ヒョードルのマイナー・パワー


 複数の米MMAサイトによれば、先週中にM-1 Globalからの正式離脱を発表するはずだったヒョードルは、そもそもM-1 Globalとは、簡単な合意書があるだけで正式な契約はしておらず、既に離脱は決定的で、金銭処理の問題を残すばかりとなっているとのこと。そしてヒョードルの新しい契約先は、オスカー・デラホーヤ主宰の Golden Boy と、洋服屋 Affliction の連合軍になるのではないかということです。

Golden Boy/Affliction はマーク・キューバンとも話をしているといわれ、また選手層としては既に契約していると見られるマット・リンドランドに加え、エミリャーエンコ・アレクサンダー、ジョシュ・バーネット、アンドレイ・アルロスキー、ベン・ロスウエルといったメンツを追いかけているそうです。デラホーヤとの関係でHBOでの放映も堅いと見られており、ヘビー級選手を集めようとしていることもうなずけます。大会は6月下旬だとする報道もあります。

噂なのか事実なのかはともかく、これにクートゥアも加わるとなれば、ヘビー級だけではありますが、結構な戦力はそろうということは計算上は言えそうです。

米MMAブログの中には、ヒョードルの契約書がないということについて、全くあり得ない茶番だと断じるものもありますが、モンテ・コックスだって以前、マネージャや代理人としては契約書なんて結んだことがないんだといっていましたし、アメリカの契約書の分厚さの方が、世界的に見れば変わっているとも言えるのではないでしょうか。だいたい、新しいプロモーションと選手がつきあっていく上で、道中にどんな事象が起こりうるかなんて、誰にも正確な予想は出来ないわけです。契約書というのは、それを無理にあらかじめ書き出して取り決めておく、というやり方で、こういうことがあってはいけないよ、ということまで、最初の段階で全部ぶちまけて話し合い、想定外のことが起きれば裁判で争うと言うことを前提としているわけです。他方、最初の段階では大まかな方向性のみ合意しておいて、人間的・感情的な部分を含めてつきあいを深めながら、ディテールを詰めたり、協力してトラブル対策をしていくという方針だってありえるわけで、うまくいけばこっちのほうがウンと低コストで柔軟な対応が出来ることも確か。日本的とも言えるかもしれない。

これはいわば、性悪説と性善説の違いのようなもので、対立しちゃうと結構もつれるんじゃないか。で、並の選手はUFCと交渉するときにパワーが違いすぎて反論の一つも出来ないけど、ヒョードルくらいなら、UFCの性悪説にうんざりして、こんな人たちと人間的なつきあいなんか出来ないよ、となってしまうのではないかなあ。だってヒョードルが特別にカネにうるさいとか、敷居が高いとは言い切れないですからね。カネはUFCのオファーが一番いいと言いながら蹴って、Bodogとか「やれんのか!」のリングに上がったり、M-1とか Golden Boyとか、ジョークかもしれない新興団体ばかりとつきあっている。

ただ今回は、UFCもヒョードル獲得にがんばるのではないかと思うな。だって、これでクートゥアとの裁判沙汰をご破算に出来ちゃう可能性もあるわけで。ファン目線では、ヒョードルが結果的にここ数年、マイナー団体でマイナーな相手としか戦っていないことは残念だし、UFCでの晴れ姿も、一度見てみたいのも確かだ。

(出所)
Impact Report: Lessons Learned from Fedor's Imminent Departure (Sam Caplan)
Fedor Not Under M-1 Contract; More Details on Golden Boy/Affliction Promotion (MMA Payout)
Emelianenko Never Under Contract to M-1 (Sherdog)

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Crossover Appeal?: Mayweather-WWE & Silva-Jones (MMA Payout)

この記事によると、レッスルマニアまで約1ヶ月間、WWEでおつとめ中のフロイド・メイウエザーのギャラは2000万ドルと伝えられていますが、実際のギャラは200万ドル・プラス・PPVボーナスだそうです。毎週、WWEの500万人の視聴者に露出することの広告価値を、メイウエザー側のマネジメントが見積もった値打ちが2000万ドル相当である、ということのようです。

