DEEP50、フジメグ【先週今週の名勝負】

DEEPやらUFCやら、テレビ観戦するのが精一杯でブログ放置の日々が続いておりました。

【パンクラス 10.3ディファ】

北岡 def 弘中

北岡の発言報道ばかり先に目にして、個人的には試合を見るのがずっと後になってしまった。一番印象に残ったのは敗戦後に崩れ落ちてウェーン、ウェーンと声を上げて泣く弘中の姿であった。あまり見たことのないシーンで、異様といえば異様だった。どんな思いがあったのかなと思うが、敗者の声というのは出てこない。

北岡は打撃がシャープになっていたように見えたが、打てば打つほどリーチの短さが目立っていた。それとこの人の場合、試合前のキモイ顔が、キモければキモイけど、勝ち星につながりやすいという単純な方程式が成立することが、ますます明らかになった。この日の北岡はゆらゆらと身体を揺らし、ベロを出し入れし、目は真っ赤に充血、もはや爬虫類の境地に達しているかに見えた。


【DEEP50】

PPVを購入した。何はともあれ佐伯氏の健康が気になる。冗談めかしたような情報しか出てきていないような気がするが、本当に大丈夫なのだろうか。


前田 def 大塚

スカッと爽やかな好試合だった。判定なんかどっちでもいいような気分になった。ただ全体的に、「前田の試合を見た」という印象は残ったので、やはり判定通り、どちらかといえば前田がコントロールしていた試合だったのかもしれない。試合後の譲り合いも、闘った者同士でしかわからないような、羨ましい世界ではあったが、個人的な趣味で言えばちょっとわかりやすすぎるというか、説明過剰気味に思えた。

前田がパンチを打つときって、いちいち肩が外れて飛んでくるんじゃないかと言うくらい、ビューンと伸びてきますね。


今成 def dj taiki

dj、入場曲変更。エアギターというよりエアダンスになっていたが基本的な意匠は変わらず。しかし解説のマッハは前の方が良かったと繰り返しこだわりの力説。どこがどう悪くなったのか、僕にはさっぱり、違いがわからなかったが(笑)。

こちらも判定差ほどには優劣のつかない、致命的なシーンもない試合だったが、全体としてはたしかに今成の試合を見たという印象が残った。

今成の試合って、どう見るべきなのだろうな。ずるいと言えばずるいような気がするし、達人的といえば達人的とも見える。解説の笹原氏も言っていたが、dj がつきあわなければいいのにとは思った。しかしそうすると、DREAMでの「ビビアーノ vs 今成」のような退屈きわまりない試合になるのが関の山で、そして今成は負けることになる。

今成は試合後に「わかりにくい試合をやってしまって済みません」といっていたが、いまさらそれはないだろう。今成はもうずっとこんなスタイルだし、前から繰り返し謝っているように思うし、ホントに悪いと思ってるのかどうか、どういうつもりで言っているのかは疑問かつ不可解。言っておけばいいと考えているなら不快。闘いを見たという後味が薄いのは事実。


・メインイベント、セミファイナルは、なんだか「新日本 vs NOAH」全面対抗戦の最後に組まれた純血対決「潮崎 vs 杉浦」みたいで、思いっきり大会を背負わされてるな~プレッシャー大きいだろうなあ~と案じたが、いずれも熱戦で素晴らしかった。ただ終わってみれば、王者が盤石な強さを見せたというところ。チャレンジャーが殊勲賞だったというべきなのかもしれない。


・バボ、ヤマヨシ、青木、菊田らの試合は、元々顔見せ的・お祭り的な色合いではあったが、実力差ありすぎで拍子抜けの結果となった。


・5時間超の長時間興行ではあったが、無駄なくテンポ良く進行し、飽きずに見ることが出来た。まじめ一筋ではない、塩コショウがよく効いた楽しい大会だったし、PPVを買って良かったと思う。ただ、アップセットはまったくなかったし、「続きが楽しみ」と思える要素もなく、すべてが収まるべきところに行儀良く収まった印象で、ハッピーエンドといえばハッピーエンドだけれども、なんだかまるで最終回のように収まりが良すぎたのは玉に瑕のように思えた。


【UFC121】

ケイン・ベラスケス def ブロック・レスナー

ベラスケス勝利を予想した人は結構いたのではないかと思うが、ここまで圧倒的に勝つとは思わなかった。フィニッシュになった連打のシーンで、ああいう展開になるとここぞとばかりにメチャンコにフル回転する選手が多い中、ベラスケスは冷静に空いている場所を見つけては、コンパクトなパンチをコツコツと打ち込み続けた。ややボブ・サップにも似たレスナーのやられっぷりもあって、それはそれは痛そうなパンチに見えた。フィニッシュ後にもベラスケスは馬鹿騒ぎせず、舞台中央に仁王立ちし両手で顔を覆って万感の思いを慈しむような様子であったのは、まるで「アメリカン・アイドル」の優勝者のようで、まさにスター誕生に相応しい名シーンだった。

