ランス・ケイドのWWE最後の日々


ジョー・ウォーレン def ジョー・ソト(2R0分33秒 TKO)【ベラトール27 2010.9.2】

1Rはソトが思いのままにパンチをヒットさせる。ソトはもう、ノーガードで顔を突き出したり、ニック・ディアズばりに両手を挙げてウォーレンと客を煽る余裕。一方のウォーレンは両手を突き出したような不格好で効果の薄いディフェンスをしながらふらつくばかり。秒殺かとも思ったが、なんとなく不思議に1Rが終了する。そして2R早々、ウォーレンのラリアートがソトの首筋に命中しソトがダウン。フックなんだけど、ヒットした瞬間はラリアートになっていた。ウォーレン、きかん坊のような追撃パウンド。いったん立ち上がったソトに、今度はウォーレンが至近距離からのジャンピング・ニーパッド。これが見事に命中しソトは昇天。

ウォーレンの攻略法が露呈されたかのような弱々しい1Rの直後に、こんなハルクホーガンかジャンボ鶴田のような、馬鹿馬鹿しい猛反撃が待っているとは、やはりウォーレン、何か持ってるとしか思えない。ファンタスティックな試合だった。(D16参戦は中止になったらしい。残念なことだ)。


KJヌーン def ジョージ・グージェル (2R0分19秒 TKO)【Strikeforce; Houston 2010.8.22】

柔術家グージェルがなぜかヌーンとスタンドで渡り合い圧倒された試合。現代のテレビ映像において、ひとりだけどこか異質な70年代の香りを醸しだすヌーンではあるが、ボクシングの華麗さはさすがだった。そんなことより、この試合で注目すべきはレフリングである。レフリーの名前はケリー・ハートレイという。

1Rラスト、グージェルの猛攻の最中にラウンド終了を告げるゴングが鳴る。カンカンカンと3度鳴った。三度目のカンがなりおわるくらいのタイミングで、攻撃の手を止めようとするグージェルにたいしてヌーンが強烈な右フックを始動。ヒットしたのは完全にゴングの後。グージェルは吹っ飛んでダウン、すぐに立ち上がったが、足下がふらつき目はうつろ、酔っ払いを演じる加藤茶のように千鳥足で自軍コーナーに座り込む。

ヌーンがわざとやったとは思わないが、ラウンド終了後のパンチであったことは明らかだった。しかし、なんのおとがめもなく1分間のインターバルが終了し、2Rが開始される。

2R早々、またも同じようなパンチでグージェルが同じように吹っ飛ぶ。「止めないのか」と言わんばかりにレフリーを伺うヌーン。しかし何のコールもないのでヌーンはパウンド追撃。ややあってレフリーが近づき、なんとなく両者の間に腕を入れたが、そのままなんとなく遠のく。試合を止めるのか止めないのかわからない状態で、何故かヌーンがグラウンド状態にあるグージェルの顔面に膝蹴り。これは明らかに反則。しかし試合はここで終了、何事もなかったかのようにヌーンが勝ち名乗りを上げた。

1R終了時点のヌーンのパンチはアクシデント的ではあったが、やはり何の裁定も入らないのはおかしい。DQ(反則負け)にするかノーコンテストにするか、グージェルの回復を待つかヌーンを減点するか、レフリーは何らかの措置を執るべきだった。フィニッシュシーンでは、当然のことながらレフリーは試合を止めるなら迷うことなく止めるべきであったし(はっきり言って、完全に止めるべき状態に見えた。迷うようなケースではなかったと思う)、レフリーの中途半端なアクションの後だったとはいえ、ヌーンの膝蹴りは完全に反則で、即刻DQにすべきものであった。これがUFCだったら、ヌーンは即刻リリースされていたと思うが、それはともかく、この試合のレフリングは明らかにどうかしていた。

勝ったヌーンは勝利者インタビューで呑気にメイウエザーを挑発していたが、試合のキワに何かやらかす、このような戦いぶりでは、来るニック・ディアズ戦でも一悶着怒りそうな気がしてならない。なおショータイムの勝利者インタビュー担当アナウンサーのガス・ジョンソンは、雰囲気が暗くて華がないので何とかしてほしい。

