日沖発完勝【腕折り劇再び・・・】


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日沖発 def マルロン・サンドロ

 またもや日本の年末が残酷腕折りショーで幕を閉じることとなった。ガス欠でへろへろになったマルロン・サンドロの腕を、日沖が青木流警察逮捕固めで締め上げる。サンドロの腕はもはや、見てはいけない角度に捻り挙げられている。ストップしろよとばかりにレフリーの顔を何度も伺う日沖。サンドロの状態を確認したり、サンドロのセコンドの方を見やるレフリー。廣田と同様に、それでもサンドロはタップをしない。SRCお得意のホイッスルは鳴らないのか。そして青木と同様に、日沖がアームバーに移行する。完璧なアームバー。サンドロのもう一方の腕も日沖の足で押さえつけられているため、サンドロはタップすら出来ない。サンドロが1分以上耐え抜い多ところで、タイムアップのゴングが鳴った。

今年みた試合の中でもっとも痛みが伝わってくる試合だった。

このケースでは、タップしないで辛抱することに、合理性は何もなかったと思う。もはや、あの段階からの逆転勝ちはありえないし、判定に持ち込んだって可能性はなかった。10秒耐えるごとに1ヶ月、欠場が長引くだけであるように感じた。選手自身がタップしたくないことは、まだ頭では理解できるが、今回はセコンドも含めて、「最後までやらせる」ことで奇妙な意思統一が図られていたように感じた。格闘家集団の掟、娑婆なものではない。

日沖が1Rのサンドロの暴風雨をしのいだところ、2R以降、サンドロががっくりとペースダウンしてしまい、あとはおおむね、耐えるサンドロに攻める日沖という構図となった。グラウンドでは日沖がサンドロに地獄を見せたが、スタンドでも、リーチの長い日沖のジャブが幾度となくサンドロを吹っ飛ばしていたし、三日月蹴りのような前蹴りがささるたびにサンドロの表情が曇り動きが止まっていた。1Rを除くと全局面で日沖の完勝との印象が強い試合だったが、同時に、いつものテクニカルでクリーンな日沖の試合ではなく、泥臭くて暴力の香りが漂う名勝負だったと思う。いやいや、見てるだけでもグッタリ疲れるすごい試合でした。小見川不在、金原低迷のなか、日沖が孤高の王者に。


前田吉朗 def 金原正徳

 金原のいきなりの猛攻はすさまじかった。先にヒットさせたのも金原だった。そこからはもう、制御不能の「当たった者勝ち」の戦争状態に突入し、前田が逆転勝ち、喧嘩なら強いとのイメージを守った。でも、どちらが強いのかと言うことが、どうでもよくなるような、スカッとした激戦だった。「前田 vs ミゲール・トレス」をちょっと思い出した。「朝から晩まで格闘技」の中でゴチャゴチャとこなしてしまうには、ちょっともったいない試合だった。

藤井恵 def 藤野恵実

 藤井がさっさと極めるものだと思ってみているから、尻上がりに藤井を追い詰める藤野の持久力にすっかり感心してしまった。男・武田幸三はこの試合を「かっこいい」と評していた。フジメグからブアカーオへと続く、このあたりの試合の並びは、なかなかにゾワゾワ来るスペシャル感があって、バラエティ豊かでで贅沢だった。最初のジャケットマッチにはちょっと感じるところがあったので、改めてかきたい。これだけ試合数が多いと(前半の一連のキックの試合はまだ見てない)、いろいろ忘れてしまうが、ナラントン某にはホンモノなんだなあと感心した。

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チャック・リデルが正式に引退し、ズッファの事業開発部門のバイスプレジデントに就任した旨、公式サイトでアナウンスされている。海外市場開拓などを担当するものと見られている。ラスベガス・サンは、ロレンゾ・フェルティータも引退したと報じたが、その後誤報だったと認めている。

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若林太郎氏をアマチュア普及委員長から解任 (SHOOTO NEWS)
この度は私の不徳の致すところ・・・(番頭COLUMN)
会計報告を要求する朝日氏に対し、中指を立てる若林氏 (Youtube)

アマチュア修斗大会って、こんな絵面なのか・・・

朝日氏らの言い分が全面的に通ったことになるわけだが、若林氏の「業務的な孤独」という言葉もまた、刺々しい。朝日氏らが、壊したあとに創れるのかが、課題になってくるのではないか。

ファンにどう影響があるのかがさっぱりわからないのが気持ち悪い。たぶんあんまり影響はないような気はするが。

ちなみに、法人格のない団体に、納税義務があるとは限らない。もっとも、関係する人に対する会計報告をちゃんとしないといけないのは道義だ。そのへんは、同窓会やマンション管理組合の運営と同じようなものである。業務内容の切り分けなんかがよくわからないけれども、一般的には法人格はちゃんと取っておく方がなにかと得ではないかと思われる。

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松本天心氏がSRCプロデューサーに就任「何十年も続くイベントを」(スポーツナビ)

SKアブソリュートの代表だそうだ。どんな考えを持っている人なのか、さっぱりわからない。専門誌のインタビューに期待したい。SKアブソリュートの選手の芸風に対しては一定のイメージを持っているが、ああいう感じの方なのだろうか・・・サラリーマンである向井氏ひとりでは、SRCの舵取りにどうみても無理があったような気もするので、現場を知っているサポート役が付くのはどちらかと言えば好ましいことのように思える。

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レスリング・オブザーバのサイトに、年末恒例となった John Wiswell 氏による2010年度プロレスベストマッチ100傑が掲載されている。リンクはこちらだが、会員以外でも閲覧できるのかどうかがわからないので、ベスト5と、主な日本人選手の試合を抜粋しておく。。ドラゲー、ことに鷹木信悟の打率高すぎ。今年のことは僕にはよくわからんのだが、過去の経験から、非常に納得感の高いリストを作ってくれる人である。


1位 アンダーテイカー vs ショーン・マイケルズ(3月28日レッスルマニア26)
2位 タイラー・ブラック vs. デイビー・リチャーズ(6月19日ROH)
3位 YAMATO vs. 鷹木信悟(5月5日 ドラゴンゲート愛知県体育館)
4位 丸藤正道 vs プリンス・デービット(1月30日新日本)
5位 鷹木信悟 vs BXBハルク(7月11日 ドラゴンゲート神戸ワールド)

7位 鷹木信悟、YAMATO、戸澤陽 vs CIMA、ドラゴンキッド、Gamma(ドラゴンゲート2月27日京都)
8位 丸藤正道 vs 金本浩二(3月5日新日本)
10位 鷹木信悟、YAMATO vs ドン・フジイ、望月成晃(ドラゴンゲート8月5日後楽園)
13位 ブライアン・ダニエルソン vs 鷹木伸吾(ドラゴンゲートUSA7月24日)
15位 杉浦貴 vs 秋山準(5月2日NOAH武道館)

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