IT'S TIME ~【岡見勝利!】


岡見勇信 def ネーサン・マーコート(UFC122 3R判定3-0)

胃の痛くなるような、水も漏らさぬ神経戦だった。岡見がプレッシャーをかけ続けた試合ではあったが、マーコートのテイクダウンの回数が多くて、見た目が派手っぽかったので、判定になると持って行かれるのではないかと思ってみていたので、岡見のユナニマス勝利とのアナウンスを聞いたときにはびっくりした。これがラスベガスで行われていたとして、いつものテイクダウンが大好きなジャッジがスコアリングをしていたら、逆の目が出ても不思議はなかったのではないかとも思われた。

試合を見終わって数時間たち、振り返って思い返してみれば、やはり下り坂のマーコートと、上り坂の岡見の勢いの差は感じた。試合後にもきれいな顔のまま、息も切らさずインタビューに答える岡見と、顔面を血に染め疲労困憊のマーコートとでは、事実上のたしかな実力差があったように思える。

次はいよいよ岡見のタイトルマッチだ。2月5日の「アンデウソン・シウバ vs ヴィトー・ベウフォート」の勝者と当たることになるから、6月とかそのあたりになるのかな。岡見も、チャンピオンも、つまらない怪我などしないで、万全で試合を迎えてほしい。

どう考えても岡見選手は立派であっぱれなパフォーマンスだった。ただ、格闘技を見たと言うよりは、UFCというゲームを見た、という印象は強い。でもやはり、勝つというのは文句なくおいしい。


マニー・パッキャオ def アントニオ・マルガリート(12R判定3-0)

パッキャオの早くて華麗なコンビネーションも相変わらずすごかったけど、マルガリートのゾンビ・スタイルの戦いっぷりも男臭くて良かった。手足の長い大きな男が、打たれても打たれても、ゾンビみたいにノッシノッシとパッキャオに迫っていく。マルガリートの重そうなボディに、パッキャオが思わず動きを止めて身体をくの字に折り曲げるという、余り見たことのないシーンも何度か見られた。打ち返さなければ殺られる、という中盤のノンストップの殴り合いは必見である。スリリングでおもしろい試合だった。

それにしても、パッキャオのファイトマネーは21億円だそうだ・・・

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●レスリング・オブザーバ10月25日号より。1月に42歳になるバティスタはラジオのインタビューに答えて、ストライクフォースとの契約交渉が金銭面について合意に達したと語った。バティスタの希望は3試合契約、3月頃のデビュー戦でチューンアップファイトをおこない、2試合目にボビー・ラシュリー戦、3試合目にヘビー級のトップ選手と戦いたいとの皮算用だそうだ。バティスタ自身はスタンドではすでにラシュリーより上だと考えており、グラウンドの展開に備えて柔術を練習しているところだとか。

スコット・コーカーも、バティスタとはおおむね話ができあがっているとの認識を明らかにしている。

オブザーバは、現在ストライクフォースとの契約が切れていて、これといったプランのないボビー・ラシュリーにとっても福音になるだろうと分析している。

個人的には、初戦にいきなりラシュリー戦をやった方が良いと思うが・・・

なおオブザーバ11月3日号によると、バティスタはその前にIGFの12月3日大会に参戦する見込みである。

●レスリング・オブザーバ最新号より。12月4日のストライクフォース大会、ハーシェル・ウォーカー(48歳)の対戦相手は40歳のスコット・カーソンという選手に決まった。カーソンは現在、マーク・ムニョスのジムで練習をしている。カーソンは1999年から2001年にかけてMMAで4勝0敗の戦績を残したが、腰を痛めて引退、今年に入って現役に復帰し、1RKO負けを喫している。ハーシェルの相手には元々、戦績4勝5敗のもっと若い選手が候補に挙がっていたが、ハーシェル陣営が、戦績の見た目の良いカーソンを選んだと言うことだ。

●発売されたばかりのストライクフォースのテレビゲーム「EA Sports MMA」の売れ行きがふるっていないそうだ。同時にUFCがTHQとのライセンス契約延長をアナウンスしたため、MMAゲームとしての先行きも暗いとして、早くも生産中止との見方も出てきているという。オブザーバー11月3日号より。

