がんばれDynamite!


日本在住のアメリカ人MMAカメラマンがツイッターで、Dynamite! はタイムバイになるらしいとツイッターし、一部の米MMAサイトを騒がせた。カメラマンはのちに、必ずしもそうでもないかも、といったフォローアップのツイートをしており、真偽のほどはよくわからない。

Kamiproの無料版ポッドキャストでは、TBSサイドから「山崎静代 vs 堀田祐美子的な人」「桜庭 vs 曙」といったカードが提案されていると言ったことが語られていた。

TBSからの提案カードが上記のようなものであるという話を聞くと、コメディマッチ以外の普通のカードを放送したければ、その分は時間を買い取れとか、コメディマッチはTBSが持つから行ってこいで放映権料はカットだ!などと言い出しても、不思議はないような気もする。なんにせよ、TBSが格闘技そのものには何の熱意も持っていないことがよく伝わってくる話だ。でも来年はFEGも他人資本が入ったりして、会社の形が変わるのだろうし、TBSと中国の投資家の意見は必ずしも一致しないだろうから、そうなるともう、今年さえやっつけたらもうおしまいだ、といった気分もあるのかもしれない。投資家へのプレゼンだと思えば、FEGとしてはジョークマッチはやりたくない、といったシャープな意見の相違があるのかもしれない。もちろん全くの想像だが。


11月24日に発売された、12月分のテレビ番組情報誌をながめると、大晦日の夜のTBSの番組表はいまのところまだ白紙状態である。もっとも、NHKを除く他局も軒並み「未定」との表示で、大晦日に何が放送されるのか、情報誌を見てもいまのところさっぱりわからないのが現状だ。ここまで白紙が多いことは、個人的な記憶の範囲内でははじめてのことだ。やはり各局とも、予算削減の中での企画に遅れが生じているということなのかもしれない。

今日ぼんやりと眺めていたTBS「アッコにおまかせ」のなかで、大晦日はDynamite!をご覧くださいという一言があり、フリップには「よる9時から」と書かれていた。TBS格闘技サイトにはまだそのような情報は掲載されていない。


これを言っては身も蓋もないのだが、個人的には、今年のDynamite! で是非見てみたいと思うカードなど、ほとんど思いつかない。無理もない。今年はDREAMも、ほとんど何のプロモーションもやっていないように思うし、とくに先行きが気になるドラマや、今年一年を総決算してほしいテーマなど、ないように思うのだ。パッと思いつくのは、移籍してきた小見川が期待通りにやってくれたから、小見川にはさらなる高みを目指してほしいなあ、と思うくらい。何なら今年はお休みしていただいて、各雑誌などのインタビューでの谷川氏の発言を信じるならば、じっくり力を溜めて、来年の飛躍に期待したいくらいだ。でもまあ、よる9時からやるらしいので、是非ともうまくいくと良いなあとは思う。


ところで、時間と余裕のあるときにあらためて紹介したいのだが、WWEのPPVの売り上げを、いろんな因子で相関分析した結果、レッスルマニア以外のPPV大会は、PPV価格を引き下げた方が、最終的な収益は多くなると言う予測を出した記事を読んだ。

FEGのPPVはいまたいてい3150円であるが、これはちょっと高い。まして12月30日と31日のPPVを連続して買うとなると、なかなかに痛い。で、買わされる中身が静ちゃんなのだとしたら、MMAファンとしてはたまったものではない。来年以降、PPVが事業の柱として重要になってくるのなら、PPV価格は本当にこれで良いのか、ということも、是非再検討していただきたいと希望する。大会の質によっては1000円の事があっても良いのではないか。その方がかえって数をさばけるから収益があがったりしないだろうか。あるいは、30日と31日抱き合わせで5000円とか、年間6大会を10000円ぽっきりとか、2大会連続して購入したら3大会目は無料とか、ツタヤのポイントが付くとか、ファンを囲い込むようなパッケージの工夫もある方が、裾野が広がる可能性があるのではないかと思う。

