人類最強グランプリ再び! / UFC125レビュー


エミリャーエンコ・ヒョードルが、8人参加のストライクフォースのヘビー級グランプリに参戦することが、M-1から正式発表された。トーナメント一回戦は、ニュージャージー大会(2月12日)で、アントニオ・シウバ戦となる。同大会ではこのほか「セルゲイ・ハリトーノフ vs. アンドレイ・アルロフスキー」も計画されているという。

次ぐ3月5日のオハイオ州コロンバス大会では、トーナメント1回戦の残り2試合が行われる予定で、そのうちの一つは「ファブリシオ・ヴェウドゥム vs. ブレット・ロジャーズ」となる見込みだという(この組み合わせは中止になった模様だとの報道もある)。


>ホントにやるのか!ストライクフォースのヘビー級グランプリ。UFCに比べると、メンバーにちょっと薹が立ってしまってはいるけれども、それでも大いに楽しみである。この組み合わせなら、1回戦の残り一試合は「ジョシュ・バーネット vs. アリスター・オーフレイム」ということになる可能性が高いのではないか。トーナメントの組み合わせがわからないので、準決勝を予想することもできないけれど、誰と誰が当たっても興味深い。日本でのテレビ放送は確保できないものだろうか。アリスターをシードにして、石井を入れてもらうことができないものか?

*****

UFC125はWOWOWで観戦したが、五味がああなってしまうとテンションも関心も下がりまくって仕方がない。古風なブローラーのプロレスラーのようなグイダが、トランス状態にあるかの如くに五味の周りを踊り続けるのにはちょっと笑ってしまったが、ハイキックの直後にタックルという攻撃パターンはずいぶんと物理的に難しそうな組み合わせだなあと感心した。五味のカウンターのヒザ、入っていたように見えたけどなあ・・・

フランキー・エドガー draws グレイ・メイナード

エドガーが1Rの大虐殺劇を乗り切り、2Rから別人になっていたのには驚いた。ものすごいコンディショニングである。思っていたよりずっとおもしろい試合だった。

両選手ともにに勝利者ボーナスを受け取ったそうだ。加えてFight of the Night ボーナス(6万ドル)も出ている。試合直後の記者会見では、王者フランキー・エドガーの次戦は既定路線通り、WEC王者アンソニー・ペティスとの統一戦になるとアナウンスされたが、後にダナ・ホワイトが、やっぱり「エドガー vs. メイナード」の再戦を先にやると翻意している

試合直後の会見で今後の試合予定について話すのは嫌いなんだ。ペティスのことが頭にあったからそう言った。でもよく考えてみれば、メイナードにチャンスをあげないというのも、まともな考え方ではない。あれほどガンガン戦ったのだから、再戦の資格は十分だ。



さらにフランキー・エドガーについて

どうしてみんながこの子のことを疑うのか、理解できない。今日の試合ぶり、あの1Rのサバイバルは、BJに連勝したこと以上に、もっとリスペクトを集めることになるだろう。あれだけ体格差があったのに、グレイは(2R以降は)この子をテイクダウンできなかった。ものすごく強い子なので、もっとリスペクトされていい。




ブライアン・スタン def クリス・レーベン

試合前には「レーベンは自分より戦績は上かもしれないが、人生経験なら負けない」などと語っていた米海軍のヒーロー、ブライアン・スタンが、言葉通りのアップセット勝利を収めた。個人的にスタンにはノソノソしたイメージを持っていたのだが、今回はまるで戦車がゆっくりと相手を押しつぶすように、ノソノソしたままノンストップで攻め続けた。

昨年は2週間のインターバルでKO賞とファイト・オブ・ザ・ナイト賞を連続受賞した名勝負製造器のレーベン、秋山戦でも見せたように、ちょっとやられてからのカムバックが本領のはずなのに、今回はやけにあっさりと倒れてしまった。

スタンの試合後コメント

この試合の第一の鍵は、クリスがこの試合を受けてくれたことだ。もっとビッグネームの選手と戦ってしかるべきなのに、僕にチャンスをくれた。クリス・レーベンとヴァンダレイ・シウバが建てた家の軒先を借りたようなものだった。次はヴァンダレイと戦いたい。自分がグローブをつける前から見ていた選手だ。



