史上最大の塩漬け大戦争【アンデウソンあわや醜態】


アンデウソン・シウバ def チェール・ソネン (5R3分10秒三角締め)

史上最大規模のトラッシュトークを展開していたチェール・ソネンが、驚いたことにトークをケージ内でほぼ実践、4R半に渡ってアンデウソンを塩漬けにして削り続けた。

ソネンがそもそもテイクダウンがとれるのかどうかが疑問だったのだが、なんと1Rから、アンデウソンをパンチで揺らして堂々のテイクダウン。無数の大小のパウンドを投下し続けた。アンデウソンがラウンドを取られたのは何年ぶりだろう?アンデウソンのフラッシュダウンなんて、UFC入りして以来はじめてのことではないか。まさに思っても見なかったような、あり得ない絵面の連続には、まさに口あんぐりであった。

ソネンが1Rで仕留めきれず、これは次のラウンド、一気にKOされてしまうのでは・・・と案じていたら、2Rもソネン猛攻が続くのである。3Rも、4Rも。ソネン政権樹立はほとんど目の前であった・・・

さんざんソネンをオーバーさせておいて、最後に逆転技でおいしいところを持っていって見せたアンデウソンの悪役王者ぶりも見事すぎる。しかも最後は「疑惑のタップ」である。まるで、見たこともないような猛攻で攻めたてた藤波を、フラフラの猪木が丸め込み、疑惑のカウント2.9で逆転勝ちしたような試合である。僕はすぐに再戦をみたい。ベウフォートなんか関係ない。ベウフォート戦なんかをはさんで、アンデウソンにおかしな土でもついたら台無しである。

いやあ、こんな試合を見ることが出来るとは思わなかった。これまでに見たもっともスリリングな塩漬け戦でもあった。なにせ、あのアンデウソンが口をぱくぱくしておぼれているのである!チェール・ソネン、一世一代の言動一致パフォーマンスであった。あっぱれだ。

それにしても、ずっと上を取っていたチェールが血まみれなのに対して、あれだけ削られたアンデウソンの顔面がいつまでたっても傷一つないのは何故なんだろう?不気味だ・・・

リンク先にこの試合の4Rまでのスコアカードが。40対34が二人、40対35が一人。

ジュニオール・ドス・サントス def ロイ・ネルソン(ユナニマス・ディシジョン)

入場シーンは、いつになくシリアスで緊張した面持ちのロイ・ネルソンに対し、自信満々・威風堂々のドス・サントス。ブルース・バッファーは例によってネルソンには「This man is Kang-Fu Fighter」と嘘くさいコール。WOWOWの高柳さんは「UFCの布袋様(古くさいよ、たとえが・・・)」、TKは「体格がフェイント」などと、誰も彼もがネルソンの太鼓腹に突っ込みまくっている。

1Rのドス・サントスの大虐殺をネルソンが辛くもしのいだ。そのあとはフラフラのネルソンを、ドス・サントスが始終押しながらもフィニッシュできないという展開。ミルコ戦と似た展開で、ドスサントスは長い試合になるとフラフラの相手をフィニッシュしきれないところは気になる。この試合ぶりをみていると、レスナーと戦っても同じようになり、最後は逆転されるのではないかと連想させた。

一方のネルソンもテイクダウンは一度もとれず、打撃戦を強いられ、実に苦しい展開であった。それでもロイは太鼓腹を含む上半身を真っ赤に染めてハートを見せたし、判官贔屓もあってか、客席からはやんやのUSAコールを受けていた。この試合ぶりなら、全然まだまだ、これからですよ。

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大会後記者会見から。映像リンク

ダナ・ホワイト

・(シウバ vs ソネンの再戦はありますか)ファンが見たいのはリマッチだろうが、ちょっと考えてさせてくれ。ビトー・ベウフォートも戦いたがっている。再戦が決定したというニュースを内部情報として流した者もいたようだが、それは間違っている。



チェール・ソネン

・(アンデウソンがなにやらポルトガル後で話した後、通訳がもたついていたので、ダナ・ホワイトが「チェール、訳してくれ」と無茶ぶりすると)アンデウソンが言っているのは、チェールに英語を習い、一緒にリアリティショーをやって視聴率を取って、再戦をしたいとのことだ(会場爆笑)

(ダナ・ホワイト)エド、君よりチェールのほうができがいいじゃないか(笑)

(アンデウソンへの気持ちは変わりましたか)試合後にわかり合える部分が出てくることは避けられない。でも、アンデウソンとの試合は中華料理みたいなものだ。食ったあと20分でまた食いたくなる。いますぐにでも、再戦したい。試合前に言ったことは一つも謝らないぞ。



ジョン・フィッチ

・(「GSP vs コスチェック」はどちらを応援しますか?)もうすぐ結婚するんだ。今はそれしか考えていないよ。
(ダナ・ホワイトが割り込む)意味がわかるか?フィッチは、コスチェック戦にノーとは言っていない、というところがポイントだよ。



マット・ヒューズ

・(フィニッシュホールドについて)思いつきの技じゃないよ。カレッジでレスリングをしていた頃から、あの技で多くの人を失神させてたんだ。
(ダナ・ホワイト)チャック・リデルが教えてくれたが、アマレスでは反則技だそうだ。そして、ムースのような馬鹿力がないと決められない技だそうだ。
・(3連勝となりましたが、タイトル戦線に復帰する意向は?)秋には休みを取ってハンティングをしたいんだ。そのあとUFCと話し合いをしていくよ。



クレイ・グイダ

・最後はどうなったのか、自分でもわからない。ドスアンジョスのあごを肩で押したが、それだけだ。



Sherdog によると、アンデウソン・シウバは1週間半まえに、なんと石井慧との練習中にあばら骨を痛め、試合はしない方がいいとの診断を受けていたそうだ。





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