ピーター・アーツの勇気のチカラ【K-1レビュー】



K-1 World GP をフジテレビ地上波で観戦。今大会はなーんかずいぶんとおもしろかった!フジテレビのK-1は、僕にとっては「いつ見ても70点」のコンテンツなのであって、あまり目くじらを立てないで気楽に楽しむものなのだけれど、それがいまはMax や DREAM が70点に至らないことが多いという相対的な問題なのか、なんだかずいぶんと久しぶりに、ニッポンの格闘技を堪能したような気がする。あれ、日本人なんかちょっとしか出てないんだけどな。あるいは、アーツやサキのがんばりのおかげで、やっぱり絶対値も80点とか90点になっていたのかもしれない。

やっぱり今回のアーツのように、ハートむき出しの大戦争を見せつけられると、K-1もMMAもなく、格闘技っておもしろいなあと思える。顔ぶれが変わらずマンネリが指摘されるK-1ヘビー級だけど、マンネリって顔ぶれのせいじゃなくて、ハートの問題なんだなあと改めて思い知らされる。シュルトに対する攻め方としては、京太郎もアーツも、同じようなことをしようとしていたのではないかと見えた。それでも、京太郎はファイトで負けたのではなくチェスゲームか何かで負けたように見えたのに、アーツはまるで違って見えた。今日のアーツは魔裟斗に最も近かった。魔裟斗も解説している場合ではないだろう。

アーツは「今回で最後」などと、引退を示唆しているという。そうかな、僕にはむしろ、終わってたまるか、という風にも見えてならなかったけれど。

アリスターは早くから来日して、バラエティ番組などに出演して、K-1をアピールしていたと聞いているが、首尾良く行けば、アリスターが憎っくきシュルトをKOして、フェースの大スターとなって、このまま番宣に出まくって、Dynamiteを飾るはずだったのではないだろうか。しかし実際には、決勝でアーツをKOしたアリスターはヒールに見えてしまった。勝ったアリスターのマイクアピールはなんだかずいぶん面倒くさいもの聞こえた。今日のアリスターは、こころなしか身体が小さく見えたし、鉄壁に見えていたガードも、ちょっとボブ・サップを思い起こさせるような弱々しいものに映った。ここしばらく、もうずっと強い姿しか見せてこなかったアリスターなので、なんだかちょっと下り坂にさしかかったのではないかと心配だ。

それでも、MMAとK-1の二冠王者というのは、聞いたこともない偉業である。

試合後のアリスターのコメント

――Dynamite!!には興味がありますか?
アリスター DREAMのヘビー級タイトルマッチをやりたいです。
――3試合闘いましたがダメージは?
アリスター ダメージはありませんし、疲れてもいません。ただ腹は減りました(笑)。早く寿司が食べたいです。
――今後のストライクフォースでの予定は?
アリスター 12月にDynamite!!で試合をして、来年の1月に休んで、4月から6月にストライクフォースのタイトルの防衛戦をやりたいです。



今日の紀香ちゃん:アーツの試合中、コメントをしながら急に泣き崩れて見せたようなシーンがあったようにも感じたが、全般的には抑えめで物足りなかった。「男なら今日のアーツには奮い立つ」という一茂のコメントには、どういうわけか執拗に食い下がっていた。きっと一茂のことを飲んでかかっているのだろう。君が代斉唱の歌手の人が一瞬紀香に見えて、そこまでやるのか・・・と感心したが、どうやら別人のようだった。何でも紀香に見えて困る。放送席の美女3人が映し出されているとき、優木さんはいつ見ても、鉄壁のTVスマイルを崩さないが、西山さんは紀香の勢いに押されてスッと引くような表情を見せることがある事に気がついた。

*****

決戦直前のGSP、顔色を変え、怒気をはらんでコスチェックを挑発(リンク先映像)。これは珍しい。

僕は世界で一番になろうと思ってやってる。たしかに自分のホームタウンで戦うことはプレッシャーだ。だけど自分がもし勝ったら、コスチェックとはこれでもうおしまいだ。ヤツが自分と同じように、一番になりたいと思ってやっているのなら、二度も負けた場合にはキャリアを考え直した方が良い。再挑戦までにはとても長い時間がかかる。あるいは三度目のチャンスなんかないだろう。もしヤツが負けたら、僕はヤツのことなんか、長きにわたって話さないし考えない。




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