レスナーの、体格とスピードに目に物言わせた「いじめっこ殺法」もすさまじかった。いきなりのスピアー、そしてジャンピングニーは、「霊長類最強のゴリラ」を思わせる馬鹿馬鹿しいまでの勢いだった。まるで、秒殺できなければやられてしまうことを悟っているかのような、切羽詰まった性急さだった。そこを凌がれてしまった後は、もはや酔っぱらいの千鳥足のように、立つことすら出来なくなっていた。


・「ディエゴ・サンチェズ vs パウロ・チアゴ」はおもしろかった!チアゴの巴投げの直後に、サンチェスが投げっぱなしバスターで切り返すのである!技術的には切り返しでも何でもないのだろうが、「見た目」的には意地っ張りな切り返しである。まるで一瞬プロレスに転じているみたいだ。チアゴはなにやらドラゴンスリーパーかアナコンダバイスのような妙技も出しまくっていたが、サンチェスの気合いですべてぶっ飛ばされてしまっていた。試合後もますます吠え続けるサンチェスに対し、がっかりして老人のように体育座りで座り込むチアゴのコクのある姿が印象的だった。

・ジェイク・シールズはストライクフォース時代からあんなものである。確かに星は拾うが、過大な期待は禁物である。それにしても、ウエルターに戻しても身体があんなに小さいとは思わなかった。


【ベラトール32】

エディ・アルバレス def ロジャー・フエルタ

ベラトールきってのビッグネーム対決だが、残念ながらかなり実力差は明白だった。立ち上がりのローキック2発で、フエルタははやくも立っているのがやっと、という風に見えた。アルバレスの流れるような多彩な打撃がフエルタの体を包み込んでいるように見えた。1Rラスト30秒でフエルタがフラッシュダウンを奪ったのが窮鼠猫を噛むかのようだった。アルバレスはボクシングマッチで負けたことがない。フエルタにとって殴り合いは得策ではないだろう。結果はローキックのダメージでフエルタが3Rを開始できず。アルバレスはお得意のムーンサルト。


【ベラトール34】

ゾイラ・フロスト def 藤井恵

1R。打撃の応酬に終始。藤井が速い出入りでプレッシャーをかけ続ける。フロストの大振りのパンチは空を切る。藤井のストレートがヒットしフロストは一度スリップダウンするが藤井は追撃せず。おおむね藤井優勢、ストライカーのような試合ぶりには驚くばかりだが、終盤にフロストのハイキックが藤井の頭部をかすめ、ひるんだように下がる藤井に暴風雨のように襲いかかるフロスト。ほどなくゴング。9-9くらいに見えた。

2R。藤井がプレッシャーをかけているが、サークリングに終始し特に何も起こらず。10-10、優勢ポイント藤井という感じ。

3R中盤、フロストの大振りのパンチが何度かヒット、そのたびに下がる藤井にかさにかかって攻め込むフロスト。藤井はうまく逃げているが、左目が腫れている。フロスト、馬力はすごいしスタミナもある。一発食らえば小柄な藤井は吹っ飛んでしまいそうな迫力はある。藤井はなんでずっとスタンドでやってるんだろう。タックルは危険との判断か?フロストの10-9。

4R中盤、藤井がやっとフロストを捕まえる。ケージに押しつけてクリンチ。しかしテイクダウンには至らず、フロストがポジションを入れ替えて藤井を押しつけ、不十分ながら投げで脱出。ううむ。10-10に見えた。

5R。残り1分半で藤井がケージに押しつけてシングルレッグをとるが、フロストは倒れない。ラスト30秒、初めてテイクダウンに成功するがフロストはフルガード、藤井はたいした攻撃も出来ないままゴング。両者勝ち誇る。藤井の10-9に見えた。全体的に緊張感はあったが、あまり多くのことは起きなかった。5分5ラウンド、スタミナ切れも起こさず動き続けたのは立派。トータルすると個人的には47-47のドロー位に見えた。放送席の解説者は藤井のプレシャーを取って49-46で藤井とつけていた。アメリカのジャッジはあまりタイスコアはつけないから、どう転んでいることか。

判定は48-47 フロスト、48-47 藤井、49-46 フロストのスプリット・デシジョン。藤井の楽勝とも思われた試合だったのでこれはアップセット。藤井のコンスタントなプレッシャーを取るか、フロストが時折見せるラッシュをとるかで、スコアはいかようにもなりそうだった。試合後インタビューで藤井は「彼女のエリアで試合をしたかった」と語っていた。もはや普通に勝っても仕方ないと言うことか?



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