米インディでプロレス版M-1グランプリ開催

今年の4月29日から5月1日まで、アメリカのテキサス州マンスターで「The Germanfest Wringenmeisterschaft Tournament」というプロレスのトーナメントが開催される。このトーナメントの斬新で興味深いところは、トーナメントの勝ち上がりは、試合の勝敗によるのではなく、プロレスラーとしての仕事ぶりを審判が判定することによって決まるのだという。審判には次のようなレジェンドレスラーがずらりと名を連ねる。ハーリー・レイス、スタン・ハンセン、ブッカーT、ボブ・オートン、ダニー・ホッジ、テリー・ファンク、ニック・ボックウィンクル、キラー・カール・コックス、ホンキートンク・マン、ジェイク・ザ・スネーク・ロバーツ。評価基準として、「いかにうまくギミックを演じたか」「ムーブの的確さはどうか」「キャラクターはたっているか」など10項目が挙げられているそうだ。

この大会を主宰しているジョニー・マンテルのコメント(マンテルは新日本プロレスにも来日経験がある)。

自分の頃には、たくさん旅をする機会があって、偉大な選手と時間を過ごすことができたことはとてもラッキーだった。先輩からプロレスの技術や知識をたくさん学ぶことができた。ムーブ、サイコロジー、インタラクションといったことだ。そのことがプロレスを今日まで築きあげてきた。でもこのビジネスが進化するにつれ、今のレスラーはそんな機会を持てなくなっている。

この業界と、今のレスラーに何かお返しをしたいんだ。このトーナメントに参加すれば、昔ながらの仲間意識や知識を得ることができる。

当日は、インディーの若い選手たちとたくさん話をしたいと思っている。このトーナメントの真の勝者は、プロレス業界だと思う。レスラーにとってはパフォーマンスをして、ひょっとするとオファーがもらえたりするかもしれないけれど、自分にとっても、受け継いできた知識や技術を教えてあげることができるチャンスなんだ。



3日間にわたるトーナメントに、400選手が参加してくれることを目標にしているらしい(今のところのエントリーは70名弱とのこと)。マンテルは、NOAHの仲田龍氏も見に来ることが決まっていること、猪木のいとこにも話をしてあること、日本の各団体にはお知らせのメールを送ってあることを明らかにしている。

このトーナメントのホームページはこちらで、オンラインで参加申し込みをすることができるようになっている。こちらがそうそうたる審判の紹介ページ

この記事は、ジョニー・マンテルがゲスト出演したレスリングオブザーバー・ラジオと、この大会についてのSlam Wrestling の記事を参考に作成した。


>プロレスラーにとってとても興味深い機会なのではないかと思うと同時に、個人的に1ファンとしても、このような大会って、是非じっくりと見てみたいものだと思う。試合そのものより、レジェンドレスラーたちがその試合についてどんなコメントや評価を口にするのかという点が、とても興味深い。ファンにとっても極上のエンターテインメントになるのではないかと思う。

ちょうどM-1グランプリで、客受けと審査員の評価が微妙に違うことがあるように、あるいは審査員のコメントをずっと聞いていると、視聴者の側までも、「漫才」そのものについての理解が進んだり、それなりの評価眼が養われてくる(ような気がする)ように、このような催し物があると、見る側のプロレスの見方を深めてくれるきっかけになると思う。日本でやるなら、若手選手の試合を審査している長州力の苦い顔や、普通に観戦して楽しんでいる矢口真里的な客の表情などがずっとワイプで映し出されていたりするとなおよい。

もちろん、いわゆる「暗黙の了解」に触れることにはなるのだろうし、プロレスの楽しみ方としてはもはや最終形というか、こんなことをやってしまったら、もはや後がないということなのかもしれない。でも他方で、パフォーマーとしてのプロレスラーへのリスペクトが増したり、プロレスを観る理由がよみがえってきたりするかもしれないとも思う。


MMAにおいても通常、ジャッジが何を考えているのかはさっぱりわからない。どんなポイントを見たのか、という、評価自体を楽しめるような機会があると、見る側がとても啓発されるのではないかと思う。もっとも、ジャッジが勉強不足の場合には、炎上することになるとは思うけれど。


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ストライクフォースのヘビー級トーナメントの問題点を Fight Opinionが論じている。

スコット・コーカー
このトーナメントでは、皆が同じ山を登ることにしたいんだ。ちょっと混乱したかもしれないけど、結局すべての州のアスレティック・コミッションが歩調を合わせてくれないのなら、全戦を5Rで行うことは難しくなる。ある選手は5R 、別の選手は3Rというのは不公平になる・・・

ジョシュ・グロス記者
コーカーの話は説明になっていない。カリフォルニア、ニュージャージ、ミズーリ、テネシーのコミッションは、5R戦を行ってもかまわないと言っている。そしてそれらの州はどこも、ストライクフォースからの問い合わせを受けていない。

ストライクフォースはときどき、まるで整頓のできないお店のような、意味のわからないことをする。このトーナメントにも、ストライクフォースのいいところと悪いところが混在している。


判定で引き分けの場合、第4のジャッジが「0.1点法」で採点をするのだという。10-9.9から10-9.5が「僅差」、10-9.4から10-9が「明らかな差」、10-8.9から10-8.5が「圧倒的な差」などとなるそうだ。

ザック・アーノルド記者によると、この第4のジャッジは州コミッションから派遣される人ではないため、州コミッションの公式記録は書き換えることはできないそうだ。

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オバマと戦いたいと発言し、バラエティショーでからかわれるなど、一躍話題の人となったジェイコブ・ヴォルクマンが、レスリングコーチを勤めている地元の公立高校から有給休暇を命じられた。高校が捜査に協力しなければならなくなったため。

また、9歳の女の子も巻き添えとなって亡くなったアリゾナ州銃乱射事件の結果、オバマ医療制度改革が延期されたことを受けてヴォルクマンは、「あんな事件が起きるとわかっていたら、あんなことは言わなかったよ。ご両親のお気持ちは想像を絶する。自分にも4歳の娘と2歳の息子がいるからね」と反省の弁を述べている。

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