとファン層を広げることもできるけど、スタミナ不足の選手が退屈な試合を連発しないかと心配だよ。

ーベラトールの客入りはどうしてこんなに良くないのでしょう?

記者B やっぱり最大の問題は、毎週毎週、全米を旅するような日程をこなしながら、プロモーションをやってチケットを売るというのに無理があるんじゃないかなあ。熱心なMMAファンからの評判は良いんだけどねえ。

記者A もう一つは、MMAのテレビが多すぎて食傷気味になっているのかも。ローカルショーがドンドン増えて、PPVも増えて、競争相手も多くなっていますからね。


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4月20日に亡くなった安達勝治氏(ミスター・ヒト)の追悼記事が、やや遅れて6月7日のレスリング・オブザーバに掲載されていた。そこからエピソードを3つばかり紹介する。


●ヒトの得意技はダイビング・ヘッドバットだった。このムーブは後にダイナマイト・キッドに影響を与えた・・・1981年にはヒトはスタンピード・レスリングでベビーフェイスに転じた。北米のプロモーションで、日本人をトップ・ベビーフェイスに据えたというのは、ほとんど他に類を見ないことだった。

●80年代、ヒトは新日本の海外エージェントを勤めるとともに、新日本の若手レスラーの多くを自宅に住まわせて、カナダ流のライフスタイルを教え込んだ・・・最後はあまりの払いの少なさに幻滅して新日本とは袂を分かった。ヒト夫妻と新間寿夫妻がカルガリーのホテルで大げんかをしたのは有名である。その後ヒトは報復のため、馬場の連絡役として、新日本で人気がピークに達していたキッド・スミス組を全日に移籍させた。スタンピードのトップ2を全日本に移籍させたことで、親密だったハート・ファミリーと新日本との関係も終焉を迎えた。ブレット・ハートが新日本で稼げなくなったのもこのせいである。

●1979年、国際プロレスのバックステージでヒトは、当時ナンバーワンの喧嘩番長と目されていたマサ斉藤と大げんかをやらかした。ヒトは国際プロの外人のブッキングを担当しており、斉藤は外人サイドにブッキングされていた。ヒトは斉藤に、アニマル浜口戦で時間切れ引き分けを演じよと命じた。斉藤は、自分の反則負けにすべきだと主張した。怒り心頭の斉藤は試合でも仕事をせず、これを受けて浜口も仕事をしなかった。控え室で斉藤は、おまえはオフィスの回し者だなどとヒトを罵倒した。結局両者は殴り合いはじめ、他のレスラーが割って入ったが、ヒトは目からひどく出血していた。一部始終を見ていた上田馬之助は、斉藤相手に一歩も引かなかったヒトはたいしたものだと語っていたという・・・

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Examinerの報道によると、米インディMMAプロモーションのShine Fightsが、「キンボ・スライス vs ボビー・ガン」のベアナックル・マッチを計画している。ボビー・ガンはIBAなど4団体でクルーザー級王座を獲得したことのある現役ボクサーで、戦績21勝4敗。ただ、報道文意から読み取るに、ガン選手がシャインに企画を持ち込んだだけのことみたいだ・・・

ボビー・ガンのコメント

ユーチューブで見かけるようなストリートファイトとは違う。ロンドン・プライズファイト・ルールの下で戦うことになるんだ。レフリーもジャッジもいる、古くさいけれどまともな試合だ。

キンボはベアナックルなら世界最強のストリートファイターだと主張している。自分も若い頃にはご多分に漏れなかったぜ。とにかく、これまでのボクシングとは違った試合になるだろう。自分はリタイアしてるわけじゃなくて、まだボクシングの世界で全盛期だ。

キンボはMMAでうまくいかなかったが、それならお得意のベアナックル・ファイトはどうだい?オファー金額もばかでかい。ほとんどのタイトルマッチよりもたくさんのマネーが盆の上に乗ってる。あとはヤツが受けるかどうかだ。



Shineのプロモーター Dave Philman のコメント

この試合を裁いてくれるアスレティック・コミッションがまだ見つからないんだが、いくつか合法的なやり方は考えてあるんで、その点では問題はないと思う。むしろ、ベアナックル・ファイトを5,6試合組みたいと思っているので、選手が集まるかどうかの方が心配なんだ。

多くの人が誤解しているけど、ベアナックル・ファイトは早めのKOになるから、かえって安全なんだよ。パンチを浴び続けると言うことがない。コミッションにはそこのところをしっかり説明するつもりだ。野蛮な見せ物ではない。すべてはここから始まったんだよ!

UFCの「ラシャド対ランページ」はうまくいったみたいだね。でも87万件もPPVを売って、5400万ドルも儲けたのに、選手のファイトマネーは25万ドルなんだ!ばかげているよ。この大会がうまくいけば、みんながもっとハッピーになれると思うよ。



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