D.16レビュー

D.16をTBSで観戦した。

石井慧 def ミノワマン

石井は107キロ、美濃輪は88キロとのコール。体重差のため、グラウンドでの顔面への膝は禁止である。石井が流ちょうなグラウンドゲームで美濃輪を圧倒。これからの石井はこういう選手ですよと言うことなのか、体重差のある試合だから今回はこういう戦術をとったと言うことなのかが、そこがよくわからなかった。押しつけて倒すさまは、ランディ・クートゥアを彷彿とさせ、リングファイターと言うよりはケージファイターに見えた。フィニッシュを狙うのではなく、ポイントを取りに行くような、ゲーム性の高い試合だったので、会場は冷え込んでいた。でもそれは柔道時代の石井の特徴を想起させた。この試合を見る限り、石井はアメリカで活躍した方が、尊敬されるのではないかと思った。

ぶっちゃけ、「つまらない試合だった」と言ってしまいそうになるのだが、どうもそう安易に切り捨ててはいかんような気がする。まず、まだ二戦目であることは考慮しなければならないし、勝たなければいけない試合だったと言うこともある。これだけ危なげのない試合が出来るというのは、結構すごいことかもしれない。まずはディフェンスが出来た上でのオフェンスなのかもしれない。中村カズや滝本の2戦目よりはうんと安定感や大物感があったとも言える。アメリカで五輪アマレスから鳴り物入りでMMA入りした新人のベン・アスクレンなんかも、いまのところは基本、押さえ込むだけの試合で勝っている。これを否定するのは、なんだかMMAのスポーツ性を否定しすぎのような気になる。

しかし、こういう試合をやるのなら、言ってみれば前座からスタートしてはどうかと思うし、入場テーマで「猪木ボンバイエ」を使うのも宜しくないように思う。それが石井本人の意図なのか、舞台を作る側の人の問題なのかは
わからないけれど。ただ、あの控えめなマイクアピールは、客がこの試合をどう思ったか、ちゃんと感じ取っている証拠ではないかと思う。


ジェイソン・メイヘム・ミラー def 桜庭和志

天才バカボンのコスプレで入場の桜庭に熱狂してみせる、いつもいる客席のモデル風女子。歌手のhitomiにも似た美人なので、この人のことはもう覚えた。桜庭の試合になるといつもたちあがって、実に絵になる姿で応援にいそしんでおり、それがつねに、TBSの映像にタイミング良く映し出される。一体全体、何故そんな仕込みが必要なのか、意味がわからない。そんなくだらない仕込みをしっかりと映し出す時間はあるのに、メイヘムの入場はまるでカット。さらにそのあとの佐々木希の「二人の入場で思いっきり笑わせてもらいました」というコメントは放送するのだから、視聴者はまるで宮田のジャーマンを食らったような気分である。一回転してわけがわからない。試合の方は特に感想なし。こんな試合はやる必要もなし。勝ったメイヘムもどうなるわけでもない。


高谷裕之 def チェイス・ビービ

ビービに勝てば高谷はタイトルマッチに出れるのか。そんな話ははじめて聞いたぞ。なんだか低いバーだなあ。小見川はどうなる?フェザーの話とバンタムの話をしているのかな?。それにしてもTBSはなぜか意外に高谷が好きだ。PVに力が入っている。高谷の追撃パウンドは怖いなあ。まるで喧嘩でとどめを刺しているかのような冷静さ。余りにも的確。


今日はそんなところです。うーん、全体にいまいち、いまに。ダイジェストでちらっと流れたが、MMAで起き上がりこぼしジャーマンを見たのは初めてだった。効いたのだろうか。

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フランキー・エドガーだ、グレイ・メイナードだとややローキーに騒いでいるUFCライト級戦線であるが、次代のスターと目されているのはなんといっても「エバン・ダナム」、その次の世代は「チャールス・オリベイラ」であろう。マーカス・アウレリオ、エフレイン・エスクデロ、タイソン・グリフィンといった選手を倒し、戦績11勝0敗のダナムは明日のUFC119に登場、元王者のショーン・シャークと対戦する。いよいよ本格的にトップ戦線に進出だ。Yahoo Sports のインタビューより。


ダナム「シャークが、ここ数試合のようにボクシングでこようと、元々得意のレスリングで削ってこようと、僕はいずれにしても準備万端だ。どちらのゲームプランも持ってる。彼が何をしてくるかは関係ない。僕は3Dファイターなんだ。どこで戦おうと用意できてる。」

シャーク「正直、オファーをもらったときには、彼のことは知らなかった。調べもしなかった。試合はしたかったんで、とにかく受諾したんだ」
「ダナムの試合ビデオを見るようになってからは、オーケー、これはしんどい試合になりそうだなと思ってる。自分を奮い立たせて、いつも通りの練習をしているよ。そうすれば何の心配もない。自分には世界最高レベルの選手と渡り合い、ぶっ倒すことが出来るんだ」


UFC登録支配下選手のなかでもっとも若い20歳のチャールズ・オリベイラは、9月15日のUFC Fight Night 22で、UFCデビュー2戦目にしてセミファイナルに抜擢(負傷欠場選手の代役であった)、ウエイトオーバーしてきたTUF優勝選手エフレイン・エスクデロに一本勝ちし、戦績を14勝0敗とした。バダ・ハリを彷彿とさせるバッドボーイ風のオリベイラ、凶暴そうな顔なので乱打戦がお得意かと思いきや、柔術を得意としている。寝かされまいと慎重に戦うエスクデロだったが、とうとう3Rにつかまった。飛びつかれておんぶの姿勢になると、すかさずリアネイキッド・チョーク。捕まえてからは20秒くらいでさっさと料理してしまう、オリベイラの鮮やかな手さばきだった。

敗戦したエスクデロがUFCからリリースされてしまったのも驚きだった。レスリング・オブザーバによると、TUF優勝者でリリースされたのはトラビス・ルターに次いで二人目。ルターの場合はひどい試合をやらかしたので、リリースされるのももっともだったが、エスクデロは戦績14勝2敗と優秀で、連敗したわけでもない。メキシコ系の代表選手として、メキシコ向けのプロモーション活動でも使われていたという。ただしオリベイラ戦では3パウンドオーバーで計量に失格していた。ダナ・ホワイトはエスクデロの解雇について、「少したるんでいた。体中にバド・ライトのスタンプを貼り付けて、メキシコでメディアツアーをやらせたが、しっかり仕事をしなかった。試合ぶりも感心しなかったし、計量にも失敗。真剣に取り組んでいるとは思えない。」とコメント

エスクデロに対しては早速、ベラトールとストライクフォースが興味を示しているという。

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MMA Payout によると、ベラトールの株式の51.6%を所有している Plainfield Asset Management 社(PAM) が、詐欺の容疑でFBIの捜査を受けているという。PAMはヘッジファンドの運用会社で、一時は50億ドルの資産を運用していた。

リング上は熱を帯びていたベラトールのスポンサーの失墜も残念なニュースだし、ベラトールの大会に短期的に影響が出なければいいなと思うが、どことなく、FEGも明日は我が身ではないかという印象も持つ・・・もっともPUJIはヘッジファンドだとは伝えられていないけれども。



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