うーん。広告価値は逆じゃないかなあとは思うけど、まあ、WWEはうまい商売をしたし、メイウエザー側のマネジメントも、目先の金銭だけではなくて、なんらかの長期的な計算が出来ると言うところはさすがです。

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Not ready to rumble: Buffer to have throat surgery (CBCSports.ca)

ボクシングのリングアナウンスで有名な ("Let's get ready to rumble!")マイケル・バッファーさん(63)が、ノドに出来た腫瘍を取り除く手術を行うそうです。術後の現場復帰にも前向きだとか。

UFCで "It's Time!"で有名なのはブルース・バッファーさんですが、前から気になっていたのでWikiで調べたところ、やはり弟さんだということです。ちなみにブルースさん、かつてはBJJをたしなんでいたとか。それと、お二人の決めぜりふは登録商標になっています。時が来た!というのはケロの方が先立ったのではないかと思うけど。

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Quote of the Day (Bloody Elbow)

先日のUFC大会で岡見に敗退したエバン・ターナー自身のブログより。現在は削除されているようですが、これが最新記事なのだそうです。ファイトマネーはもうなくなったのでしょうか。これではまるでアメリカ版ターザン山本です。

ちょっと変化を付けようと思って、店まで行って無名ブランドのツナ缶と食パンを買ってきた。とにかく腹が減っていたんだ。これでもう何日ツナサンドを食っているだろう?

僕は完璧に破産した。銀行口座の残高はマイナスだ。この2年間、試合から離れている間に、色んな意味で深い穴にはまってしまった。

そこでひらめいた。残りのお金をカジノに賭けて、もしかしたら、もしかしてツイていたら、請求書の支払いくらいは出来るかと思ってね。で、やってみた。カジノに行って・・・そして幸運なことに、俺はやったよ!と思ったんだが・・・勝ち負けを何度も何度も繰り返し、勝った分を失い、最後には、最初の持ち金まで失ってしまったよ。



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亀田の試合、見ました。語彙が増えたような、大人っぽい試合ぶりではなかったですか?解説によると、戦法についてもいろいろ実験もしていると言うことだったし。トレーナーやセコンドが変わった効果はでていたのではないかと。それにしても25歳で引退願望というのは、やっぱ現状結構キツイか。がんばれ。リングサイドの猪木の赤いマフラー(?)がイヤに目立っていました。サイドストーリーをいろいろと持っているのもさすが。

たむけんホッ?焼き肉タダ免れた(スポニチ)

 焼き肉一生タダは免れチャ~った!?亀田興毅のスポンサーになり、トランクス左太腿前部にオーナーを務める「炭火焼肉 たむら」の広告を掲載したピン芸人・たむらけんじ(34)は、判定勝ちに胸をなで下ろした。「KOなら亀田家の焼き肉一生タダ」と約束。仕事先の岡山でテレビ観戦中は「3回くらいまでフローレスを応援してました」という。ただ、勝ったことで「あしたから1週間、亀田ファミリーはタダ」と太っ腹の約束。今後の契約についても「話が来ればまた考えます」と話していた。


亀田興毅「25歳で引退、結婚…」テレビ番組のインタビューで語る(産経新聞)

 ボクシングの亀田3兄弟の長男、興毅選手(21)は23日に放映されたTBS系列番組「サンデー・ジャポン」のインタビューで、25歳で引退する考えを示した。

 昨年12月に収録されたというタレントの高橋ジョージとのインタビューで、亀田選手は、25歳までにスーパーフライ級を制して3階級を制覇することを目標に掲げ「25歳になったら引退しようと思っている」と発言。その後についてたずねられると「25歳になったら結婚して、あとはボチボチ…」と落ち着いた表情で語った。

 亀田選手は22日、8カ月ぶりとなる試合で世界ランカーのレクソン・フローレスと対戦、3-0の判定で勝利。試合後には、昨年10月に弟・大毅(19)を破っているWBC世界フライ級王者・内藤大助選手(33)に挑戦する意向を表明している。



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