ビスピン嘆く【秋山沈黙・・・】


まもなくUFC120のメインイベントで秋山成勲と対戦するマイケル・ビスピンが、秋山相手では試合を煽れないと愚痴る。英Sky Sportsのサイトより。ビスピンにとっては地元でのメインイベントという晴れ舞台だ。確かになんだか気の毒。そういえば来月メインイベントを任されている岡見も、事前のトラッシュトークなどやりそうにもない。やむを得ない面もあるとは言え、日本人選手がアメリカの大会を背負うときの、一つの大きな欠点と見られてしまうかもしれない。

10月16日にO2アリーナで秋山成勲と戦うわけだが、今日現在、この日本人選手の発言はささやきすらも聞こえてこない。ふつうなら今頃までには、対戦相手は自分の名前を出しまくっているはずだが、秋山はそうではない。

秋山が真にフレンドリーなキャラだからなのか、それとも英語を話せないからなのかはわからない。どちらにしても静かすぎる。

僕はこの試合をもっと売り込みたいと心から思っているし、もうちょっとトゲトゲしたり因縁をつけることで盛り上げたいんだけど、ホントに何もない。僕の方からけしかけるのもおかしな話だ。秋山は僕のことをまるで攻撃してこない。きっと物静かでいい男なのだろう。だから、こきおろしたり、こき下ろされたりしてもいいのか、決められない。そんなことはかれに対してアンフェアな気もするし、どうもピンと来ない。

何かのきっかけがあれば、つかみ取ってやるんだが・・・ちょっとしたトゲくらいでは、試合には影響しないけれど、ベッドから起きだして、雨の中でも走りに行く、そんなモチベーションにはなるんだが。

・・・おそらく秋山はトレーニングに没頭していているんだろう。この試合が厳しい試練になること、もはや一敗も出来ないことをよくわかっているんだろう。彼がグレッグ・ジャクソンのキャンプで練習しているのは知ってる。明らかに、彼はこの試合を真剣に受け止めているし、僕がどれほど手強い相手なのか、気がついているのだろう。気楽な環境から抜け出して、アメリカで挑戦を続けているんだろう。

それでもやはり、欲求不満は残る。僕はこの試合にもっと興味を持ってもらいたいし、試合前のおしゃべりにも取り組みたいんだ。時には本意ではないようなことも言うけどね・・・



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過日のシャーク・ファイト13で敗退し5連敗となった元UFCファイターのキース・ジャーディンがその後、「スポーツマンシップにもとった」との理由で、テキサス州アスレティック・コミッションから無期限出場停止処分を受けていた。MMA Weekly がジャーディンのマネージャに取材したことの顛末はこうである。

試合前、バックステージにコミッションの係員は誰もおらず、テレビ局の人が「入場だ」なんて言っていた。キースは一人でケージに向かった。観客はとても近くにいて、柵を乗り越えてキースにさわろうとしたり、掴もうとしていた。混み合った中を歩いていたとき、突然ある者がキースのシャツを引っ張った。とっさの反応で、キースはその男を突き飛ばした。厚かましいファンだと思ったらしいが、結果的にその男こそがテキサス州コミッションのレフリーだった。キースは謝罪したが、コミッションの人たちが見ていたのは、キースがレフリーを突き飛ばすシーンだけだった。

マネージャはコミッションに状況の弁明を行おうとしたが、聞く耳を持たれなかったという。

テキサス州コミッションのアルバレスさんは、事故報告書を警備部門に提出、今後は警備部門がこの件を担当するという。ジャーディンには弁明の機会が与えられるが、手続きには数週間から数ヶ月を要するという。


他方でMMA Fightingでは、突き飛ばされたテキサス州レフリーのスティーブ・アームストロングさんに、時間にして約2秒半の出来事を取材している。事実関係の認識はジャーディン側とほぼ一致している。アームストロングさんはレフリー歴5年だが、70年代から格闘技関係の仕事をしてきた人だ。

ジャーディンはすごい試合をやってやろうと入れ込んでいたのだろう。私が彼を止めようとしたところ、彼はにやりと笑って私をついた。「もう一度私をついたら反則負けにするぞ」と告げたら、キースは自分のしたことに気がついたかのように、私の肩をポンポンと叩いた。興奮に飲み込まれて冷静さを失っていたのだろう。

個人的にはこんなことはおおごとにはしたくない。ただ、コミッショナーとアシスタント・コミッショナーが一部始終を見ていたんだ。何故突き飛ばされたのかと聞かれたから、わからないと答えておいた。

ジャーディンはもうベテランなんだから、もう少しわきまえがあってしかるべきだったと思う。私はマウスピースとカップの確認をしたかっただけだし、どの試合でもそんなチェックがあることは彼も知っているだろう。

州は、今後こんなことが起きないように、前例を作ろうとしているのだと思う。それはもっともなことだ。でも同時に、その選手がこれまでもそのような行為を繰り返していたかを確認すべきではないかとも思う。ジャーディンはかなりのジェントルマンのようだし、魔が差しただけのことだと思うので、幸運を祈りたい。個人的には含むところはない。でも私が処分を決めるわけでもないので・・・



>確かジャーディンはこのとき、偏頭痛にも襲われていたはずである。まったくお気の毒だ。お祓いをした方がいいくらい、ついてない。かつてはフォレスト・グリフィンやチャック・リデルにも勝ったこのスター選手が、UFCで4連敗してリリースされ(逆に言えば、4連敗するまでリリースされなかったほど愛されていたということだ)、それでもダナ・ホワイトは、マイナー大会で勝ち星を重ねればUFCに戻すと確約していたのである。今回星を落として5連敗となっただけでもイタイのに、こんなつまらない理由で無期限の出場停止処分である。悪いことが重なりすぎ。

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