「レスナー vs ミア3」是非論 誰のためのマッチメイク?

UFC123ポストファイトのダナ・ホワイト発言とりまとめ。まずは、いまやビデオインタビューの定番となったMMA Fighting、Ariel Halewani 記者とのやりとりから。


Q ランページの判定勝ちに異論はないですか

パーフェクトなゲームプランを貫いた。ローキックも防いでいたし、ケージに押し込まれたときにもヒザで攻撃していた。負けていたふりをするなんて馬鹿げたことだよ。

Q 3ヶ月も映画のツアーをしたり、キャンプを変えたりしたランページの調子が心配ではなかったですか?

思っていたより100万倍よかったね。ここ数試合は動きが遅かったが、今夜はスピードもあった。

マチダに光る瞬間もあった。フライング・ニーではボディを強く捉えていたが、追撃がなかった。それはよくない。

Q マチダの試合は好きですか

マチダのスタイルは好きなんだ。みんなブーイングをするが、選手はたくさんのものを背負っている。退屈なスタイルとスマートなスタイルとは違うんだ。マチダは真っ向勝負をするタイプじゃない。

マチダはエルーシブなやり方で、アウトサイドからランページをイライラさせてぶっ倒す思っていた。マチダもやるべき仕事をしていたと思うよ。

Q BJの今後は?

BJは昔に戻ったみたいだったね。ウエルター級での彼を引き続き見てみたいよ。ジョン・フィッチ戦はメインイベントになる。

Q ファルカオンの試合について

3Rはひどかった。ファルカオンは試合後謝罪に来たよ。これはアルティメット・ファイティングなのであって、アルティメット・ステアリング(見つめる)じゃないんだ。でもそれまでは素晴らしいパフォーマンスだった。初の試合で誰もが緊張するものだが、光るものを見せてくれたと思うよ。

Q カロ・パリジャンについて

何故戻したんだとみんなが聞くが、カロ・パリジャンはこれまで良い試合をやってくれたし、つらい目にも遭ってきた。いろいろ援助してきた。ワン・モア・ショットだという約束でチャンスをやった。今夜は彼は何もできないことを見せてしまった。(パリジャンは解雇)



BJペンについて、MMA Weeklyから。

BJは世界最高の選手に見えることもあれば、全然ダメなこともある。しばらくウエルターでやらせたい。勝者はトップコンテンダーだ。今夜BJが負けたら、引退するんじゃないかと思ってた。本人に聞いた訳じゃないよ。ヤツの実績を思えば、だらだらしがみつかないんじゃないかと思っていた。



3連敗のグリフィンは解雇を免れた。これでUFC戦績は7勝5敗。Fight of the Night や Submission of the Night などのボーナスを5度受賞している。

タイソン・グリフィンは今夜は星を盗まれた。自分は「戦ってくれる」選手が好きなんだ。3Rサークリングだけやって勝つ選手よりも、闘犬ののように戦って負ける選手の方が好きだ。



ファルカオンのような試合の場合にはマイナスポイントをすべきだと主張

レフリーのダン・ミラグリオッタはいい男なんだが、選手を単にお見合いさせていたんじゃダメだ。「ファイト!」とワーニングを出して、そのあと減点して行かなくちゃいかん。レフリーはルールを遵守することで選手の安全を守らなければならないが、ルールの一つに、選手が戦わない場合には戦わせるという項目がある。

減点しろ。それがルールだ。レフリーもジャッジも、ルールブックを読み返せ。このことをうやむやにしてはいけない。



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ダナ・ホワイトが「レスナー vs. ミア」のラバーマッチを「ファンの声を聞いて再検討する」とした件について、Figure 4 Weekly 誌11月16日号は、過去にUFCでメインイベント扱いで行われたリマッチは、一つの例外を除いて、すべて初戦より再戦の方がたくさんのPPVを販売しており、またすべての3戦目は2戦目よりもたくさんのPPVを販売していると数字を交えて論じ、これらの経緯をふまえると、「レスナー vs ミア」の再々戦をファンが見たくないと論じることには、これといった合理性がないと主張している(一つの例外とは、UFC106コ・メインで行われた「オーティス vs グリフィン2」)。

「レスナー vs ミア」初戦は、UFC81で行われ、PPV60万件を販売、2戦目はUFC100で行われ、PPV160万件を販売した。もっとも、2戦目はUFC100という記念大会のメインであったこともあるので、さすがに3戦目がこれを凌駕することはないだろうと論じている。

