【戦極】吉田のひたむきさは伝わった

「戦極-SENGOKU-」旗揚げ戦
3.5 国立代々木競技場第一体育館

PPVで観戦。実況は矢野と市川(ともう一人知らない人)。解説TKと菊田、後半戦は郷野も参加。

開会式はフォーマット通りの標準的なもの。五味、ジョシュ、吉田の登場が遅くて、もしかしていないのか?と一瞬心配に。レニー・ハートより抑え気味だが、金切り声の外人女性もちゃんといる。場内ナレーションはサムライ風の日本語が氾濫。「センゴクへ、いざ」とか「~でござる」とか(ござるは嘘)。「夢もいいが極みはどうだ。一足お先にセンゴク参上」みたいな、DREAMにあてつけたような煽りVも見られた。ちょっと引く。でもまあ、全体としてはちゃんとしたメジャー大会らしいオープニングである。審判やドクターの紹介コーナーはナシ。「メインレフリー、梅木!」でも島田に負けないブーイングが楽しめると思うが。ナレーションの男声は声優さんか何かなのかな、ちょっと僕には分からなかったけど。

第一試合(ニック・トンプソン def ファブリシオ・“ピットブル”・モンテイロ)は3R判定。ディフェンシブな試合というわけでもないけど、あんまりおもしろくない。結果もドローが一番いいと思ったがマストシステムなので仕方ない。インターバルの90秒はかなり長く感じる。リングマットには木下工務店とDHC、他に2社ほど見たこともないロゴが。結構賑やか。コーナーポストにはドンキホーテと「よしもとテレビ通り」。試合中の画面に経過時間が出ないのは不便。これは他団体でも時々ある。

で、時間の関係で途中はスキップしてラスト2試合。セミファイナル。煽りVは五味のインタビューを中心に、バックにはU2の「約束の地」。悪くない。五味の入場テーマはPRIDE時代のものではなかった。何という曲なのか分からない。結果は五味のパンチにラドウィッグの鼻が切れて無惨な大流血、ドクターストップ。悔しそうな五味。でもちゃんとダウンを取った。解説の郷野はラドウィッグの打撃は完成型に近いと絶賛。マイクを取った五味、ファンやスタッフに感謝。涙ぐんでる。

メイン。煽りVではジョシュが「吉田は受け身の練習をしておけ」と予告、吉田は「オヤジですけどがんばります」。BGMは「時代は変わる」(The Times They Are A-Changing)、ただしボブ・ディランの歌声ではなかったな。吉田は胴着着用、「ぺんたくん」に代わり「DHC」のロゴが大きくプリントされている。吉田の柔道着は化粧品の宣伝に適した媒体なのだろうか。開始早々、予告通りジョシュの強烈な垂直落下式バックドロップが火を噴く。びっくり。吉田が死んだかと思ったが、直後にグラウンドで笑顔でなにやらささやきあう二人。おいおい、サービスだったのかい?TKはちゃんと、「しっかりヘソで投げていました!」とお約束の解説。その後もジョシュがクロスヒールといった複雑な関節技、引っこ抜きジャーマンのトライなど、楽しそうに多彩な技を繰り出しての余裕の試合運び。ジョシュの動きは驚くべきことにIGFでの動きと余り変わらないような気もする。まあ、若干ユルいと言うことでもある。吉田はこれはもう、殆ど何も出来ずに完全にもてあそばれている。セコンドの中村カズが「吉田さん、動いて動いて」とアドバイスする声が聞こえると、「そんなこと言ったって動けないんだから、もっとためになるアドバイスをしないとダメだ」と解説の郷野が一喝。ただし、ガス欠寸前になりながら、必死について行く吉田のひたむきさはよく伝わったと思う。結果は3R、ヒールホールドでジョシュが取る。小川直也はやや不機嫌な表情で客席にいたが特段のアクションは起こさず。

観客数は15000人超満員、代々木の新記録とアナウンス。実際はどうなんだろう、テレビ画面越しではよくわからない。良く入っているようにも見えるし、スカスカのようにも見える。締めの挨拶で三崎が「高いチケットを買ってくれてありがとう」というとざわめきが漏れる。さすがKY。次回大会は5月有明で、次々回6月大会はたまアリ。ホジャー・グレイシーとケビン・ランデルマンの参戦が発表される。

全体の印象は改めて。

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The Babyface Assassin's Creed (Sherdog)

ジョシュ・バーネットのインタビュー。抄訳。

「格闘技市場は混乱しているけど、食物連鎖の上の方にいる選手にとっては、戦える場所は本当に限られている。だからわれわれにとって、戦える場所は限定されているし、交渉の余地がどうしても狭くなる。UFCと僕がいい関係ではないことはよく知られているというのに、他のプロモーターは話しに来てもくれない。だから戦極が来てくれたときには嬉しかったよ」

「今年もあと数回はプロレスをするよ。格闘技もする。どちらかを選ぶつもりはない。僕にとってプロレスも格闘技も同じものだし、プロレスのおかげで格闘技も上達してる。」

「僕がUFCにいかなかったのは、ノゲイラたちみたいなひどい契約を交わしたくなかったからなんだ。トップクラスの競争を求めるのもいいが、それだけを考えていたら、結局のところ、ひどいことになってしまって、ハッピーになることなんかできないよ」

「自分流で行きたい。色んな機会を活用したいが、殆どの場合はあれこれの制限が多すぎる。自分を縛り付けない場所を選ぼうとしていたんだ」

「ZuffaがPRIDEをどうにか出来るなんて思ったことはなかった。日本でガイジンとして仕事をすることはとても難しいんだ。UFCは日本にやってきて、日本人に向かって、UFCのやり方でやれ、そのほうがいい、と言うんだ。日本人にはUFCなんか存在しない頃からやってきたやり方があるのに。そりゃ誰も話を聞かないよ」

「ダナ・ホワイトがルールを変えてUFC流でやろうと発言して以来、日本人はまるで興味を失った。みんな言ってたよ。これで終わりだ。これでは支持できない。PRIDE WWはただのUFC Japanじゃないか。そんなものはいらないんだ、ってね。」

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Rua Re-Injures Knee, will undergo Surgery (UFC.com)

6月にロンドンでチャック・リデルと対戦予定であったマウリシオ・ショーグンが、左ヒザの前十字靱帯の怪我のために欠場することが発表されました。まもなく手術が行われます。昨年のフォレスト・グリフィン戦で痛めたのと同じ箇所です。復帰は未定。リデルの新しい対戦相手は近日中に発表されます。

こりゃあがっかりだ。

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http://ufc.auction.seenon.com/?pa=emUFC0041

岡見勇信が先日のUFC82で使用したオープンフィンガー・グローブ(サイン入り)が、UFC運営のオークションに掛けられていますね。これを書いている段階では、あと1日と15時間を残して、3150ドルという値段がついています。
あわせて出品のヒース・ヒーリングのグローブは2925ドル、テンガロンハットは810ドルとなっています。
過去のオークション結果を見ると、高値で落札されているもののなかには、フォレスト・グリフィンがUFC76で使用したグローブが4250ドル、アンデウソン・シウバがUFC77で使用したグローブが7150ドルなんていうのがあります。

どなたか、ドル安の今日日、ジャパンマネーで目に物言わせてやりませんか?
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