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最近ではすっかりネット評論家と化しているロイ・ネルソンの独占インタビューが BloodyElbow に。皮肉混じりだが言ってることに説得力はある。

quote;
正月大会に出ないことになったので、ちょうど良い機会だと思ってヒザのリハビリに励もうと思う。メタボ・ツアーにでも申し込んでやろうかな。自分が出ない理由は、ロイ・ネルソンと戦わせれば、ダブルメインイベント位を飾れる選手が何人かいるからだろうと思ってる。

ブロック戦は興味深い。なんと言ってもヤツは、最長王座保持記録を持ってるからね。クートゥアより長いんだぜ。何度防衛したかは別としてさ。年一回の防衛で良いなら、結構いくよな。年に3試合も4試合もするんじゃなくて、そんな風にやって良いなら簡単なことだけどね。

誰もがブロックにはベラスケスとの再戦を願っているみたいだから、ブロックは自分の名前を出すことで、ちょっとゆとりがほしかったんじゃないのかな。お偉いさんがどう思っているかは知らないが、すぐにブロックに飛びつくのって、単にMMAメディアがもっとヒット数がほしいということなんだろ。レスナーに面と向かって「殴られてるとき、何故あんなに混乱するんですか」って聞けるヤツはいないだろ。それと同じで、「レスナー vs ネルソン」はレスナーにとって復活への踏み台になると、僕に言ってくるMMAライターはいちゃいけない。ヒョードルが負けたときもそうだ。まけたらすぐに、彼がどれほど衰えているかと言った記事が嵐のように出てくる。ダナ・ホワイトですらそんな発言をする。

UFCがブロック戦をくめないのなら、WWEでやってもいい。ブロックがやらないというのなら、アンダーテイカー戦でも構わない。ヤツも喜ぶだろう。ヘル・イン・ア・セルでもいいし、ケン・シャムロックみたいなライオンズ・デン・マッチでも良いよ。カネをもらって演じるんだろ。特攻野郎Aチームはひどかったな。僕ならランページよりも個性があるぜ。

フランク・ミアが誰とでも戦うというのなら、カーウィンとやらせればいい。ヤツはおなじ相手と2度、3度戦うのが好きだろ。カーウィンとの2戦目はまだやってないんだからさ。

この業界のことで僕にわかることと言えば、何事にも理由なんかないと言うことなんだよ。たとえばフランク・ミアがすぐにタイトルに挑戦してもおかしくはない。でも、チーク・コンゴとの再戦が組まれてもおかしくはない。この業界では理由なんかないんだ。とにかく知名度とマーケティング、ブランディングの問題につきるんだよ。ミアはUFCにとってブランドだからね。

僕とクロコップの試合が成立しなかったのは、クロコップの前回の試合のせいだよ。その上、ダブルメインの枠だったからね。UFCがPPV枠に誰を起用するかというのは重要な問題なんだ。クロコップの前回の試合は冴えなかった。たぶん彼はまだPPV枠には残るだろうけど、メインイベントには無理だ。クレイ・グイダあたりの使い方とおなじだよな。クロコップの試合は今でも楽しめるが、50ドルの値打ちはないだろう。

格闘技では、一番最近の試合が君の評価になるんだよ。ブレット・ロジャーズが良い例だ。アルロフスキーをKOしたときには、ヤツはトップ10入りしていた。元UFC王者をKOしたわけだけど、僕の見たところでは、10回やれば9回は違う結果が出ていたと思うね。ブレット・ロジャーズがトップ10なら、自分あたりだとマイナス37位くらいでなくちゃおかしい。

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●レスリング・オブザーバ最新号によると、ジェームス・トーニー陣営が、「トーニー vs キンボ・スライス」のPPV大会を計画しているとのこと。たしかにUFCで数字を稼いだ二人ではあるが・・・

●ジェイソン・ミラーが、ニック・ディアズ戦を実現するためだけに作ったブログ Don't Be Scared Homie (怖がるなよ、相棒)を開設。サイト名はディアズ自身がよく使う台詞。

Advertising Age 誌選定の「今週もっともTweetされたブランド」ベスト10でUFCが2位に。

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