なおレスナーの現状は、「誰と闘うか」よりも、「いつになったら闘う気になるのか」というものだそうだ。

ちなみに、UFCで行われた45試合の再戦の勝敗を見ると、初戦に勝った選手が連勝した試合は8例しかなかったという。

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「ミア vs レスナー3」を巡っては、米MMAメディアでちょっとした論争が巻き起こっている。

デイブ・メルツァー

MMAメディアの非常に多くの人が言っていることは、来週のPPVのメインイベントは「ブライアン・ダニエルソン vs ウィリアム・リーガル」で行くべきだと主張しているようなものである。一ファンとしてはたしかに、ウェード・バレットに25分間戦われるよりはずっとマシである。でもこれはビジネスなのである。ハルク・ホーガンやブロック・レスナーといった人たちを中心に作っていくものであって、ブライアン・ダニエルソンやフランキー・エドガーでは役不足なのである。これはプロスポーツなのであって、そのことを嘆いたり間違っていると言ってみても仕方ない。はっきり言って私個人も「レスナー vs ミア」はもう大して見たくない。でも、ビジネスを理解しようとしない人たちが、大きな絵を見ようとしないで、このビジネスの成長のためにもっとも良いことを邪魔したり妨害しようとしたりすることにも耐えられない。このことは、MMAをプロレスにしろとかフェイクにしろと言ったことではない・・・

問題は、この春に「ベラスケス vs JDS」をやってしまうと、次のコンテンダーが見当たらないと言うことだ。レスナーにとってもミアにとっても、対戦相手の選択肢はそんなに多くない。シュワブ、クロコップ、ノゲイラ、コンゴ、ロスウェルくらいなものだ。どの選手をとっても一歩後退の感が強い。


ザック・アーノルド

MMAライターは「事業の成長」のためにアイデアをプッシュすべきではない。そんなことをしたいなら、広報の仕事を得ればいい。給料だってうんといいだろう。ふたつを(個人的なアイデアと、事業の成長のためのアイデア)を両立させることはできない・・・レスナー vs ミア3についていえば、この試合で見たいのは「ルーザー・リーブ・タウン」的な要素だ。もしレスナーが負ければ、今後の選手生命に大きな痛手となろうし、ミアが負ければ株はさらに急落する。



>個人的には、ビジネス的に成功していないものは、あんまりおもしろくないとナチュラルに思ってしまう傾向がある・・・もちろん、成功してればそれでいい、というのでもないし、成功していないものは全部悪い、というつもりも全くないけれど・・・で、「レスナー vs ミア3」については、もうこれは、小室哲哉の末期のヒット曲みたいなもので、手堅く売れるだろうけど、もううんざりという印象は強いのは確か。でもまあ、この試合がいいというロジックはわかるので、まあやるんだろうな、くさす必要はないかな、くらいの感想である。ザックの言うとおり、両者とも下り坂なので、負けたほうのダメージの大きさがちょっと気になるというか、意外にリスクが大きな試合だとは思うけれど。ところで、「事業の成長のためのアイデアをプッシュすべきでない」というのは、それなら広報をやれとかそういう問題じゃなくて、メタかベタかという問題じゃないのかなあと。

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Zuffa が Google に対し、Zuffa の著作権を侵害するコンテンツを Google の検索結果に掲載するのをやめるように要求した。この要求は、Google が指定する書き方で書かれた電子メールで行われており、かつその電子メールはGoogleのポリシーにより、この Chilling Effects というサイトで閲覧できる。

一般のファンにとっては、実際にこれらのメールを眺めてみると逆に、今まで知らなかった、UFCのコンテンツを不法配信しているサイトがわかってしまう結果にもなっている。現に一部のサイトは現在も稼働中だと言うことだ。

Google は通常、明らかな著作権侵害に対しては協力的であるが、そうは思えない場合には平然と訴訟につきあう方針にしているそうだ。結局裁判で負け、10万ドル以上の裁判費用を負担させられた会社もあるという。

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UFC Undisputed ゲームの iPhone 版が販売開始されている。Las Vegas Sun の報道より。そういえば KamiproMoveのスマートフォン対応はどうなったのだろう・・・「この秋対応予定」という文字も消えてしまっているけれど・・・



UFC® Undisputed™ 2010 - THQ Wireless Inc.

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