クリス・レーベンのコーチによると、レーベンはインフルエンザにかかっていたらしい

今日のクリスは動きが鈍くて集中できていなかったように感じた人も多いだろう。実はクリスは病気だった。熱があって寒気がするまま、ケージに入った。試合前のロッカールームでは嘔吐していたし、いくらウォームアップしても一滴の汗もかけなかった。




チアゴ・シウバ def ブランドン・ヴェラ

チアゴ・シウバ、身体は異常にでかいし、顔は怖いし、自分勝手な試合をする人だな~強いけど。チアゴがヴェラに覆い被さって、顔やらケツやらをオープンハンドでマーダー・ビンタしまくっていて、いやな感じの攻撃だなと思ってみていたら、一部の米MMAサイトが早速このムーブに「Bitch Slap」という名前をつけていた。たしかにやられているヴェラは、妙に目がクリッとしていて、ずっと見返り美人のような格好で、なんだか女の子のようにも見えた。ヴェラの鼻はほとんどとれそうになっていた。

UFC125直前のダナ・ホワイト

(チアゴ・シウバと戦うブランドン・ヴェラは今回がカットファイトになりますかと聞かれて)間違いなくヤツにとって大事な試合だ。負けたいと思っている選手はいない。みんな勝ちたいんだ。「この選手はこれがカットファイトですか」とよく聞かれるんだが、誰でも負ける可能性はあるんだよ。私がお願いしたいのは、しっかり戦えと言うことだ。なんだかんだとおしゃべりして、「こんなことをやってやる、あんなこともやってやる」といいながら、実際には何もしないような選手には我慢ならない。そういう選手がカットされる。しっかり戦う選手は生き残れる。



この試合を見たジョン・ジョーンズの感想

うわあ、あのシバキは失礼だなあ。ヤツの顔もシバイてやりたくなったよ。チアゴのファンには悪いけど、僕は自分の発言に100%責任を持つよ。試合で相手を圧倒することと、単に侮辱することとは別のことなんだ。マーシャルアーツは伝統的に、いつでも名誉や尊敬を示してきた。早速ジムに行って、自分があんな目に遭わないようにしようと思う。



キム・ドンヒュン def ネイト・ディアズ

会場内ブーイングの試合だったが、両者アグレッシブで、打投極の回転体があって、僕はおもしろかったです。ドンヒュン、なかなかに難攻不落。ものすごく怠そうに喋る試合後記者会見のドンヒュンの通訳の人が、ヒール・マネージャっぽくてよかった。


クレイ・グイダ def 五味隆典

試合後のグイダ

ケニー・フロリアンは早い出入りで五味にジャブを打っていた。僕はケニーのように正確な打撃はできないけれど、でも戦い方は少し参考にして、距離をとっていた。フランキー・エドガー風もちょっと取り入れて、打たれないようにしながら自分のレスリングをしようと思った。

離れていることでちょっと無駄なエネルギーを使ってしまったかもしれない。でも五味がパンチを繰り出すと、風が吹いてきたよ。やつはケツからパンチを打ってくる。あんなものを食らわなくてよかったよ。

やつは勢いで戦うタイプだ。クリス・レーベンに似ているよ。対戦相手と打ち合える距離にいるときに戦争をするのが好きなんだ。そうならないようにつとめた。・・・1Rに五味の呼吸が荒くなった。そのとき、五味とニック・ディアズの試合を思い出したんだ・・・



あの強烈な、どこかの雨乞いのようなヘッドムーブメントのことをグイダ自身は「FUNKY CHICKEN」と呼んでいる(笑)

今回勝利したグイダ、ブライアン・スタンのコーチは、またしてもグレッグ・ジャクソンであった。ジャクソン、グイダについて

選手によってコーチのやり方は違うんだけど、今回グイダの場合には、何度も何度も何度も、繰り返してゲームプランの練習をした。しまいにはグイダがゲームプラン以外のことは何も考えられなくなるまでやったんだ。勘のいい選手はスパーリングの最中に飲み込むことができるが、グイダには、どうすれば勝てるのか、ずっと言い続けた。計画漬けにしたんだ。



ブラッド・タバレス def フィル・バローニ

バローニが悲しかった。これでUFCで連敗となりカットされたとのこと。本人は現役続行を希望している。

*****

1.8DEEPマカオ大会が急きょ延期に 佐伯代表「非常に残念」(スポーツナビ)


スポンサーサイト

毎週更新!

Ad

Ad

MMA Update