3月2日にオランダで行われたSLAMMというイベント、アンディ・サワーらが出場し、M-1 Challengeも開催されたというのに、とても報道が少なかったのですが、Fight OpinionにSLAMM観戦記が掲載されていました。抄訳します。
4回目となるSLAMM!!は、「オランダ対タイ」シリーズに加え、M-1 GlobalによるM-1 Challengeの旗揚げも行われ、10時間にわたるMMAとキックボクシングの連続であった。殆どの試合はローカルのオランダ人選手のものであったが、タイからのムエタイ戦士はトップクラスだったし、M-1には欧州大陸各国からの参加があった。一試合当たりの値段を考えると、うんざりするほど値打ちのある大会ではあった。
なんと言っても会場にたどり着くまでがM-1 Challengeなのである。大会開始が13時と聞いていた。どうしてそんなに早く始めるのか、わけもわからないまま、アムステルダム中央駅から電車で30分のAlmereで下車してみると、そこはまるでゴーストタウンで、バスもタクシーも見えない有様。
なんとかこうとか会場にたどり着くと、今度は荷物検査で、仕込んでいた食料や飲み物を取りあげられる。会場内への持ち込みが禁止だそうだ。撮影も禁止ということで、同僚は新品のデジタルカメラをゴミ箱に捨てられる。チケットをもぎられると、半券を返してくれない。自由席なのである。席の奪い合いで暴動が起きそうになっている。なんとかいい席を確保したが、今度は席を離れることが出来ない。取られてしまうからだ。お金があってもスナックも買えない。お金はまずは、会場内でのみ使えるトークンに変えなければならない。トークンで始めてハンバーガーやソーダを買える。蛇口の水にも、トイレの使用にもトークンを取られる。
「オランダ対タイ」の開始は夜7時だった。それまで6時間も試合を見続け、疲労困憊である。試合はすばらいいものもあれば、二級品もある。それにしても、ムエタイのダンスに対するオランダ人ファンの熱狂ぶりは信じられないほどだ。キックボクシングが本当に好きなようだ。この頃には会場は満員。対抗戦はメインイベントを残して終了、ヨーゲングライ・フェアテクス対アンディ・サワーを待ちわびる。
と、そこで、メインイベントの前に、M-1チャレンジの後半5試合が始まってしまう。不愉快そうな観客は5割方会場をあとにしてしまう。幸い、後半のM-1チャレンジは、殆どがファーストラウンドのKOで、割に早く終わる。そしてメインイベントは3Rドロー、延長戦でサワーが判定勝ちを治める。現実的な判定だったとは思うが、本戦と延長戦にそんなに違いがあったようには見えなかった。
全体的に、イベントの流れは悪くないし、量的にはおなかいっぱいである。がっかりしたとは思わない。もしあなたがこのショーを見に行くなら、まずはたくさんのユーロを持っていって、あのいまいましいトークンに変えること。そしてできれば、試合順のリストを事前に見つけておくことだ。なにも13時から行くことはない。著名選手がリングサイドを彩り、華やかなショーであった。
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ユークスの平成20年1月期決算(1月末が決算なんですね)が近い。
平成20年1月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)
業績予想の修正に関するお知らせ
連結および個別売上高は、デジタルコンテンツ事業において3タイトルの受託ソフトウェアの完成が翌期以降に変更されたことによる減収があったものの、主力商品であるゲームソフト「WWE スマックダウンシリーズ」が欧米のクリスマス商戦を中心に500万本を超える好調な売上げを記録したことにより微減の見通しとなりました。
しかしながら、連結および個別の営業利益と経常利益ならびに連結の当期純利益は、デジタルコンテンツ事業における利益率の高いロイヤリティ収入が増加したこと、また、ノウハウの蓄積およびマルチプラットフォーム化(複数のゲーム機に対応するソフトウェアの開発を行うこと)による開発効率化が大幅に進捗したことによる原価率の改善により、予想を大幅に上回る見通しとなりました。
個別の当期純利益は、連結子会社である新日本プロレスリング株式会社に対する長期貸付金の回収可能性を保守的に判断し、170,000千円の貸倒引当金繰入額を特別損失へ計上したこと等により、予想を下回る見通しとなりました。