同じ大会で行われた「チャド・グリッグス def ボビー・ラシュリー」でも、ラシュリーがマウントを取って攻撃中に、突然レフリーがブレイクを命じたシーンがあった。そのあと、ラシュリーの流血をドクターがチェックしていたのだが、なぜか試合の再開はスタンドからであった。これもおかしな話である。

テイクダウンはすばらしいが、その後が何もないという、ラシュリーのパフォーマンスにもがっかりで、マウントを取っているラシュリーがブレイクを命じられるのも一見自然に見えてしまうくらい、たいした攻撃をしていないのも確かではあったのだが、それはそれ、レフリングはレフリングである。

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レスリング・オブザーバ8月23日号の故ランス・ケード氏追悼記事より、ケード氏のWWE時代の高みと転落について抄訳。ショーン・マイケルズの島田紳助っぷりがすさまじい。

(Quote)
ケードの最初のWWEでの活躍は、クリス・ジェリコのボディガード役に抜擢されるという、最高のプッシュを受けた後すぐに終わってしまった。ジェリコがショーン・マイケルズに突っかかっていくのが、当時のWWEのトップ・プログラムであった。

それは奇妙な出来事の連鎖だった。2008年9月22日、シンシナチでケードはキャリア最大の勝利を得た。テレビ放送に乗った3対2のハンディキャップ・マッチ、「ジェリコ・JBL・ケード組 vs マイケルズ・バティスタ」戦で、ケードはマイケルズにパワーボムでピンフォール勝ちを納める。しかし試合後、ケードがマイケルズに挨拶をせず会場を後にしたことについて、マイケルズが激怒してしまう。

その後10月6日のRawで、ケードはマイケルズとデスマッチを行い、ひどいチェアショットを繰り返し食らって、死に体をさらすこととなった。前週の9月29日のRawで、ケードがスポットをやり損なったことに対する報復であったとみられている。マイケルズがスーパーキックを放った際、ケードがしかるべきポジションにいなかったのである。マイケルズはキックを無様に空振りした。しかし、それは空振りすべき場面ではなかったため、ケードはとにかくセールした。実際には、マイケルズがタッグでケードをオーバーさせたのに、そのことに感謝しなかったへの怒りも積み重なっていた。マイケルズは、誰をオーバーさせるのかについてとても用心深く、値打ちを認めない選手をオーバーさせてくれと頼まれるとあからさまに不機嫌になった。ケードは10月13日のRawでは使われなかった。そして翌日、突然解雇された。

・・・クリエイティブ・チームの話によると、ビンス・マクマホンがケードに激怒し、解雇を即決したのだという。チャンスを与えても真剣に取り組まない、という理由だった。2009年にはケードをスターに仕立てようとペンをふるっていたクリエイティブは、フラストレーションを感じたという。


翌年のケードはハッスルに登場、レネ・デュプリーとのタッグで、ダイナとマイトのシャープ兄弟を演じ、天龍・越中組と戦ったほか、曙戦ではピンフォール勝利も納めた。

2009年8月、WWEは再びケードにコンタクトを取り、スマックダウンでアンダーテイカーと絡むトップヒールのスポットを検討していると告げられた。ブッカーのマイケル・ヘイズのアイデアで、ビンスはまだ反対していると言うことだった。

9月にケードはWWEと再契約を果たすが、アンダーテイカーとのプログラムの話はすぐに立ち消えになり、フロリダ・チャンピオンシップ・レスリングに送り込まれた。12月にはジョニー・エースがケードに連絡を取り、ECWの主役級への抜擢を検討していると告げた。ケードは当時、鎮痛剤を減らしたことによる不眠症のため、睡眠薬に頼っていた。1月になってWWEスタッフがケードに連絡を取った際には、言葉が不明瞭で、会話が続かないような状態だったという。2月になると、ケードの方からWWEに対して、リハビリテーション・プログラムに参加させてほしいとの申し入れがあった。WWEはリハビリに行かせ、結果は良好との報告を受けていた。

3月になると、ショーン・マイケルズがケードに電話を入れ、君は終わりだ、トップどころとして使われることはないと告げた。それでも、ケードが亡くなった日、奥さんがWWEに連絡を取ると、マイケルズにも連絡を入れてあげてくれと頼まれたという・・・

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