小川直也の中途採用面接


○丸藤正道、鈴木みのる def 小川直也、×澤田敦士(5.9 大阪府立 IGF12)

 やりたい放題の丸藤・鈴木に対して、意地になって突っかかっていった澤田・ほとんど何も出来なかった小川、という印象が残る試合だった。小川がとくになにか遠慮したのか、丸藤・鈴木が意地悪をしたのか、とにかくそこには何かがあったのではないかと思わせた。かつての小川には、「丸藤や鈴木的なプロレスのうまさなどいらない。小川に求めているのはもっと別のことだ」という期待感がもてたが、その頃からもう幾年月たっているというのだろう。

レスリング・オブザーバはこの試合を「丸藤による小川の査定試合だった」と報じていた。NOAHも核になれる選手を探しているんだろうし、小川もちょっと見ておこうかと言うことだったのかもしれない。だとすれば試合後の丸藤と鈴木のおおむね次のようなコメントも腑に落ちる。

丸藤 「俺はもうIGFはいいわ。まだ澤田の方がねえ・・・」

鈴木 「そうそう、まっすぐにしかこれないけどな。あれじゃクリボーだよ。ほかにもいるじゃねえか、ネクロ・ブッチャーとかさあ」

丸藤 「ああ、それはまたそれで、いいんですけど・・・」

(記憶から再生してみただけなので、間違いはあるかもしれない。)

他方の小川は明らかに沈んだ小声で、支離滅裂なコメントを残すばかり。言葉選びだけは強気だけど、ようするに「また来てください」と言っているようにしか聞こえず、深い悲しみを感じさせた。中途採用面接、失敗だったのだろう。何で小川ほどの男が丸藤に落とされないと行けないのか、とも思わなくもないが・・・

リング上で猪木と握手した丸藤の悪ガキのような楽しそうな表情はなかなかによかった。


北岡悟 def (判定3-0) ジョージ・ホドリゲス(パンクラス6.5ディファ)

入場時・選手コール時の北岡のキモイ表情は、戦極ライト級GPのころのすさまじいものに戻っていた。首をゆらゆら揺らしながら、まるでいじりー岡田のように、舌まですばやく出し入れして見せたりしていたのである。あれで気合いでも入るのだろうか・・・。でも試合運びは、戦極の頃とは違って、得意なサブミッションにこだわりすぎない、あっさりした味付けだった。何度でも極めることができそうに思ったが、そんなことよりも、フルラウンドにわたり、ガス欠を起こさないということを自分の優先課題にしていたかのように見えた。そして、ポイントを奪ったと見るや、あとは押さえつけるばかりの割り切ったゲーム展開であった。

見方によっては「日本 vs カメルーン」のような試合でもあった。まあ、勝ったので良かったけどね。

これが北岡のニュースタイルになっていくのか、それとも今回は実験してみたという側面があったのかはわからない。ただ、見ていてスカッと出来るようなファイトとは言えない。北岡自身は、まずは一勝したので、いろんなことへの資格が出てきた、みたいなコメントを残しているが、一ファンとしては、こういう試合についてこいというなら、「ケージでメレンデスにリベンジしてやる」といった、より大きな目標も、あわせて語って欲しいところではある。


大島優子 def 前田敦子 (6.9 JCBホール)

いや、さすがにAKBについて何かを語れるわけではないし、このニュースにしても「アッコにおまかせ」か何かでチラリと見た程度なので、その範囲だけでものを言うことをお許しいただきたいが、「ごちゃごちゃ言わんと、誰が一番強いのか、戦って決めたらええのや」といった感想を持ってしまった。やっぱり日本人はこういう「格の争い」が好きだなあと思うし、こういうものを見ると僕はどうしてもプロレスを連想してしまう。二位の子が発表になった瞬間の、会場となったJCBホール(AKBはなんだか社会現象のようになってるけど、なんのことはない、修斗や新日本プロレスと同じ箱なんですね)のどよめきとカタルシスは、プロレスや格闘技のアップセットととてもよく似ていた。二位に落ちた子は奥歯をかみながら「あたしゃ負けるのがでえっきらいなんだよ!」と早速次回のリマッチにむけての煽りを開始していた(負けてただちにヒールターンとは、なんと抜け目のないことなんだろう)。一位の子は一位の子で、「ええっ、3つ入ったの?」みたいなドラゴン的な表情のあと、エースの自覚たっぷりに、ベビーフェイス的なことだけを(つまり、中身がない)、涙混じりにとつとつと語っていた。満点である。勝敗のコントラストがくっきりとわかりやすい構造は見事だと思う。AKBはえぐい商売でファンの懐をむさぼっているなどと批判的な報道も目にするが、熱心なファンの人はおそらく「青木・メレンデス」ばりに気合いを入れて観戦し、どっと疲れるほどに満足したのだろうし、それはプロレス・格闘技ファンとしては何となく共感できなくもないし、むしろそんなに効果的な集金システムがあるなら、格闘技やプロレスも見習うべきかもなどと思ったり。

それにしても一位の大島さん、しゃくれ具合がすてき(僕はしゃくれ応援団)。

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永年のグリフィンの夢は、人類もほとんど絶滅している終末期以降の未来に行ってみたいということだった。考えてみて欲しい。身なりを整えたり清潔にしなくても世の中に出て行ける。ネズミを素手で殺し、一日中ナイフ投げの練習をし、おならをしても「エクスキューズ・ミー」なんて言わなくていい・・・




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今日は22時頃から当サイトへのアクセス数が異常上昇した。何かヤバいことでも書いたかな、と思って調べてみると、「ケイティ・パイパー」という検索ワードで来訪した人がほとんど。どうやらフジテレビのバラエティ番組で、悲劇のモデル・ケイティ・パイパー嬢のストーリーが放送された模様である。で、SEOも何もしてないけど、そのキーワードで検索すると、たまたまヤフーでは当サイトがトップに来るのである。テレビ見てパソコンで調べる人って多いんですね~かつ、検索結果トップだと来訪者がホントに多いんですね~ 自分でも書いたことを忘れていたこの記事なのだが、ご満足いただけたのだろうか。それにしても、無名MMA選手の猟奇が広く報じられることになってしまっているな~

猟奇的な彼氏(OMASUKI FIGHT)

もうひとつ、最近のアクセス傾向を紹介すると、先日掲載したザ・デストロイヤーインタビューの記事も、むしろMMA関連以外のサイトに波及力があって、紹介されたりリンクを張られるケースが日に日に増えていっている。和田アキ子効果なのか、噂のチャンネルを懐かしむ人が多いのか、デストロイヤーなら知ってるよという昔のプロレスファンが多いのかわからないが、個人的にはMMA以外のサイトで紹介されるのはわりに嬉しい。

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