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来週末に迫った「Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2」大会でアントニオ・シウバと対戦予定だったヴァレンタイン・オーフレイムが負傷欠場することとなった。この大会ではすでに、セミファイナル級で出場予定だったハーシェル・ウォーカー、前座ながらローカルファイターとして人気のジェシー・フィニーも欠場を決めており、これで3発目の打撃となった。

12/4/10 Strikeforce: Henderson vs. Babalu II
venue: Scottrade Center St. Louis, MI
(メインカード)
ダン・ヘンダーソン vs レナート・ババル
ポール・デイリー vs. スコット・スミス
マット・リンドランド vs ロビー・ローラー
アントニオ・シウバ vs. tba バレンタイン・オーフレイム
ハーシェル・ウォーカー vs スコット・カーソン
Lucas Lopes vs. Benji Radach



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ダナ・ホワイト、WEC統合で選手層が分厚くなりすぎたライト級について語る。MMA Weekly

クレイジーなまでにおもしろい。良い試合が増えるだろう。おもしろい階級だ。興奮しているよ。世の中には才能豊かな新しい選手もまだまだたくさんいる。選手層はドンドン厚くなる。弱肉強食の世界だ。選手は毎回、UFCでのキャリアをかけて戦うことになる。



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●レスリング・オブザーバ最新号が、「パッキャオ vs マルガリート」PPV販売件数は速報値で115万件だったと報じている。

●レスリング・オブザーバによると、カリフォルニア州アスレティック・コミッションが来年からアマチュアMMA大会で、「MMAS」(MMA Specific Scoring)なるものを試用することになった。MMAの試合の多様性を正しく評価するには、さらに細かいスコアリングが必要だとして、0.5点刻みの採点を行うのだという。またジャッジングにあたっては、「ダメージ」「打撃とグラップリングの効果」「攻撃性、ケージ・コントロール」の3項目この順で、優先順位をつけて評価することにするそうだ。アマMMAで効果が認められれば、プロへの適用も検討されるという。この動きはベテランジャッジのネルソン・ハミルトンが主導しており、ハーブ・ディーンやジョン・マッカーシーがトレーニングプログラムを作っているという。

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長谷川穂積 def ファン・カルロス・ブルゴス (11/26 日本ガイシホール)

長谷川穂積って、MMAでいえば日沖のような選手なのかと思っていた。かすり傷ひとつないまま、相手を無力化し完封することをよしとする、といった印象だ。それがこの試合では、ダナ・ホワイトも喜ぶくらいに、闘犬のように打ち合い続けたのだから驚いた。

今回から3キロばかり上の階級に増量したそうだ。階級を下げていくのならわかるが、ベテランになって行くにつれて増量していくというのは、これもMMAファンには見慣れないことに映る。重ければそれだけパワーが必要になるということなのだろうが、足を止めてパワーパンチで打ち合っていた。いつやるか、いつやられるかという、博打のようにハラハラする試合運びをあえて選んでやっているように見えた。パッキャオが1試合に1000発打つのだそうだが、それなら今日の長谷川も800発くらいは打っていたのではないかと思えた。でも相手は雲助のように手が長いので、やり合うのは単純計算で不利なのではないかと思えてならず、怖かった。

あれだけの激闘をやりあったあと、試合後にブルゴスと長谷川がノーサイドでハグしあってるところを見ると、いかにもベタだけど、ウルルと来てしまった。客席で終始表情を乱すことがなかった長谷川の奥さんが、試合後に表情を崩したのもウルであった。TBSのように、そこだけを先に取り上げて煽られたりすると、なんだアホらしいとなるが、激闘後に見せられると、これはいいものである。

粟生の試合とあわせて、合計24ラウンドものボクシングを、これといったデコレーションも編集も加工も煽りもなく、女子アナやグラビアアイドルの司会進行もないまま、ゴールデンタイムに淡々と完全放送する日テレも素晴らしかった。気持ちが良いし、うらやましい。

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元プロレスラーの星野勘太郎さん逝く(スポーツナビ)
合掌



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