売上高が予想を下回ったものの、利益が予想を大きく上回る好決算。「受託ソフトの完成延期」があったそうだから、来年も好調な売り上げが立つんでしょう。というわけで、決算数値がいいうちに、新日への貸付金を特別損失に計上し「貸倒引当金」に計上したとのこと。ざっくり言えば、「もう貸した金を返してもらえなくてもいいように、今のうちに損切りする!」ということではありますが。実際の判断は、新日本に返済能力がないと見切ったからということ以外にも、税金上トクをする会計処理を選択しただけなのかもしれないとか、会社の財務評価を改善したいとか、色んな理由があり得て、この説明だけからは一概には言えない。
貸倒引当金とは何か(Wikipediaより)
貸付金や売掛金などの金銭債権は、計上額すべてを回収できるとは限らず、相手の返済不能等による信用リスクが発生する。これについて、企業会計原則の一般原則六では、予想される将来の危険に備えた会計処理、すなわち貸倒引当金の計上を認めており、金融商品に関する会計基準(以下、金融商品会計)や税法上も計上内容ごとに見積方法が定められている。
貸倒引当金の会計処理としては、当期の見積額に応じて借方に貸倒引当金繰入(費用)を、貸方に同額の貸倒引当金(債権科目から控除)を計上する。前期からの繰越額の扱いについては、①洗替法(前期分を一度戻入処理し、当期分を計上する方法)と②差額補充法(前期分と当期分との差額のみ計上する方法)のいずれかの方法がある。
ここでついでに、ユークス・ホームページのIRのページで開示されている財務諸表の「セグメント情報」をチェックすることで、興業事業(=新日本プロレス)だけの成績も覗いてみよう。
平成20年1月期 中間決算短信(平成19年9月14日)
当中間連結会計期間においては、新日本プロレスの春のG1ともいわれる「NEW JAPAN CUP」の決勝戦が平成19年3月に東京で開催され、続いて同年4月に開催された「NEW JAPAN BRAVE」のIWGPヘビー級選手権試合において新たな王者が誕生しました。
以上の結果、興行事業の売上高は、592,622千円になり、中間純利益は、黒字転換しました。
平成20年1月期 第3四半期財務・業績の概況 (平成19年12月14日 )
当第3四半期連結会計期間におきましては、平成19年8月に両国国技館にて「G1 CLIMAX 2007」の決勝戦を開催しました。またIWGPヘビー級選手権試合は5試合開催され、同年4月に第46代王者が、同年10月に第47代王者が誕生しました。
以上の結果、興行事業の売上高は944百万円(前年同期比8.0%減)、営業損失は23百万円(前年同期は営業損失193百万円)となりました。
興業事業の数字を抜粋しておく。
平成19年度
売上高 1,539,640(千円)
営業費用 1,701,778
営業利益 ▲162,137
平成20年度第三四半期まで(H19.2〜10)
売上高 944,023(千円)
営業費用 967,495
営業利益 ▲23,471
平成19年度は年商15億円、営業損失が1.6億。今年はまだ途中だが、売り上げは少し減るんじゃないかという推移ながら、営業損失がかなり減っている。赤字であることには代わりはないが、コスト高体質が改善し、会社としては回っている感じだ。
平成20年度の決算はおそらく3月末頃に出るだろう。
それにしても、株主向け情報開示で、「G1クライマックスが行われました」「IWGP新王者が誕生しました」なんてことを書くんだな。だから業績がこうなった、と説明されても僕なら困るが、株主のみなさんはそれでいいのだろうか。一株買って株主総会で納得いくまで質問してみるとおもしろそうだが(なぜ47代IWGP王者が誕生すると営業利益が上がるのですか?)、それじゃあ何かと勘違いされそうなのでやめておこう。
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【気になるリンク】
3月15日、新格闘技DREAM・ライト級GP開幕戦の視聴率は8.9%(スポーツの視聴率を語るブログ)
ヤバ・・・もうこうなったら、次回は金子賢でもボブサップでも、格闘技に専念とかいう塩コショーでも呼びなよ。それはそれで危険なスパイラルだけどさ・・・我慢するよ・・・
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